1月15日、NMB48劇場にてNMB48の「ここにだって天使はいる」の初日公演が行われた。今回はそのレポートに加えて、公演を終えた直後の坂下真心(公演キャプテン)・坂田心咲(公演センター)に独占インタビュー!公演に懸ける熱い思いを語ってくれた。

「ここにだって天使はいる」公演は2013年11月19日より歴代のメンバーによって大切に受け継がれてきた、NMB48初のオリジナル公演。「ここ天」という略称で親しまれ、2021年にはZepp Osaka Bayside、2022年にはグランキューブ大阪、2025年にはZepp Osaka Baysideと、LINE CUBE SHIBUYAで上演されるなど、多くのファンから“神公演”と呼ばれるほど高い支持を集め続けている。
その「ここ天」公演がNMB48劇場でのレギュラー公演として2019年2月26日以来およそ7年ぶりに復活!出演メンバーは当日のステージで発表ということもあり、ファンの皆さんは、より一層ワクワクドキドキしていたに違いない。
18時30分に開演。ステージに現れたメンバーは、青原優花・青原和花・池帆乃香・板垣心和・黒島咲花・坂下真心・坂田心咲・桜田彩叶・高橋ことね・龍本弥生・田中雪乃・芳賀礼・福野杏実・舟橋礼菜・松岡さくら・三鴨くるみ(五十音順)。<ダーリン ダーリン ちょっと待って 青い月が見てるじゃない?>と、優しく包み込むような笑顔で『青い月が見てるから』を歌い始め、「ここ天」の世界へと誘う。

早着替えをした後の『Radio name』の曲中では、坂田心咲が、事前に募集していたファンからのメッセージを読み上げるという、恒例のラジオ番組ふうの演出も健在。公演タイトル曲『ここにだって天使はいる』では、背中に羽が付いた衣装に着替え、16人の天使たちが降臨。『カトレアの花を見る度に思い出す』で、劇場のボルテージを上げていく。


最初のMCで、田中雪乃が「私たち16人が初日メンバーです!」と挨拶した後、公演のキャプテンと副キャプテンを発表!
副キャプテンに就任した板垣心和は「副キャプテンに選んでいただくのは初めてのことで、すごくビックリもしたんですけど、この機会を通して、私自身もたくさん成長できたらいいなと思っています」とコメント。キャプテンに就任した坂下真心は「歴史ある『ここにだって天使はいる』公演をまたNMB48劇場でできることに感謝し、リスペクトしながらも、私たちだけの色を加えながら、一人一人が輝くような公演を作っていければと思っていますし、皆さんにもっともっと愛されるような公演にしていけたらと思いますので、よろしくお願いします!」と意気込みを語った。

各メンバーの自己紹介の後、龍本弥生も「私たちが作る『ここにだって天使はいる』公演も、やっぱりNMB48は素敵なグループだなって思っていただけるような公演にしたいと思います。ここからまた新しい歴史を作っていきましょう!」とファンに呼びかけ、大きな拍手を浴びた。
黒島咲花・田中雪乃・芳賀礼・福野杏実・舟橋礼菜・三鴨くるみの6人は、この公演には初出演!中でも三鴨は「2013年と2014年のこの公演(の観覧)に応募していたんです。東京の小学5・6年生の子どもが一人で大阪に行ってやろうと意気込んでいたんですけど、抽選で外れてしまって…」という驚きのエピソードを披露し、「だから今回、出る側になれて本当に嬉しいです!」と喜びを爆発させた。
ユニットコーナーの1曲目の『夢のdead body』は、初演時に山本彩がエレキギターの弾き語りで披露していたソロ曲。昨夏、この曲を担当していた池田典愛は、今日は出演していない。一体誰が担当するのか、注目が集まる。ステージに立っていたのは、かわいくて真面目でピュアというイメージが強い青原優花。そのイメージを覆すように、クールな表情や佇まい、力強いボーカルで魅了し、歌い終わると、客席にピックを投げた。

『何度も狙え!』は、坂下真心・田中雪乃・舟橋礼菜・高橋ことね・黒島咲花の5人がコミカルにパフォーマンス!

王道アイドルソング『おNEWの上履き』は、芳賀礼・桜田彩叶・松岡さくらの3人が超キュートに披露!

