8月30日、元Folder・Folder5のメンバーで現在は歌手や俳優、そして1児のママでもあるAKINAさんが東京・渋谷のJZ Brat Sound of Tokyoで「AKINA 27th ANNIVERSARY LIVE」を開催した。
JZ Brat Sound of Tokyoは、渋谷のセルリアンタワー東急ホテル内にある高品質な音響設備を備えたジャズクラブ。主にジャズを中心に多彩なライブが行われ、洗練された雰囲気の中で音楽と食事を楽しめることができる音楽ファンに人気の場所。
この日は台風の影響で台風から遠く離れた東京でも雨が降ったり止んだりする中で開催が危ぶまれたが、なんとか無事に開催。
AKINAさんが登場すると、オーディエンスの温かい拍手で迎えられ、「今日は本当に台風でどうなってしまうのか心配だったんですけど無事に開催できて嬉しいです。今日は短い時間ではございますがよろしくお願いします。」と挨拶し「song for berry」からスタート。大人な雰囲気を醸し出すジャズクラブ空間にAKINAさんが演奏するテナーサックスの音色が響き渡る。
続いて「planet」「our time」と披露し、AKINAさんの可憐な歌声をじっくりと聞き入る。
MCでは改めて「今日は天気が悪い中、本当に今日はライブ開催できるのかなとドキドキしていたんですけども、無事に開催できて良かったです。ありがとうございます。皆様本当に忘れない・・・!」と駆け付けたファンに感謝の気持ちを伝えた。
そしてこの日、ピアノ演奏でライブに参加した竹田麻里絵さんと一緒に楽曲制作をした「分ってるのに」を披露。
MCを挟み「ストラス」はオーディエンスの手拍子で盛り上げ、その流れでバンドメンバーを紹介。中園亜美さんのサックスの音色にオーディエンスは大盛り上がり。1stステージラストは「city of stars」を披露して小休憩。
JZ Brat Sound of Tokyoは音楽だけでなく、食事も楽しめるのが特徴。多彩なフードメニューと共に、美味しいカクテルやワインを堪能できる。この日は特別にAKINAさんが考案したオリジナルカクテルも用意され、オーディエンスは食事やドリンクも堪能。
しばらくすると、2ndステージがスタート。
Folder5のデビュー曲「スーパーガール」で盛り上げると、MCでAKINAさんは「私は1997年にFolderというグループでデビューしました。私、デビューした時小学校6年生だったんですけど、今も元気に歌が歌えること本当に嬉しいです。幸せです。」と感謝し、folderの名曲をメドレー。
そして、「AKINA 27th ANNIVERSARY LIVE」にスペシャルゲストとして、“桑マン(クワマン)”の愛称でお馴染み ラッツ&スターのメンバーでトランペット奏者でも有る桑野信義さんが登場。
AKINAさんのサックス演奏と桑野信義さんのトランペット演奏。
その2人がラッツ&スターの名曲「め組の人」を披露。
今夜限りのスペシャルセッションにオーディエンスは大盛り上がり。
もちろん、桑野信義さんは「THE夜もヒッパレ」や「志村けんのバカ殿様」などの音楽番組やバラエティ番組の出演で培われた対応力は健在。
桑野信義さんは「皆さんこんばんは三浦大知です!」と小ボケをかますと、すかさずAKINAさんは「なんでやねん!」とツッコミして爆笑を誘う。
67歳になられた桑野信義さんは「AKINAちゃんが前から、ちょっとクワマンさん一緒にどうですか?と誘ってくれて、俺からしたら自分の娘みたいなものなので、Folder5は当時小学生でしょ、俺たちが夜もヒッパレに出てた頃は子どもだもんね。その頃からね・・・。それで13年ぐらい前に舞台でも一緒にやらせていただきまして、そして今日ここに・・・。」と語ると、AKINAさんは「再び、ご縁をいただきありがとうございます。」と語る。
続けて、桑野信義さんは「本当に嬉しいよ。AKINAちゃんがずっと役者をやったり、女優をやったり、振付師をやったり、そして今回会ったらサックスやってるじゃないですか・・・」と語ると、AKINAさんは「出会った頃は結婚する前だったので、一緒に(ライブを)やりたかったんですよ。断られるだろうなと思って・・・。」と語ると、桑野信義さんは「んなことは無いよ。サックスとトランペットで、まさか“め組の人”を演奏して歌うとは思わなかった。」と語ると、ラッツ&スターの裏話をこの日駆け付けたオーディエンスの前で語り、爆笑トークで盛り上げました。
