6月29日、『ELLE ACTIVE! FESTIVAL2024』が麻布台ヒルズ ヒルズタワー34階にて開催された。
本イベントは“深めよう。いい関係でいい未来“をテーマに、あらゆる人をエンパワーし、より良い変化を共に創造していくエルのプラットフォーム「ELLE ACTIVE!」が主催するイベント。
「ELLEgirl Next LAB Presents 小田切ヒロ×池田美優の“今こそ必要なギャルマインド”」と題したトークセミナーが行われ、時代を先駆けるヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさんと、令和のギャルタレントで“みちょぱ”の愛称でお馴染みの池田美優さんが登壇。
小田切ヒロさんは「皆様の人生の1ページになるような素敵なイベントにしたいと思いますのでよろしくお願いします。」、みちょぱさんも「素敵な1ページになるように、小田切さんとは初めましてなので、どんな感じになるかワクワクしてます。」と挨拶しスタートした。
小田切ヒロ:“ギャルマインド”というのは他人事じゃないということです。私もある程度落ち着いた年齢になったんですけれども、一時期はですね、ギャルだったら時期があったんですね。そのギャルマインドをずっと持ったまま大人になった。だけど、ギャルというのはですね他人事ではなく、ギャルのマインドというのはやっぱりポジティブであって前向きであって、やっぱり人生を楽しみたい勢いがある世代のマインドなんですね。なので、このギャルマイドっていう言葉を皆さん知ってると思うんですけれども、他人事ではなく、やっぱり人生というのはですね終わりまでが人生になりますので、それまでこのギャルマインドを持っているということがいかに大切かという話、それを今日たんまりとさせていただこうかなと思ってます。
みちょぱ:なぜ今、ギャルマインドが必要なの?っていうのが確かにあって、ギャルって一時期ちょっと煙たがられてた感じがしたので、逆に今すごくフューチャーされてることにすごく嬉しく思ってて、私も見た目もだんだん落ち着いてきちゃったので、もうギャルじゃないんじゃないかとか言われがちですけど、やっぱりマインドはずっとギャルのマインドでいるので、お伝えできたらなと思います。
ELLEgirl20周年記念企画として 小田切ヒロさんのメイク連載「Makeup GeneLator」をスタートしたことについて
小田切ヒロ:ギャルと言っても、年々ギャルのスタイルって違うと思います。私たちが旬だった頃のギャル、そしてみちょぱさんの令和時代のギャル、そして現代のギャル、そのギャルというところで、やっぱり日本のね。今、皆さん街歩いてますとね、ギャルと言われるような方達って見かけなくなりましたよね。あとやっぱりメイクアップもどんどん薄くなっていって、バブル時代、そしてその令和のギャル時代やっぱりメイクの強い女性があれだけ溢れていたのに、今となっては全く見なくなってしまったというのは他人事ではなく、社会がやっぱり潤っていないということです。メイクと社会というのはつながっている、女性だったり、もちろん男性もなんですけれども、メイクが華やかということは、日本の社会が潤ってるって証しになりますので、海外から見た日本人とはというところで、これだけメイクが薄い人たちが、全然すっぴん風みたいな方が多いということは、やっぱりその部分でやっぱり日本人は弱い。この国自体がちょっと弱まってるなってイメージになってしまうので、ここは本当にメイクで盛り上げる。私が何かしら力になれるという部分が、そこの部分だと思うので、みちょぱさんもギャル卒業と言いつつも、やっぱりちょっとねメイクしっかりされてね。この感じがやっぱりちゃんと自分のマインドだったりとか、私はこうっていう主張ができている。これがやっぱり社会を潤わせる、社会の景色として 1人の景色としてとってもいいなっていうのを感じるので、今回の連載もですね。ちょっと派手目にメイクをさせていただいてるんですけれども、少しやりすぎぐらいがいいなと思っていてで、私ぐらいの世代になってくるとバランス感覚が必要になってくるんですね。でもそのバランス感覚ってやりすぎがないと引き算ができない。だからメイクアップでは少しやりすぎでも良い、落とすことはできるので、そのやりすぎたところからどう引けばいいかっていうバランス感覚は大人になってからどんどん養っていけばいっていう気持ちで、今回の連載ではちょっとやりすぎ感、けどいいよね。っていうところに落とし込んでやらせていただいてます。
みちょぱさんはご自身のメイクはどうですか?