ミディアムナンバー『この世界が雪の中に埋もれる前に』は、三鴨くるみ・青原和花・池帆乃香・福野杏実の4人が雪を彷彿させる真っ白な衣装を身に纏い、裸足で歌い上げる。

曲中に衣装を脱ぐ演出で知られる『ジッパー』は、坂田心咲・龍本弥生・板垣心和の3人がセクシーにパフォーマンス!

メンバーそれぞれの魅力が溢れたユニットコーナーを振り返るMCでは、『夢のdead body』の青原優花について、黒島咲花は「すごくかっこよくて、私もギターを弾きたくなってきました!」、福野杏実も「本当にかっこよくて、いつものゆかたん(青原優花)と違ったギャップが見れた!」と絶賛。『何度も狙え!』で、最後にサイコロを投げて、出た目(数字)に合わせた一言を言う場面について、高橋ことねから「れーにゃ(舟橋礼菜)がいつもリハーサルの時に言っていたネタが面白いので、ぜひ!」とムチャぶり。舟橋礼菜は自身もお気に入りだという、3が出た時のネタ「三角おにぎりって作るん難(むず)ない?」を披露。『おNEWの上履き』について、松岡さくらは「年少メンバーがやっているイメージが強いんですけど、今回の3人は全員20歳を越えていて、フレッシュさを出すのに必死でした。でも、前(去年)の15周年コンサートで、しんしん(新澤菜央)さんが『おNEWの上履き』をやってらっしゃって、しんしんさんは27歳なので、22歳の私はまだまだいける!と思って頑張りました」と語り、笑いを誘った。
ここ天公演の後半のスタートを飾る『初めての星』は、坂田心咲・青原優花・芳賀礼・桜田彩叶・三鴨くるみ・坂下真心・龍本弥生の7人が熱唱。サビ終わりの「あきらめなければ必ず チャンスはあるってことさ」というフレーズに励まされた歴代のメンバーも多いのでは…と思いを馳せる。『100年先でも…』をせつなく披露した後、一転して、ポンポンを手に笑顔いっぱいに『リボンなんて似合わない』をパフォーマンス。坂田心咲が「今日という日が皆さんの瞳の中に映り続けますように。そんな気持ちを込めて歌います」と、本編ラストとなる『ドガとバレリーナ』を届ける。曲中では、小学生の頃から様々なダンスを習っていた田中雪乃がソロでバレエを踊るシーンも。最後に16人の天使たちは衣装のジャケットを客席に投げ、ステージから去っていった。

アンコールで、客席の通路から登場した16人は、ド派手な衣装で、頭には通天閣という大阪色の濃いビジュアルで『情熱ハイウェイ』をパフォーマンス。

MCでは、リハーサル期間中の裏話を披露。桜田彩叶が「『青い月が見てるから』で着用する巻きスカートでレッスンをしていた時、そのスカートのボリュームがありすぎて、狭い通路で押し返されることがあったんですけど、学生時代のバイト先で、ちょっとふくよかなパートの方とぶつかっちゃって押し返されたことを思い出して、懐かしい気持ちになりました(笑)」とバイト先での話も交えて語れば、青原和花は「お家で飼っているワンちゃんが、普段は妹の優花に対して上から目線みたいな、優花のことをなめている感じなんですけど、優花がギターの練習をしていた時だけ、お座りをして、優花のことを認めている感じでした(笑)」と姉妹ならではの自宅でのエピソードで盛り上げる。また、三鴨くるみは「今回、私は上西恵さんのポジションをやらせてもらっているんですけど、上西恵さんと同じ髪型にしてきました!」とヘアスタイルに込めた先輩へのリスペクトの気持ちを明かした。
『少し苦い人生相談』、『不毛の土地を満開に』に続いて、最新シングル『青春のデッドライン』を坂田心咲がセンターでパフォーマンス。坂田が「最後の曲、もっともっと大きな声を聞かせて下さい!」と煽り、“NMB48の国歌”と称される名曲『青春のラップタイム』で締め括った。

最後に、公演キャプテンの坂下真心が「この公演は全メンバーが出演できる公演になっています。初日メンバーは、8・9・10期生で務めさせていただきましたが、これからは先輩メンバーをはじめ、いろんなメンバーが出演するので、楽しみにしていただけると嬉しいです。NMB48が初めていただいたオリジナル公演を大切にしつつ、私たちだけの色を加えながら、今の(メンバーの)熱量や魅力をもっとお伝えしていけたらと思うので、ぜひ遊びに来て下さい!」と熱く語り、初日公演の幕を閉じた。
●終演直後に「ここ天」公演キャプテン坂下真心・センター坂田心咲を直撃!