そしてAKINAさんと桑野信義さんとのスペシャルセッション2曲目はラッツ&スターの「夢で会えたら」を披露。
夢のような一夜に、オーディエンスはその歌声に聞き惚れる。
様々なアーティストがカヴァーした「夢で会えたら」。男性アーティストがカヴァーしたのがラッツ&スターなんだそうで、その裏話も飛び出すなど、トークでも大盛り上がり。
さらに、「cantaloupe island」を披露すると、途中アドリブでソロ演奏が行われ、二度と見ることができないこの日にしか作り出せないアドリブ演奏にオーディエンスは大熱狂。MC力で培われた盛り上げ上手な桑野信義さんとのスペシャルセッションにオーディエンスは歓喜した。
桑野信義さんとのスペシャルセッションを無事終えると、次に披露したのは相当なテクニックが必要な“Brecker Brothers”の「Some Skunk Funk」を「AKINA 27th ANNIVERSARY LIVE」にアレンジして披露。
AKINAさんは「もう難しくて難しくて難しくて・・・。」と語ると、中園亜美先生は「AKINAさんがサックスを始めたのっていつでしたっけ?」と質問すると、AKINAさんは「2021年にテナーサックスを初めました。」と語ると、中園亜美先生は「始めた頃に、冗談で、麻里絵エンジェルと“Some Skunk Funk”とか吹き出したら怖いよねと言ってたんです。サックスで言ったら、超絶で一番難しい曲なんだけど、サックスで言うと定番曲。特にテナーサックスの代表曲なので、吹き出したらまじうけるよねと言って話したら、結構早い段階で、これ10年やって初めてサックスの人ができるかなという曲を3年満たないくらいで、本人が見つけてきて・・・。」と語ると、AKINAさんは「亜美ちゃんのレッスンを受ける前に、いつもレッスンの1時間前に早く入って練習してるんですよ。もうちょっとで亜美ちゃん来るなと思って、曲を流しながら準備している時に亜美ちゃんがトントンと来て、“AKINAさん Brecker聞き出したんですか?”と言われて・・・。」、中園亜美先生は「開けちゃ行けない扉を早くも開けたなと思って・・・。正直サックスをきちんと吹けるようになるのが3年じゃならないものなんです。テナーサックスを初めて、何か月かでライブをまずやってるじゃないですか、その時点で凄すぎるんだけど、(サックスを初めて)3年でBreckerは誰もやらないんですけど、こんなに早く“Some Skunk Funk”を皆さんの前で披露する日が来るとは思ってなかったです。本当にすごいことです。」とAKINAさんのテナーサックステクニックの上達を褒めまくり。
本編ラストは沖縄発特撮ドラマ「ハルサーエイカー2」、映画「ハルサーエイカー」の主題歌になったMONGOL800のカヴァー曲「RISE&SHINE」を披露。
すぐさまアンコールも行われ、ラストはFolder5の「believe」を披露して、「AKINA 27th ANNIVERSARY LIVE」を無事終えた。
最後にスペシャルゲストの桑野信義さんも再び加わり、AKINAさんと桑野信義さん、そしてバンドメンバーみんなで記念の集合写真を撮り、夢のようなスペシャルな一夜になったに違いない。
・-・・ ・・・- -・-・- ・-・-・AKINA
2024.08.30
27th ANNIVERSARY LIVE
会場:JZ Brat sound of tokyo
guest 桑野信義(vo,tp)
Members
AKINA(Vo,Sax)
中園 亜美(Sax)
竹田 麻里絵(Pf)
工藤 明(Ds)
堀井 慶一(Ba)
北島 優一(Gt)
セットリスト:
M1. song for berry
M2. planet
M3. our time
<MC>
M4. PM
M5. 分ってるのに
<MC>
M6. ストラス
M7. city of stars
2nd
M8. スーパーガール
<MC>
M9. folderメドレー
パラシューター>ジャカジャカジャンケンポン>BAD ROUTING
M10. め組の人
<MC>
M11. 夢で会えたら
<MC>
M12. cantaloupe island
M13. Some Skunk Funk
<MC>
M14. RISE&SHINE
<アンコール>
M15. believe
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