7月17日、女優の結城モエ(30)が東京都豊島区のとしまセンタースクエアで開催された「としまミステリーフェス」記者発表会に出席した。
この日発表された「としまミステリーフェス」は、「少年探偵団」「怪人二十面相」のシリーズで知られる日本の推理作家の父・江戸川乱歩の生誕 130 周年を記念し、豊島区と一般社団法人としまアートカルチャーまちづくり協議会の共催、一般社団法人 日本推理作家協会の協力で 2024 年 11 月 1日から 11 月 4 日の期間、あうるすぽっとをメイン会場、豊島区内各所をサテライト会場として開催。豊島区をミステリーで魅力あるまちづくりにすべく、産学官連携でのさまざまな体験コンテンツを届ける。
推理作家・島田荘司さんの連作短編集「網走発遙かなり 改訂完全版」を原作に、江戸川乱歩の知られざる秘密に迫る映画「乱歩の幻影」(7 月 26 日公開、秋山純監督)で初の映画主演を務める結城は「やっぱり初めての主演なので、自分にとっても一番大事な記憶に残るもの」と同作への思いを語り、出演オファー時を振り返って「まずは率直にすごい嬉しかったです。幼い頃から本を読むことがとても好きだったので、 今回島田先生の原作に秋山監督のチームでこの作品が作れるってことに対しての喜びも大きかった」と笑顔を見せた。
イベントでのトークショーには結城のほか、秋山監督と島田さんも参加。劇中で乱歩の魅力に取り憑かれた主人公・弓子を演じた結城は「小説が好きで作品にハマっていくといくという私とも共通点があるような役柄」だと語り「作品の世界にのめり込んでしまって現実と本の話とかがわからなくなるほど没入していくっていう姿から、皆さんにも一緒にその本を読んだ感覚になりながら楽しんでいただけたら」とアピール。「本が大好きなことがこの 3 人で共通する部分で、ある意味での共通言語をもったチームでこの作品を作ることができて本当によかったな」と瞳を輝かせた。
原作者の島田さんは同作では脚本と音楽も手掛けており、「よくこんなにかわいい子が世の中にいたものだと驚きましたよ。何より彼女はインテリですから〝本を読む人〟という感じがよく出ていて、そのままでとてもよかった」と監督と揃って結城を絶賛。
「ここまで褒めていただけるなんて、本当に光栄です」と照れ笑いを見せた結城は 「島田先生の作品はミステリーというものが、私たちが生きてる中で自分たちにも身近な存在に感じさせてくれることが魅力」と褒め返し、「池袋で開催される『としまミステリーフェス』でも体験しながらミステリーをより近く感じて楽しむことができますし、映画『乱歩の幻影』も私たちが何かを体験していく中で、自分たちの妄想や空想の中でどんどん新しいミステリーが生まれてくるのかもしれないということが感じられるような映画になってるので、ぜひ皆さんに楽しんでいただけたら」と呼びかけた。
・-・・ ・・・- -・-・- ・-・-・結城モエ
1994 年 5 月 18 日生まれ 30 歳 福岡県出身 慶應大学法学部卒
2017 年に日本テレビ系連続ドラマ「脳にスマホが埋められた!」で俳優デビュー。
現在放送中の日本テレビ系連続ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」のほか、7 月 19 日放送開始のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「伝説の頭(ヘッド)翔」などに出演。
映画『乱歩の幻影』
7 月 26 日より池袋 HUMAX シネマズほか全国順次公開
出演:結城モエ、高橋克典、常盤貴子ほか
監督・プロデュース:秋山純 原作・脚本:島田荘司
関連画像