一般社団法人 日本国際ダンス連盟(FIDA JAPAN)主催による「FIDA GOLD CUP 2024」が2024年11月3日(日)、東京都目黒区にて開催され、GOLDダンスチームの頂点を決める熱戦の末、埼玉県の「ケロッグ・ダンディーズ」が優勝を果たしました。
3回目の開催となる今回は、全国から16チームが参加し、GOLDダンスチーム同士がコンテスト形式で競い合いました。
出場メンバーの平均年齢は70歳で、優勝賞金100万円を懸けた激しいバトルが繰り広げられました。
審査基準は「振付」「表情」「活力」「衣装/ヘアメイク」「完成度」の5項目と、メンバーの年齢に応じて加算される「GOLDポイント」に基づき、1位から3位までが決定しました。
また、各審査員が一番笑顔になれた作品を選ぶ「審査員特別賞」が下記チームにそれぞれ贈られました。
神田勘太朗賞:GOLD DRAGON
MIHO BROWN賞:まかろん♪
Maasa賞:ケロッグ・ダンディーズ
そしてチャレンジ企画〜ダンスバトルover81〜では大会出場メンバーの中で81歳以上のダンサーがチームメイトの応援のもとダンスバトルをし、どのダンサーが一番元気を届けたかで勝敗を決定。
大会平均年齢、最高齢のまかろん♪所属、山下道子 (やましたみちこ)さん91歳が見事「BEST GOLD DANCER」に選ばれ幕を閉じました。
FIDA JAPAN名誉会長の杉良太郎氏は、「ダンスは若い人だけのものではない。健康で長生きしてほしいので高齢者のダンス大会をやりたいという発案から、全国47都道府県にチームの設立を目指しました。神経痛に悩まされ、なかなか身体がうまく動かない中、お医者さんにやめとけと言われる中、本番に行くんだ、イタタタとそんな表情を見ながらの大会にしたかったのですが、皆さんも見ていただいた通り90歳であんなに元気だと困ってしまいます。来年は賞金100万円では収まらない大会にしたいと思っているので今後のFIDA GOLD CUPお楽しみにしていただきたいです。」とコメントしました。
FIDA JAPAN会長であり審査員を務めた神田勘太朗氏は、「杉名誉会長と共に日本の高齢者の元気をもっと力強く、さらにこの日本を元気にしていくという思いからこのプロジェクトを発足しました。ダンス業界に長く関わっていますが、これほど笑顔になれる大会はないと思います。日本は世界で見ても稀に見る超高齢化社会に突入しますが、その課題を”ダンス”で杉名誉会長と共に解決していきたい」と述べ、会場は拍手と声援に包まれました。
■最高齢102歳が踊る「健康ダンス」来月に100歳のお誕生日を迎える伊藤小枝子さん、ステージで健康ダンスを披露!
本大会の中では、厚生労働省「知って、肝炎プロジェクト」「健康一番プロジェクト」の特別プログラム「ダンスでつなぐ健康の輪」が実施されました。
大会の審査員でもあるMaasa氏は、「健康一番プロジェクト」のサポーターとして、これまで各地で様々な年代の方と「健康ダンス」を行ってきました。
この健康ダンスは、肝炎の専門家と高齢者の認知・身体機能の専門家の2名の先生の監修を受け、Maasa氏が振付を考案したオリジナルダンスで、有酸素運動の効果や年齢を重ねると衰えてしまう機能の強化、肝炎予防にも効果が見込めるものとなっています。
本イベントでは、3歳から102歳までの幅広い世代が踊る姿を場面ごとに切り取って1曲につないだ、健康ダンス動画が初公開されました。
動画には年齢関係なく様々な方がいきいきと楽しく踊る姿が収録されており、下は3歳、最高齢は102歳で、その差はなんと約100歳。世代を超えダンスを通して健康になる姿、そして100歳になっても健康であれば、どんな新しいことにもチャレンジできるということを、力強いパフォーマンスで体現しています。
