📎 【ライブレポ】郷ひろみ、日本武道館で届けた55年分の愛。「ALL MY LOVE」ツアー感動のグランドフィナーレ

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郷ひろみ、日本武道館で届けた55年分の愛。「ALL MY LOVE」ツアー感動のグランドフィナーレ
写真:田中聖太郎(田中聖太郎事務所)

ファンクラブ発足55周年を記念して開催された郷ひろみの全国ツアーが、ついにクライマックスを迎えた。グランドフィナーレの舞台は東京・日本武道館。10月24日・25日の2日間にわたって開催された「Hiromi Go Concert Tour 2026~ALL MY LOVE~ THE GRAND FINAL at 日本武道館」は、全国ツアーの集大成であり、長年育んできたファンとの強い絆が結実したステージだった。満開の熱気に包まれた会場で、圧巻の歌唱力と躍動感あふれるパフォーマンスを見せた10月24日の公演をレポートする。

客電が落ちた瞬間、無数のペンライトの光が会場一面に広がる様子は壮観だった。開演前からステージに立っていたハート型の赤い風船がふわりと舞い上がり、天井へと消えていく。大きなスクリーンには、メッセージとサインを書き込んだハートの風船を持ってステージへと向かう郷の姿が映し出された。そこは、まだ誰もいない日本武道館のステージ。ツアー本編とは異なる、この日のために撮影された映像だ。郷がステージに置いた風船には、“ALL MY LOVE この先もずっとあなたと。”というメッセージが書かれていた。大きな拍手が湧く中で、OVERTUREの演奏が始まった。バンドメンバーは、田中直樹(Gt&Key)、沼井雅之(Key)、小南数麿(Gt)、中野周一(Dr)、渡辺陽一(Ba)、山本一(Sax)という最強の布陣。横一列に並ぶフォーメーションは、とてもスタイリッシュだ。そのセンターから、ステージに郷ひろみが登場。オープニングを飾る最新シングル曲「I’m Neo G」の鋭いイントロが放たれると、会場のボルテージは一気に爆発した。常に革新的な姿を見せ続ける郷の新たな提示として放たれたパワフルなアッパーチューンを口火に、「How Many いい顔」「どこまでアバンチュール」とヒット曲を連発。そして「さあ、いくよ!」と国民的アンセム「2億4千万の瞳-エキゾチックジャパン-」へ。美しいターンにジャケットプレイと、郷の決め技が次々と炸裂。サビでの「ジャパーン!」の大合唱と、ダイナミックな花火の演出は圧巻の一言。序盤のわずか4曲で日本武道館を熱狂の渦に巻き込んだ。

「ファンクラブ設立55周年。みなさん、長い間支えていただいて本当にありがとうございます。そんな感謝の気持ちを込めて、今年のコンサートはみなさんと一緒に作り上げたいと思いました」と、今回のツアーのメニューがファンからのリクエストに基づいて作られたものだということを語った。「とにかくスペシャルなメニューを用意しています。最高の時間を過ごしましょう」と盛り上げると、ステージは郷ひろみが日本のポップ史に刻んできた名曲群のブロックへ。「よろしく哀愁」や「ハリウッド・スキャンダル」からデビュー曲の「男の子女の子」まで、当時の瑞々しさを残しながら、洗練されたアンサンブルが楽曲に新たな表情を与えていく。

興奮冷めやらぬ中ステージを見ると、まるで煙に巻くように郷の姿はなく、ファンに向けて手紙を書く郷の姿がスクリーンに映し出された。「どんな時でもいつも僕の背中を押して、一歩前に踏み出す勇気をくれたのは、ステージの向こうで信じて待ってくれていたあなたの存在でした。会場いっぱいに広がる笑顔が大好きです。僕の歌にあわせてくれる完璧な合いの手が大好きです。何十年と変わらずに手を振り続けてくれるあなたが大好きです。そんな光景を見るたびに、そのあふれる愛に僕の胸はあなたへの感謝で満たされます」。愛と感謝に満ちた言葉の数々に感動が広がる中、再び登場した郷が披露したのは「このメロディだけは」。この曲はファンクラブでの投票が一番多かった曲だという。“君が幸せならばそれでいいの”と、まっすぐなメッセージを情感豊かなボーカルで届けた。

「ここからは武道館だけのスペシャルバージョンでお届けします」と、川江美奈子、オオノリュータロー、結城賢吾と3人のコーラスゲストを呼び込み、「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」「言えないよ」「逢いたくてしかたない」と、1990年代に金字塔を打ち立てた郷ひろみの真骨頂ともいえる“バラード三部作”を披露する。深みのある中低音、艶やかなロングトーン。吐息や声のわずかな震えまで聞き逃すまいとする静寂が、会場を深い感動で包み込んだ。三声のコーラスも、歌に奥行きを加える。長年鍛え上げてきたボーカリストとしての成熟と、真摯な表現力が胸を打つ至高のセクションだった。

