6月15日、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ アンジュルムの日本武道館コンサート『アンジュルム CONCERT TOUR -The ANGERME- PERFECTION』が行われ、約8500人のファンが大集合した。
季節はカエル🐸が鳴く梅雨。
九段下駅から続く日本武道館への道中は霧雨が降る中、ファンは足早に“アンジュ武道館”を見る為に向かう。
アンジュルムはハロプロのアイドルグループの中では女性ファンが多く、日本武道館に向かう人たちは幾分 女性が多い印象だ。
この日は久々の卒業公演では無い為、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかファンは開演を待ちわびた。
今回の“アンジュ武道館”は360度囲まれたステージ。
時を刻む音が会場内に響き渡るといよいよアンジュルムの登場だ。
南北に分かれて2人ずつメンバーが登場すると、最初に披露したのは5月11日にリリースされたシングルの中から、ほとばしるパッションとエナジーが燃えさかる情熱のラテンナンバー「愛・魔性」。
日本武道館公演ならではのヘアーメイクにも注目を集め、編み込まれた気合の入ったヘアースタイルの竹内朱莉がひと目でリーダーとわかるほど。そして、ハロプロのおしゃれ番長・佐々木莉佳子のネイルもひときわ目立っていた。
続いて「はっきりしようぜ」など3曲を披露。
キレキレでエレガントさも溢れるアンジュルムのパフォーマンスに、すっかりファンは引き込まれていく。
最初のMCではリーダーの竹内朱莉さんは「今回のライブはですね。今まで春に行われてきたツアーの締めくくりとなるようなライブになってるんですけども、なぜタイトルが“The ANGERME”なのか、そして今回のライブが“PERFECTION”なのかは、それはこのライブを最後まで見ていただけたらわかりますので、是非最後まで皆さん楽しんで行ってください。」と会場のファンを盛り上げ、続いては、5月11日にリリースされたシングルの中から、クールでオシャレなダンスナンバー「ハデにやっちゃいな!」を披露。
十人十色となるメンバーのオトナなダンスにすっかり魅了されながらコンサートは続く。
クールなオトナアンジュのパフォーマンスがひと段落し、会場内のスクリーンにVTRが流れる。
過去のアンジュルムコンサートを振り返る中で、当時の映像が蘇り、懐かしさも・・・。
衣装チェンジをしたメンバーが再びステージに登場すると、今度はメドレーが始まる。
せりあがったステージにメンバーが座り、その中から1人ずつ立ちソロで歌唱して行く形。
最初はアンジュルムの最年少メンバー 松本わかな。
満面の笑顔を見せながらソロで「わたし」を披露。
アンジュOGの福田花音さんのソロナンバーでも有ることから、二度と披露されることは無いのではと思っていたが、そこは最年少のキラキラパワーで松本わかなが熱唱。
ファンの心を掴むと、それぞれのメンバーのソロが続く(途中、「君だけじゃないさ...friends」はメンバー全員で披露)。
メドレー最後には上國料萌衣が「ナミダイロイケツイ」を披露し圧倒的な歌唱力を見せると・・・。
感極まりナミダが・・・。
涙を見せると、卒業してしまうのか?と思ってしまうのだが、涙を見せた理由は後々語られるのであった・・・・。
再びメンバー全員のパフォーマンスとなり、「魔女っ子メグちゃん」「限りあるMoment」「ドンデンガエシ」と披露。
スピード感あふれるパフォーマンスに、会場内のファンはアンジュルムの魅力により一層引き込まれていった。
「乙女の逆襲」から始まる後半戦。
“どっち”の方角から見ても楽しめるアンジュルムのパフォーマンス。
アンジュルムの代表曲『大器晩成』。
やはりアンジュルムのコンサートでは『大器晩成』が最大限に盛り上がり、竹内朱莉の歌唱力もさることながら、松本わかなの歌唱力のすごさも改めて気づかせてくれた。
本編ラストは「46億年LOVE」で盛り上がりまくりで締めくくりました。
拍手によるアンジュコールの中、アンコールがスタート。
なんとメンバー全員ブラックの衣装を身にまとい登場。
カッコよさが際立つ中、「出過ぎた杭は打たれない」をパフォーマンス。
アンコールで竹内朱莉はポニーテールにチェンジしていることに気づいたファンも・・・。
そして、最後のMCで、本日の感想を語った。
平山遊季:「この武道館は私がアンジュルムに加入して、メンバーのみんなと会った時に一番最初の目標として、このメンバーで武道館に立ちたいって話してから、約6ヶ月ほどで武道館に立って本当に決まった時からすごく嬉しくて、この日が待ち遠しかったです。私は緊張しいなので緊張すごくするなとは思っていたんですけど、まさか2日前から緊張して、ずっと最初大丈夫かな?っていうのはすごくあったんですけど、ステージに上がってみたら皆さんが笑顔で迎えてくださって本当にずっと楽しかったです。本当にありがとうございました。」