みちょぱ:自分のメイクは確かに、10代の時に比べると、つけまつげもだんだん薄くなって、そこからもうしなくなっちゃったりとかするんですけど。それが今大人になってどんどん引き算して行ってるっていう感覚で、確かに初めてメイクした時とかは、小学校 5年生でギャルに目覚めたので、その時まだサーフ系ギャルとかが行った時で、つけま3・4枚とか、その時代で、お姉さんたちが派手なことをしてるみたいな、それを見よう見まねでずっと真似をして、ラインとかも太ければ太いほど盛れると思っていて、それがだんだんそれも引き算になって、自分に目に合う形とか、自分の顔に合う形がだんだんわかってきて、今はこの形に落ち着いてはいるんです。
小田切ヒロ:それはやりきったことによって引き算ができて、バランスをちゃんとね。捉えることができるってことですよね。
みちょぱ:やりすぎるのが一番、最初はいいかも。今は逆にナチュラルであればいいみたいな感じの風潮になってるのはちょっと納得行かない部分も有りますね。
小田切ヒロ:日本だけじゃなくて世界を見ますとですね。やっぱり社会が潤ってる国の女性の顔って、すごく派手なんです。私はね、バブル世代から生きさせていただいておりますので、お母さんのお腹にいる時から景色を見てました。当時はですね。本当にワンレンボディコンの、それこそ平野ノラさん的な方が、うちのお母さんもそうだったんですよ。そういった方たちが世の中多かったのに、やっぱり社会によって、メイクのルックが変わってくる。トレンドだけではなく、社会の潤いなんですよね。やっぱりそこはどうにもできないと思いつつも、やっぱり一個人としてのパワーとしては、メイクをして華やかに聞かざる。そうやって周りを明るくするっていうことが社会貢献してるってことをちゃんと知っていただきたいなっていう気持ちで、今はメイクをさせていただいてるんですよ。なので、みちょぱさんもこうやって引き算して、ナチュラルになったと言いつつも、ちゃんと主張がありながら目元はキラメイクして、オーバーリップして、美白ブームと言いながら、こんがり焼いちゃう。この感じ。それこそ多様性と言われてるのは、言葉だけが一人歩きしちゃってるんですよ。そうではなく、本当自分の中でこれがいいと思ったもの、それをちゃんと貫いて、でもそれは貫きながらも自分に合うように落とし込んでいくってことが大切なんですが、やっぱり自分に素直に忠実に生きるっていうことがとても大切だというのはみちょぱさんを見て感じます。
みちょぱ:今、働いてる場所がとかで、やっぱりメイクもそんなに派手にできない人が確かにやっぱりいるよね。それこそだからギャルマインドを持っていくとメイクじゃなくて、違う部分でギャル部分の要素を持つっていうのはすごく大事だと思います。
小田切ヒロ:でも待って! アフター5があるわよ。お仕事中はお仕事メイク。アフター5で女子会なら女子会メイクよ、デートだったらデートメイクしなきゃダメよね。そうやって使いこなして行く。
みちょぱ:それも大事です。
小田切ヒロ:そうやって楽しむっていうことがね。周りにもそういうパワーというか、そういう気持ちが伝わったりすると思います。
ギャルマインドでお仕事を乗り切る為にメンタルを安定させる方法とは?
