通算12枚目のCDシングル「U(2)Zone LINE/恋はアップ(2)Summer」を8月16日に発売するアップアップガールズ(2)(以下、アプガ(2))が、CDリリース記念イベントを8月15日(月)に東京・マリーグラン赤坂で開催した。
アプガ(2)は、今年5月から、高萩千夏、鍛治島彩、中川千尋、佐々木ほのか、森永新菜、島崎友莉亜、新倉愛海による7人の新体制となり、夏のアイドルフェスなどで活躍中。新体制後初のCDシングル発売、さらには来年1月4日にZepp Hanedaでの単独ライブ開催が決定するなど気合いたっぷりだ。そんなアプガ(2)の勢いをさらにアップするために、テレビ、イベントでも活躍中の催眠術師・催眠療法士の夢幻颯人がリリースイベントに出演。リリース成功祈願やメンバーに催眠術をかけるなど、キセキと未知の世界が展開された。
大勢のファンが集まる会場にアプガ(2)が登場すると、ニューシングルから新曲の「U(2)Zone LINE」を披露する。今までにないアプガ(2)のかっこよさが詰まった攻めのナンバーを、メンバー7人は目まぐるしいパフォーマンスで魅せる。彼女たちの熱いステージに、観客から大きな拍手が送られた。
MCタイムに入ると、シングルリリースを記念してスペシャルゲストの夢幻颯人が登場。「U(2)Zone LINE」の歌詞に「キセキを起こせる」「未知の世界へ行こうよ」というフレーズがあるが、夢幻先生は「催眠術を使って、キセキと未知の世界をみなさんに体験していただこうと思ってます」と語る。
催眠術という新鮮な体験に期待溢れるメンバーたち。まずは苦手な食べ物克服ということで、スプーンいっぱいのわさびを高萩と島崎が食べることに。普通に考えて、わさびを直で食べるのは大変なことだ。高萩と島崎は「これは無理かも」と心配顔。そんな2人を、夢幻先生は催眠術で瞬間的に眠らせる。「321!」の合図で起きた2人はわさびを食べると、高萩は「全然ツンとしない」、島崎は「めちゃクリーム」と完食。その姿にメンバーからは「ほんと?」の声がかかり、高萩は「ほんとに甘いの。じゃあ食べてみて」と反論。そして森永と中川がわさびを食べると、「うわわ」「無理無理無理」と涙を流す。
早々に、ガチの催眠術のすごさを体感したメンバーたち。続いては鍛治島が苦手の牛乳にチャレンジ。鍛治島は「牛乳は匂いからダメなんです。でも、牛乳が飲めたらいろんな乳製品が食べられるじゃないですか」と自身の葛藤を口にする。大の苦手の牛乳を目の前に、鍛治島は眉間に皺を寄せる。手強い相手ゆえ、夢幻先生も「かなり深い催眠かけます」と渾身の術をかける。1度目は「まだ牛乳の匂いがします〜」と拒否する鍛治島だったが、2回目の催眠をかけたあと、あれだけ嫌がっていた牛乳を飲めるまでになる。「まさか自分が牛乳を飲めるなんて」「でもなぜ?」という混乱した表情の鍛治島。完全克服とまではいかなかったものの、彼女の奮闘に観客から拍手が起きた。
夢幻先生の催眠術はこれで終わりではなかった。「みなさん、ヒューマンブリッジって聞いたことありますか? 椅子と椅子の間に人が横たわって、真ん中を椅子を抜くんですけど、通常は術師がかけるんです。でも今回は、メンバーがメンバーにかけてヒューマンブリッジやります。催眠業界初です!」と語る。メンバーからは「私たちでもかけられるんですか?」と不安な声が上がるものの、夢幻先生は「いけます!」と太鼓判。
術にかかる佐々木は「えー、怖い!」と言いながら3つの椅子の上に横たわる。すると夢幻先生の指導のもとメンバーが、首、肩、腕、足先、膝、腰に術をかけていく。そして腰の位置にある椅子を先生が引き抜くと、佐々木は頭と足元の椅子のみで棒状で体制をキープしている。素の状態でやったら数秒で腹筋が崩壊する体勢だが、佐々木は「普通に力入れてないから全然余裕です!」「このまま次の曲いきましょう!」と笑顔でトークを繰り広げる。驚くメンバーに、夢幻先生は「本人は意識してないけど、筋肉が硬直してるんです」と解説。佐々木は、夢幻先生が術を解いてもまだ棒人間状態。しっかり術を解かれ、起き上がった佐々木は「なんか、ぶわーんって感じでした」と独特の感想を語った。
