2025年12月7日(日)、東京・秋葉原P.A.R.M.Sにて「メノニューイヤー 紗儚涼子卒業式」が開催された。「目の保養(目の正月)」をコンセプトに、まるでカウントダウンライブのようなハイテンションなステージを届けるメノニューイヤー。2023年10月のデビューから走り続けてきた紗儚涼子が、この日、万感の思いでグループを卒業した。

「好き好き☆ウィークエンド」で幕開け、怒涛のコラボコーナーへ

会場の照明が落ち、お馴染みのSEと共にメンバーが登場。「今日は最高の1日にしようね!」という呼びかけと共に、「好き好き☆ウィークエンド」でライブがスタートした。冒頭からフロアのボルテージは最高潮に達し、メノニューイヤーらしい「1年で一番盛り上がる」熱気が会場を包み込む。
続いて紗儚涼子を中心としたスペシャルなコラボレーションパートへ。「ちぃたん☆ぼんばーず」が登場し、紗儚と共に「ハニトンのテーマ」を披露すると、会場は一気にコミカルでハッピーな空気に。息つく間もなく「チキータ」が登場し、スチームガールズの名曲「COSMIC LOVE」をコラボ歌唱。紗儚の多面的な魅力が光るステージとなった。


夢が叶った瞬間――ナポレオン衣装で「仮面女子」として降臨
中盤、この日のハイライトとも言える瞬間が訪れた。「元々、仮面女子になりたかった」と語っていた紗儚。その夢を叶える形で、仮面女子の象徴であるナポレオン衣装とジェイソンマスクを身にまとい、ステージに現れたのだ。
重厚なイントロと共に「アリス・イン・アンダーグラウンド」を披露すると、フロアからはどよめきと歓声が上がる。続いて歌われたのは、紗儚が仮面女子の中で一番好きだという楽曲「元気種☆」。 憧れの衣装に身を包み、力強いパフォーマンスを見せる彼女の姿は、まさに夢を現実に変えたアイドルの輝きそのものだった。このパートでは仮面女子として歌い上げ、悔いのないパフォーマンスをファンの心に刻み込んだ。


涙と笑いの「ラーメン」エピソード… 八神最音が伝えた3年間の絆
会場が温かい拍手に包まれる中、卒業セレモニーが行われた。ステージにはメンバーの八神最音がデザインを手掛けた特製の卒業ケーキが登場。ファンやメンバーから贈られた「オタ図鑑」、色紙、そして大きな花束が紗儚の手元へ渡される。

そして、八神最音から手紙が読み上げられた。 「約3年前に初めてここで会った時は、まさか私が手紙を書くとは思っていませんでした」 そう切り出した八神は、紗儚がかつてメノニューイヤーとしての活動に葛藤していた時期があったことに触れ、「あの時、メノニューイヤーになるって決断をしてくれて、一緒に活動できてとても嬉しかったです」と感謝を伝えた。
入所したてで不安だった八神にとって、紗儚は心の支えだったという。「りょうこちゃんがいなかったら、だいぶ心折れていた」と語り、苦楽を共にした日々を回想する。 「泣きながら一緒にラーメン食べたこともありましたよね(笑)。山登りが嫌すぎて泣いてたのも……思い返すと、いっぱい笑ったけど、いっぱい泣いてましたね」 具体的なエピソードが飛び出すと、涙を流していた紗儚も思わず破顔。会場は温かな笑いと感動に包まれた。
手紙の終盤、八神は震える声でこう結んだ。 「変なとこに寄り道しちゃだめですからね。寄り道する時は、私のところにしてください。約束」 「今日は笑顔で送り出すことが無理そうなので、次に会う時は笑顔で会いましょう」
「私かわいい?」といつも聞いてくる紗儚に対し、「誰がどう見ても可愛いから、自信を持って」と背中を押した八神。二人の間に流れる確かな信頼と深い愛情が、観客の涙腺を崩壊させた。