感動的なバラードセクションから一転、会場に親密で和やかな空気をもたらしたのが、今回のツアーでの目玉企画〈みんなで選ぶ“2択”のコーナー〉。4組の楽曲対比から、ペンライトの色の数で次の演奏曲が決定していく。どの曲が選ばれてもプレミアムな展開になるこの企画は、武道館の一体感を一段と高めていく。この日選ばれた4曲は「なかったコトにして」「獣は裸になりたがる」「花とみつばち」「バイブレーション」。テンポよく決定曲を演奏していくも、4曲目はほぼ僅差で、判定を担うバンドメンバーも決めきれず、しばし演奏が止まる場面も。会場からは「両方!両方!」のコールが上がっていた。小南のギターイントロから郷が歌い出したのは「マイ レディー」の冒頭。そのまま「マイ レディー」を続けるのかと思いきや、「バイブレーションだ!」と郷の一声に、演奏は「バイブレーション」に変化した。絶妙なコンビネーションで、実に痛快だった。

「最高に楽しかったですね。すぐに戻ってきます」という言葉を残して、郷が衣装チェンジのためにステージを出たあと、ピアノの調べをBGMにファンからのメッセージがスクリーンに流れた。印象的だったのは、ひとつのメッセージが映るたびに拍手があがっていたこと。とても優しい世界がそこに広がっていた。これこそが、郷が愛する、彼のファンの姿なのだと実感した。

高らかなドラムのリズムとともにスタートしたのは、「あなたがいたから僕がいた」。郷は、この歌が大好きなのだと言う。「何度もこの歌に励まされてきました。嬉しい時も辛い時も、この歌がずっと僕に寄り添っていてくれた気がします」と歌い終わりに語り、もう一度ファンに向けて「どうもありがとう」と感謝を述べた。そして、「みなさんの歩む道を温かく照らしてくれる、そういう太陽のようなナンバーをお届けします」と「いつも心に太陽を」を届けると、「ウォンチュー!!!」「男願 Groove!」と重厚なビートとともにアッパーチューンを畳みかけ、さらに「GOLDFINGER’99」「お嫁サンバ」と最強のダンスナンバーへ。キレのあるダンスパフォーマンス、エネルギッシュな歌声に、会場の熱気は加速度的に上昇していく。「お嫁サンバ」では、コーラス隊もバンドメンバーもステージ前方へと出てきて、郷の「みんな一緒に!」の掛け声で、会場も一体となって大合唱。最後にはゴールドのテープが会場を舞い、最高潮の熱気の中、華やかなフィニッシュを飾った。

アンコールの一曲目は「ありのままでそばにいて」。包み込むような優しさに満ちたバラードナンバーを、沼井のピアノと郷の歌だけでしっとりと歌い上げた。その後、メンバーを一人ずつ呼び込むと、「ツアーでは披露しなかったバラードを」と、「愛してる」を届けた。一つひとつ言葉を噛み締めるように歌う郷の目には涙がにじんでいて、それがスクリーンに映し出されると、長年そうしてきたように彼を支えてきた大歓声が上がった。そしてアンコールの最後を締めくくったのは、ツアーのタイトル曲「ALL MY LOVE」。郷からファンへ贈られた最大の愛の告白であり、永遠の絆を誓うメッセージだ。心を込めた歌声に、会場はスタンディングオベーションで応えた。ハート型のカードが会場を舞う中、名残惜しむように郷は何度も手を振り、ステージを後にした。

公演中、郷は左右とセンターに伸びる花道も使い、できるだけファンと近いところで何度も手を振り、アイコンタクトを交わした。屈託のない笑顔も、潤んだ瞳も、最高にかっこいいパフォーマンスも、このステージですべてを見せた。そしてきっとファンはこれからも、何度も何度もそんな彼に恋をするのだろう。55年にわたって届けられてきた歌と、ファンから返される愛。その両方があってこそ、このステージは生まれた。その物語は、2027年のレコードデビュー55周年へ、そしてその先へと続いていく。

<郷ひろみリリース情報>

■【郷ひろみ2026年ニューシングル「I’m Neo G」】
2026年8月1日発売
▽Streaming & Download
https://gogogo.lnk.to/ImNeoG

■「GOLDEN STAGE HIROMI GO THE LIVE BOX 1986/1990/1994」
2026年11月25日発売
ライブ映像作品集
【完全生産限定盤】 豪華3方背ボックス仕様+B3サイズポスター
★ブルーレイ3本セット(SRXL-656〜658) 税込価格20,000円
★DVD3本セット(SRBL-2443〜2445) 税込価格19,000円
▽ご予約はこちら
https://GOGOGO.lnk.to/GOLDENSTAGE

<info>

郷ひろみ武道館公演が2027年1月にWOWOWで放送決定!
2026年10月24日(土)に開催される、郷ひろみ武道館コンサートが、
2027年1月に衛星放送WOWOWで放送。
「Hiromi Go Concert Tour 2026 ALL MY LOVE THE GRAND FINAL at 日本武道館」 WOWOWにて2027年1月放送・配信予定
▼詳細はこちら
https://wowow.co.jp/music/hiromigo/
<郷ひろみオフィシャルHPなど>
■オフィシャルサイト
https://www.hiromi-go.net/
■オフィシャルミュージックサイト
http://www.hiromigo.com/
■オフィシャルX
https://x.com/hiromigostaff
■オフィシャルInstagram
https://www.instagram.com/hiromigo_official/?hl=ja

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