世界的に高い評価を得た前作「春と修羅」以来4年ぶりとなるフルアルバム「春火燎原」を4月22日(金)にリリースする春ねむり。そのアルバムに収録される新曲「生きる」のミュージック・ビデオが公開された。
ミュージック・ビデオの主演を務めた石川瑠華は、本格デビューから数年ながら、昨年は2本の主演映画が公開され、先日発表された日本映画批評家大賞では『猿楽町で会いましょう』で新人女優賞を受賞するなど、いま期待を集める若手女優。
そんな石川瑠華が、普遍的な「生きる」というテーマを、楽曲の世界観に寄り添うように踊りの中で大胆かつ切実に表現している。
ミュージック・ビデオのディレクター児山隆は、春ねむりが主題歌「セブンス・ヘブン」を担当し、石川瑠華が主演した 映画『猿楽町で会いましょう』のメガホンを握った映画監督。この3名が邂逅するのは同作品以降2度目となる。
今回、自身が手がけたミュージック・ビデオについて、児山隆よりコメントも到着している。
・-・・ ・・・- -・-・- ・-・-・児山隆 コメント
春ねむりは切実だと思う。
彼女を見ていると「お前は真剣に生きているのか?」と問われているような気分になる。それくらい春ねむりという人は切実だと思う。
誇り高く、厳しく、愛に溢れた彼女の世界を決して汚さぬように、ウジウジとそんなことばかり考えていたけれど、石川瑠華という人がそんなものを簡単に取り払ってくれた。彼女もまた切実な人なんだと思い出した。
僕なりの「生きる」の断片のいくつかを表現したつもりです、是非観てください。
・-・・ ・・・- -・-・- ・-・-・そして、4月1日(金)より「春火燎原」のApple Music Pre-add、Spotify Pre-saveもスタート。Pre-add/Pre-saveへのエントリーを行うと新作アルバム「春火燎原」が自分のアカウントに追加され、4月22日(金)の配信初日から聴き逃がすことなくストリーミングで楽しむことができる。
Pre-add/Pre-save: https://smarturl.it/shunkaryougen
先月、全公演チケット完全ソールドアウトという予想を遥かに上回る盛況を得て、初の北米ツアーを大成功に終えた春ねむり。
観客のほとんどは日本語が話せない中、全日本語詞をラップしうたい叫ぶ春ねむりのステージでは、至るところでモッシュピットが発生し、小柄な春ねむりの咆哮に呼応する熱狂的な会場は日本語詞を一緒に歌い、その瞬間を共有していた。
渡航が途絶えていた2年間のあいだに制作した新作アルバムが、どのような作品に仕上がっているのか、4月22日(金)のリリースを楽しみにまとう。
【春ねむり HARU NEMURI「生きる / Ikiru」(Official Music Video)】
【PROFILE: 石川瑠華 いしかわるか】
埼玉県出身。2017年舞台『SUGAR WORKS』でデビュー。映画では2019年『イソップの思うツボ』主演、2020年『猿楽町で会いましょう』(第2回未完成映画予告編大賞グランプリ、小原信次賞受賞作)主演、2021年『うみべの女の子』でダブル主演を務める。
また、テレビドラマでは2020年フジテレビ系『13 サーティーン』、2022年TV東京『つまり好きって言いたいんだけど』、舞台では2021年二兎社『振り返る人たち』(永井愛構成・演出)に出演するなど、各方面で活躍。この度、第31回日本映画批評家大賞 新人女優賞(小森和子賞)を受賞。
【PROFILE: 児山隆 こやまたかし】
映画監督/映像ディレクター。助監督、オフラインエディターとして活動後、2015年独立。映画「猿楽町で会いましょう」2021年公開。