松本わかな:「今回の公演は 1人1人がソロで歌うっていうメドレーがあったんですけど、それも私がトップバッターということで、もう本当に緊張してたんですけど、皆さんが白いペンライトを振ってくださったおかげで、皆さんからパワーをいただきました。最高の景色をありがとうございます。今日はまさにPERFECTIONなアンジュルムをお届けできたんじゃないかなと思います。アンジュルム最高!」
為永幸音:「今回のタイトルは『The ANGERME- PERFECTION』というタイトルになってるんですけど、完璧なアンジュルムのステージをお届けできたんじゃないかなと思っています。今日の私たちを明日からでもどんどん超えていく勢いで進化していきますので、これからも私たちについてきてほしいなと思います。そして、大好きなアンジュルムのために私もどんどん成長していきたいなと思います。今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました。」
川名凜:「今回のこの武道館公演は誰も卒業とかではなく、この10人のありのままの姿をお見せできた公演だと思うんですけど、ツアー初日から今まで成長した姿をお見せできるようにっていうのを少しずつ意識しながら、取り組んできたんですけど、そのきっかけが上國料さんがツアー中に、この武道館公演は新体制では有るんですけど、アンジュルムの武道館として、皆さんに楽しんでいただくには私たちメンバーの成長が大事なんだよって言ってくださって、それがすごく心に残って、すごくこの日まで燃え盛ってきました。とても元気がでました。これからも頑張っていきたいと思います。」
橋迫鈴:「ソロコーナーでは、私はこうやって武道館でソロをやることが本当に今までないので、すごく緊張したんですけど、『私を創るのは私』という私のデビューシングルを披露したんですけど、本当にこの武道館で 1人でその曲を歌えるなんて思ってなかったのですごく嬉しいです。これからも成長していけるように頑張ります。」
伊勢鈴蘭:「私にとっても卒業の無しの日本武道館に立たせていただくのは初めてで、卒業の時とはまた違った良さを感じながら、今日のライブでライブをしながらいろんなことを感じさせていただきましたし、ツアーを回らせていただいて、自分にとってすごく自分の、まだできてないことだったりとか、そういうところに着目しながら、色々成長できるツアーになったんじゃないかなっていう風に思います。PERFECTIONという名前がありますけども、これからがすごく大事になってくるんじゃないかなって思います。もっともっと高みを目指して自分自身頑張って行きたいと思います。」
川村文乃:「久しぶりに春から全国ツアーを周って、そのファイナルが日本武道館でできたのがすごく嬉しいですし、今のアンジュルムの最高の姿を皆さんにお届けすることができたんじゃないかなと思います。」
上國料萌衣:「アンジュルムのPERFECTIONということで、本当に完全体なアンジュルムをお見せできたんじゃないかなっていう風に思います。ソロで、私、まさか泣いちゃうと自分でも思わなくて、すごくみんなが良い笑顔で迎えて来て、“えっ! 自分卒業する?”みたいな感じだったんですけど、本当に幸せな涙で、武道館で皆さんのペンライトの光とか、本当に温かいなというのをその瞬間にものすごく感じました。本当にありがとうございます。あとは今日みんなの髪型とか、メイクとか本当にいつもより気合が入ってるんです。それぞれの個性が出る、自分の好みとかそういうのを皆さんにお披露目する場がここで、本当に私自身もすごく楽しかったし、嬉しかったなと思いました。今日皆さん思い出できましたか? 私も本当に本当に楽しかったです。」
佐々木莉佳子:「途中、私が加入仕立ての頃の映像が流れてたじゃないですか。私もそういう時代があって、今も後輩のみんなと同じような立場の時代があったんです。だけど私はみんなと同じ年齢の時に、全然強くなかったし、こなせなかったんです。ツアーのリハーサルでも後輩のみんなの強さとか、上の先輩たちの頼もしさとか、そういう物にすごくリハーサルから感じたなと思ったし、これが今のアンジュルムですと、胸を張ってこのステージに立つことができたので、本当に幸せな時間でした。本当に私たちに会いに来てくれて、本当にありがとうございました。」
竹内朱莉:「本当に今日やってみて、アンジュルムのライブって本当に愛がいっぱい溢れてるなという風に実感しました。本当に皆さん温かい目で見守っていただいて、好きなペンライトの色を振ったりしてくれて、本当に全部見えてますからね。本当にめちゃくちゃ楽しいし、この最高な空間をこれからももっともっと私たちと、そして皆さんと一緒に作り上げていきたいなという風に思いますので、皆さんこれからも私たちに付いてきてくれますか? これからも皆さん是非私たちの応援よろしくお願いします。」
最後には、5月11日にリリースされたシングルの中からはじけるようなスカナンバー『愛すべきべき Human Life』を披露。
多幸感を感じさせる、愛が溢れるアンジュルムの日本武道館コンサートは無事終幕した。
PERFECTIONということで、アンジュルム時代の楽曲を網羅した日本武道館公演。
ひかりTVを録画してる人は、もう1度チェックしてみよう! きっと新たな発見があるはず。