――まこち(坂下真心)、さかたん(坂田心咲)、お疲れ様でした!初日公演を終えたばかりの今の心境から聞かせて下さい。
坂下真心:もともとは去年の11月(19日)に初日を迎える予定だったんですけど、延期になって、皆さんをお待たせしてしまった分、期待値も上がっていたと思うので、そこを越えていかなければいけないという思いがありましたし、歴史ある公演で、絶対に失敗できないというプレッシャーもありました。リハーサル期間は、みんなで、どうしたら良い公演になるかを考えてやってきたんですけど、本番が近づくにつれて、みんなの思いがひとつになっていって、熱量も高まって、今日はそれが解き放たれたような感覚があって、良い公演になったんじゃないかなと思います。
――初日を無事に終えて、ホッとした気持ちもありますか?
坂下真心:そうですね。やっと初日を迎えられてよかった!一安心という感じです。
――さかたんは?
坂田心咲:超楽しかったです!「ここにだって天使はいる」公演は、ダンスの技術が必要な楽曲だったり、歌詞の意味を上手く汲み取らないといけない曲だったり、体力勝負の曲があったりするので、本当にやりきったなって、いい汗をかいたなって思います。手応え的にもありましたし、久々にこんなに自分の中のエネルギーを爆発させたなっていう感じがあって、今すごくスッキリしています。
――他の公演と比べて、より体力が必要な公演なんですね?
坂下真心:もう本当に最初から最後まで全部しんどくて、こんな公演を13年前からやっていた先輩方はすごい!という気持ちになりました。
――まこちは公演のキャプテンに就任しました。
坂下真心:去年の夏に、大阪と東京で「ここにだって天使はいる」公演をやらせていただいた時もキャプテンみたいな感じで、まとめ役をさせていただいて、その流れで今回もキャプテンをということだったので、不安はなかったんですけど、今回初めて出演するメンバーもたくさんいて、難しい振付が多いので、(2期卒業生の)石田優美さんが教えに来てくださったんです。メンバーみんなで振付を合わせることも難しくて、楽曲の世界観もそれぞれ違うので、みんなで気持ちを揃えて歌うことも難しかったんですけど、どこのポジションにいても、それぞれ輝ける場所がある公演だと思うので、みんなの魅力を引き出せるように頑張りました。
――さかたんは公演のセンターを務めました。
坂田心咲:2022年の「ここにだって天使はいる」公演に出演した時と同じポジションをまた任せていただいて、オリジナルメンバーでは山本彩さんのポジションなので、恥をかけないという気持ちもありましたし、2022年の自分よりも成長した姿を見せないといけないなというプレッシャーというか、自分との勝負みたいな気持ちでした。
――センターとして心掛けたことはありますか?
坂田心咲:長年愛され続けている公演のセンターという、すごく大事なポジションなので、みんながしんどいなと思っている時に、私がもう少しギアを上げて引っ張っていくぞ!という気持ちで、しんどい時こそ力いっぱい踊ることを意識していました。
――最後に、次回以降の「ここ天」公演に向けての意気込みを聞かせて下さい。
坂田心咲:今日の公演を観て、ファンの皆さんがどう思われたのか、わからないですけど、前回よりも良くなっていると思っていただけるように、日々進化し続けていく、最高の公演をお届けできたらと思います。
坂下真心:13年前の公演を、こうしてまた私たちがやらせていただけることって、本当にファンの皆さんが愛してくださっているからだと思いますし、当時のオリジナルの衣装を使わせていただいているので、そこへのリスペクトも忘れずに、でも「今のNMB48もやるやん!」と思っていただけるように、(初演当時のメンバーに)負けないぞ!という強い気持ちを持って、全員で公演を作り上げていきたいと思います。
【取材・文】ポッター平井
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