小田切ヒロ:スマホの待ち受け画面に絶対上がるもの、上がるもの何でもいいんですよ。ペットでもよければ、憧れてるブランドのバッグでもよろしいですし、私はですね、これ誰にも言ってないですよ。とあるハワイ在住の一般人のインフルエンサーがいらっしゃるんですよ。その方が一生懸命自分の自宅でね、ジュエリー作ってるんですけど、その方が可愛くて、その方をですね待ち受けにしてます。やっぱりその子のね、ライフスタイルをインスタで見るんですよ。健気でピュアで可愛いんです。そのピュアな気持ちで癒されるんですね。そういった癒される、癒し物。待ち受け画面にはパッと見ると癒されるもの。そうするとメンタルが不安定になっている時でも、スマホって常に見るじゃないですか。それをパッと見た時、一瞬でもちょっと上げてくれるもの。これがメンタルを安定させる方法かなと思います。
みちょぱ:すぐ目に入るものだし、常に何百回と見ますからね。
小田切ヒロ:みちょぱさんはどう?
みちょぱ:今を楽しむ。考えないで、とりあえず寝ちゃおうみたいな。みんな夜になって考えてるから。寝ればいいじゃんって思うんです。睡眠の質を上げるようにとか、そっちに切り替えてとか、そうして寝ることが大事です。
小田切ヒロ:身体と細胞と心のメンテナンスがやっぱり睡眠になるので、睡眠の質が重要よね。その睡眠の質の為に、私、無難にお風呂です。温める。巡りケア。毎日やることで、毎日安定的なメンタルをキープすることができるのと、やっぱり、睡眠の質も常にベストができます。
最後に
小田切ヒロ:今日のお話が、本当に皆様の人生の1ページになったかなって勝手に思っておりますので、今日のお話が気持ちが落ち込んだりだったりとか、ちょっとネガティブになった時にちょっと思い出していただくだけで、本当に御の字でございますので、ぜひぜひ今日帰っていただいたら、自分のリラックスできる場所を是非見つけていただきたいと思います。
みちょぱ:あっという間の40分だったんですけど、なかなかやっぱこういうのを言葉にすること、質問されることって、SNS上では有るんですけど、それを自分の言葉で返す機会はなかなかなかったので、今日話したこと全部落とし込まなくていいなって、自分のできそうなこと一つでも入れてみてもらえたらなと思います。自分なりにどんどんやっていく上で、自分に合うものが見つかると思うので、ギャルがこうやってフィーチャーされて嬉しい部分も有りますけど、間違ったギャルが生まれないように、ギャルって可愛いんだよ。最高なんだよっていう、楽しそうですよギャルって!ていうのが今日は伝わったかなと思います。家に帰るまでがギャルマインドです。
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『ELLE Japon(エル・ジャポン)』について
世界で愛されているファッション誌『ELLE(エル)』の日本版として『エル・ジャポン』(毎月28日発売)は1989年に創刊、2024年に35周年を迎えます。コンセプトは「Open your appetite –好奇心いっぱいに生きて」。1945年のフランスで初めての『エル』が発刊されたとき、『エル』の創始者であるエレーヌ・ラザレフが読者に向けて語りかけた言葉です。ファッションをキラーコンテンツに、ビューティ、カルチャー、ライフスタイルなど、今に生きる女性たちを元気にするメッセージと明日へのイメージを高感度に発信します。そして1996年、初の女性誌ウェブマガジンとして誕生したのが『エル デジタル』。2021年に25周年を迎えた『エル デジタル』は、時代のニーズに合わせて進化を続け、デジタルファッションメディアのパイオニア的存在として、圧倒的なボリュームのオリジナル記事を毎日更新しています。
また、『エル・ジャポン』の雑誌には、「FSC® 認証」※1の紙を使用しています。紙面においては、環境に配慮されたベジタブルオイルインク、nonVOCink( 一部除く) を使用しています。2023年3月からはグリーン電力の導入※2による印刷・製本でお届けしており、責任ある調達と雑誌づくりを目指しています。
※1 適切に管理された森林と、責任をもって調達された林産物に対する国際的な認証制度(ライセンス番号: FSC® -C 103651)※2グリーン電力の導入とは、「グリーン電力証書システム」を使用した取り組みです。自然エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を「グリーン電力証書」という形で取引しており、「グリーン電力証書」を購入することで、証書に記載された電力量(kWh)相当分の自然エネルギー由来の電力を使用しているとみなされ、国内の自然エネルギー普及や温暖化の抑制、省エネルギー(化石燃料の消費削減)等に貢献することができます。