100歳以上の方が出演する健康ダンス動画の放映で会場は大いに盛り上がりを見せましたが、続いては観客の皆さんと一緒に健康ダンスのダンスチャレンジ企画が行われました。Maasa氏のわかりやすく、楽しくなるようなダンスレクチャーの後は、会場にいる全員で音に合わせてダンスタイム。
大きく手や足を広げリズムに乗って踊り、近くの人と笑顔で見合うなど様々な様子が見受けられ、会場は更に盛り上がりを見せました。
ダンスチャレンジでは、健康ダンス動画に出演していた来月100歳のお誕生日を迎える伊藤小枝子さんがゲスト登場し、実際にパフォーマンスを披露してくれました。
杖もつかずすたすたと歩き腕を大きく振って踊る姿は、とても来月100歳を迎えるようには見えず、会場からは驚きの声があがりました。
伊藤さんはステージに立った感想を「ダンスを覚えるのは大変だったけど、でも苦しさが少しはないと楽しみも大きくないんです。できる、できないの問題ではなくて、30点満点を目指してやってみたらどうにかなりました」と言って喜びをにじませ、心を動かすパフォーマンスをしてくれました。
FIDA JAPANは、全国47都道府県に65歳以上のダンスチームを設立し、ダンスを通じたシニア世代の健康長寿を推進しています。2024年11月3日現在、全国19都道府県に31チームが登録されています。
「GOLD」という名称には「Good OLD(古き良き/良い形で年を重ねる)」という意味が込められています。
イベント概要
イベント名:FIDA GOLD CUP 2024(読み:フィーダ ゴールド カップ ニーゼロニーヨン)
開催日:2024年11月3日(日)
会場:めぐろパーシモンホール(〒152-0023 東京都目黒区八雲1丁目1−1)
主催:一般社団法人 日本国際ダンス連盟 FIDA JAPAN
協力:株式会社 杉友
協賛:株式会社アエックス / 株式会社Asue / 株式会社佐藤製薬 / 株式会社富山常備薬 ※50音順
コンテスト出場者一覧
【GOLD(16組)】
ダンス健康クラブ登録チーム/活動地域
F-BLUE(エフブルー) / 宮城県
FOREVER CHANCE!(フォーエヴァーチャンス!) / 神奈川県
GOLD DRAGON(ゴールドドラゴン) / 埼玉県
Golden JBz(ゴールデンジェービーズ) / 宮城県
Here we go!!(ヒアウィーゴー) / 東京都
JBR Unions(ジェービーアールユニオンズ) / 東京都 / 愛知県
JBRevolution(ジェービーレボリューション) / 大分県
KIZUNA CREW(キズナクルー) / 新潟県
MoreYourRhythmモユリズム(モユリズム) / 宮城県
SIJ GOLD CREW(エスアイジェー ゴールドクルー) / 熊本県
TEAM★HOLIDAY(チームホリデイ) / 東京都
YDK65(ワイディーケーシックスティファイヴ) / 青森県
かわば・春駒チェリーズ(カワバ・ハルコマチェリーズ) / 群馬県
ケロッグ・ダンディーズ / 埼玉県
ソウルフルフーズ / 静岡県
まかろん♪ /大阪府
出演者
• FIDA JAPAN 名誉会長 杉 良太郎
• FIDA JAPAN 会長 神田 勘太朗
• 審査員(3名):神田勘太朗、MIHO BROWN、Maasa
• MC:ケリー隆介
ゲスト出演(1組)
• 【日本大学明誠高等学校】 Agat
一般社団法人 日本国際ダンス連盟 FIDA JAPANについて
FIDA JAPANは「ダンスの普及と振興を図り、ダンスを通じて社会発展および世界平和に貢献する」を理念に、
• 日本発のプロダンスリーグ「第一生命D.LEAGUE」への公式ルール提供
• 高校生ダンス部大会の開催
• 65歳以上のシニアダンスクラブの設立
• ダンスにおける国際基準を定める機関の設立構想
などを通じて日本のダンス界の発展に貢献し、ダンスによる国際交流の実現に努めています。