さらに夢幻先生は「では、ファンの方に催眠じゃなく暗示をかけてもよろしいでしょうか?」と観客にも術のひとつをかけようというのだ。「みなさん目を瞑ってください。頭の中であなたの好きなメンバーの顔を思い浮かべてください。みなさんは、この先もずっと彼女たちのファンとして応援したいです。3つ数えて手を叩いたら、もっとメンバーが大好きになってしまいます」と語り、321で素敵な暗示を会場中にかけて、夢幻先生のコーナーは終了となった。
「すごかった!」「未知の世界だ!」と催眠術の衝撃を口にするメンバーたち。高萩は「ほんとにキセキが起きたね」、鍛治島は「私、牛乳飲める日がくると思ってなかったです」と語る。佐々木は「私、雲の上に乗るのが夢だったんですけど、もう夢が叶った感あります。この催眠術の映像、次の『ワイドナショー』に流していただけたらなって思います」と、8月14日オンエアー回に出演したフジテレビ系ワイドショー番組『ワイドナショー』へ熱烈なアピールを送った。
ライブコーナーに戻ると、メンバー7人はニューシングルから新曲の「恋はアップ(2)Summer」を披露する。彼女たちは、トロピカルフレイバーの爽快なサマーチューンをラブリーに楽しくパフォーマンス。イベント当日にこの曲のMVが公開されたが、こちらも夏らしさたっぷりの映像になっているので必見だ。
そしてラストチューンは、アプガ(2)のデビュー曲「二の足Dancing」。メンバー7人は上を目指して走っていく思いを力いっぱい歌唱する。曲中では、鍛治島の特技・鼻リコーダーも飛び出した。メンバー7人は、全力のパフォーマンスで歌い切ると、会場は大きな拍手に包まれた。
最後のMCで、メンバーは現在の思いを口にしていく。鍛治島は「今日、こんな素敵な会場でリリースイベントができてとてもうれしいです。そして今日8月15日はアプガ(2)のファーストシングル「Sun!×3/二の足Dancing」の発売日で、私たちのデビュー日になります。こうしてデビュー日に12枚目のリリースイベントができているということは、5年間という長い道のりをみなさんと一緒に走ってこれたんだなと思えますし、ほんとにうれしい気持ちでいっぱいです。2022年は「2」がいっぱいのニキの年ですし、「U(2)Zone LINE」ということで、これからもっとゾーンに入った私たちを見てもらえるようにがんばっていきます!」とデビューからの感謝をファンに伝えた。
高萩は「もうひとつ大事なことがあります、2023年1月4日に開催されますZepp Hanedaでの単独ライブです」と、新体制アプガ(2)のビッグマッチ、来年1月4日のZepp Hanedaワンマンライブについて語っていく。「こちらは7人体制で挑むとても大きなライブです。私たちは、会場に来てくださったみなさんを幸せな気持ちにして、最高の笑顔で溢れるライブにしたいと思ってます。今回のシングルもそうですが、今のアプガ(2)の勢いを見せるライブにしたいと思ってますので、今日会場に来てくださったみなさん、配信を見てくださってるみなさん、ぜひ1月4日はたくさんの友だちを連れてきてください! ひとりでも多くの方に、Zepp Hanedaにお越しいただきたいです。ぜひよろしくお願いします!」と声を上げた。
催眠術という未知の世界に飛び込み、キセキ体験を身を持って実感したアプガ(2)。新たな魅力の詰まったニューシングル「U(2)Zone LINE/恋はアップ(2)Summer」とともに、ここからさらなる高見を突き進んでいくことは間違いない。2023年1月4日のZepp Hanedaでのワンマンライブに向けて、熱く楽しく前進していくアプガ(2)に注目してほしい。