「私をアイドルにしてくれてありがとう」未来へのRESTART+
「まだまだ盛り上がっていけますか!」 涙を拭い、再びメノニューイヤーの衣装で「君恋オーレ!!」からラストスパートへ。「パラダイススイーツ」などアッパーな楽曲を畳み掛け、最後は「RESTART+」を披露。卒業は終わりではなく新しい旅の始まり――その歌詞の通り、紗儚涼子の新たな人生とグループの未来を祝福するような力強いパフォーマンスで本編は終了した。


全てのパフォーマンスを終えた紗儚は、清々しい表情でマイクを握り、「オーディションを受ける時、仮面女子が好きすぎて……始まったら終わりもあるから、始めることをためらうくらいでした」と振り返る。 かつてたった一人家で踊っていた少女は、この日、たくさんの愛に包まれていた。「私をアイドルにしてくれてありがとう。アイドルらしさなんて何もわからなかった私を、アイドルにさせてくれたのはみんなだと思っています」と、ファンへ真っ直ぐな感謝を伝えた。

最後にはリーダーの日向なおから「卒業証書」が授与され、ファンからは「仲間と過ごした3年間! お別れするのは寂しいけれど! 自分で決めたRESTART!」というサプライズ口上が轟く。 湿っぽいお別れではなく、互いの未来に期待を込めた最高のフィナーレ。「以上、私たち、メノニューイヤーでした!」の挨拶と共に、紗儚涼子は笑顔でステージを後にした。

■ 紗儚涼子 卒業直後インタビュー

「一途に愛することの素敵さを、ファンのみんなから学びました」
全ての特典会を終え、アイドルとしての活動を完走した直後の紗儚涼子に話を聞くことができた。
―― 卒業おめでとうございます。今の率直な心境は?
「ありがとうございます。気づいたら終わっていて、本当に一瞬でした。でも、『めっちゃ楽しかったな』っていう想いだけがすごく残っています。みんなが用意してくれた風船や横断幕の景色が目に焼き付いていて……やりたい曲もたくさんできたし、もう悔いはないです」
―― 今日のライブで一番印象に残っている楽曲は?
「やっぱり仮面女子の皆さんとコラボした『元気種☆』です。仮面女子の中で一番好きな曲なんです。憧れのナポレオン衣装を着て、仮面をつけて『元気種☆』をやるっていうのが、事務所に入ってからの夢だったので、最後に叶えられて本当に幸せです」
―― メノニューイヤーは紗儚さんにとってどんな場所でしたか?
「いい意味で気を遣わずに、『素』を出せる場所でした。私、あんまり自分の本心とかを見せないタイプだったんですけど、メノニューイヤーのメンバーには見せられたなって。そういう温かい環境でした」

―― MCでも触れていましたが、思い出のエピソードがあれば教えてください。
「始めた頃、まだグループのハイテンションについていけなかった時に、元気なメンバーたちが『高尾山に登りたい!』って言い出して……私はそんな元気なかったので、ガチで号泣したのをめっちゃ覚えてます(笑)。あとはやっぱり『TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)』ですね。一度出演権をかけた戦いで負けてしまったんですけど、セカンドチャレンジでみんなで勝ち取って、TIFのステージに立てたのは最高の思い出です」
―― 活動を通して、ご自身はどう変化しましたか?
「最初は『仮面女子』になりたくて入ったので、いわゆる“武闘派”でかっこいい姿しか見てこなかったんです。でもメノニューイヤーになって、勉強のためにいろんなアイドルさんを見るようになって、『こんなにいろんなアイドルがいるんだ』って知って。そこから表現の幅が増えて、少しはアイドルらしくなれたんじゃないかなって思います」
―― 最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
「私の推しの方は、本当に愛が大きくて。毎日会いに来てくれることも、かけてくれる言葉からも、たくさんの愛が伝わってきました。一人の人をここまで愛するっていうことを、みんなから学ばせてもらいました。『一途に愛することって素敵なんだな』って。 最初に見つけてくれた人も、途中で出会ってくれた人も、最後まで応援してくれて本当に嬉しかったです。3年間、ありがとうございました!」


























































































































