📎 【ライブレポ】「生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」川上洋平 [Alexandros]主催フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」今年も地元・相模原で開幕!

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昨年に続き2年連続の開催となった[Alexandros] 主催の野外音楽フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」。本日11月1日(土) と2日(日)に今年も川上洋平(Vo/Gt)と白井眞輝(Gt)の出身地である神奈川県・相模原市で開催されている。

初日公演には[Alexandros]をはじめ、Chilli Beans.、hard life (UK)、ハルカミライ、くるり、UNISON SQUARE GARDEN、WANIMAという7組が出演し、観客を熱狂させた。

この記事では初日公演の模様をレポートする。

前日の夜まで降っていた雨が見事に上がり、11月とは思えないほどの暖かな日差しが照り付ける中、2年目の「THIS FES」がスタート。まずは[Alexandros]のメンバー全員がステージに登場して、高らかに開幕を宣言。開催地である相模原の方々への感謝と、この日出演するアーティストへの想いを語り、いよいよライブへ。

■Chilli Beans.

「生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」川上洋平 [Alexandros]主催フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」今年も地元・相模原で開幕!
写真:「THIS FES ’25 in Sagamihara」主催者提供

トップバッターを務めるのは、[Alexandros]のメンバーから「晴れバンド」として紹介されたChilli Beans.。1曲目は「tragedy」。静かに、ゆっくりと、しかし確実に沸き立つ熱きロックバイブス。「See C Love」では、そうしたバイブスがさらに沸々と昂り、「105☻」では、豊かなファンクグルーヴによって観客のダンス欲求を鮮やかに解放してみせる。Maika(B・Vo)による「晴れバンドやらしてもらってます。」「来年も、てるてる坊主係で呼んでもらえるということで。」というMCを挟みつつ、その後も多彩な楽曲を次々と披露。「This Way」では、Maikaの強烈なスラップとLily(G・Vo)のエッジーなカッティングが真っ向からぶつかり合い、「pain」では、Moto(Vo)の切実にして熱く揺るぎない歌が相模原の空に高らかに響き渡る。「相模原、いいところですね。」とポツリと呟いたMaikaは、「地元からチャリで来る人が多いと聞きました。」「チャリで来た人?」と尋ね、たくさんの観客が手を上げた。このフェスが地元の方々から愛されていることを実感した一幕を経て、ラストスパートへ。「HAPPY END」では、Motoが何度も跳びはね、ターンをきめながら、観客と熱く親密なコミュニケーションを重ねまくり、最後は、懐かしき風情が滲む歌を丁寧に歌い届ける「ひまわり」でフィニッシュ。2年目の「THIS FES」、最高の幕開けだ。

テキスト:松本侃士

■ハルカミライ

「生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」川上洋平 [Alexandros]主催フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」今年も地元・相模原で開幕!
写真:「THIS FES ’25 in Sagamihara」主催者提供

橋本学(Vo)は、ステージインするや否やすぐさま最前ブロックに突入し、観客に担がれながら「サンキュー、[Alexandros]!」と叫んだ。そしてそのまま、間髪入れずに渾身のロックンロールナンバーを立て続けて放っていく怒涛の展開へ突入。「一緒に『THIS FES』に華を添えようぜー!」という高らかな呼びかけと共に披露した「春のテーマ」を皮切りに、次から次へと盛大な大合唱が巻き起こっていく。須藤俊(B) も関大地(G)も大熱唱。その狭間には、橋本から「実家めっちゃ近いんでしょ?」と尋ねられた相模原出身の小松謙太(Dr)が「めっちゃ近い!」とオフマイクで叫ぶ一幕もあった。観客から「おかえり!」の声が送られる中、「アストロビスタ」へ。橋本は、[Alexandros]のメンバーとしっかり接するのがこの日が初めて、と前置きした上で、「音楽は、人の中身を知るとより輝くと思うので。[Alexandros]の曲たちが、俺の中でより輝くのを楽しみにしてきました。」と告げ、同曲の歌詞を替えて《眠れない夜に俺は [Alexandros]を聴くのさ!》と力強く叫び上げた。会場全体から沸き起こる大歓声。その後もノンストップで駆け抜け続け、ラストの「エース」でフィニッシュかと思いきや、時間が余ったとのことで、真のラストナンバーとして、一人ステージに残った橋本が弾き語りで「これさえあればいい」を披露。「また今日も一つ宝物になるような音楽が見つかりますように。」そう告げた橋本は、最後の歌詞を《そんな日にして また1年後歌いましょう》と替えて歌い、いつまでも鳴り止まぬ拍手の中ステージを去っていった。

テキスト:松本侃士

■hard life (UK)

「生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」川上洋平 [Alexandros]主催フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」今年も地元・相模原で開幕!
写真:「THIS FES ’25 in Sagamihara」主催者提供

昨年はアメリカのドリームポップバンド、Vansireが出演したが、今年の海外勢は「Coffee Float (feat. hard life)」で[Alexandros]とコラボしたUKのhard lifeだ。フロントマンのマレー・マトレーヴァーズは「おかえりなさい! ただいま!」と日本語で元気に挨拶をしながら登場。「THIS FES! 元気ですか?」と言って「Tears」からライブをスタート。日本に何度も滞在経験があるだけに、巧みな日本語でオーディエンスをがっつり掴む。「[Alexandros]、最高ね! [Alexandros]、めっちゃ優しい! 友達! THIS FES、最高ね!」と流暢な日本語で[Alexandros]との絆を明かした後、代表曲「Daydreams」へ。「乾杯!」と言ってコップを掲げた後、「ちょっと飲み過ぎたね」と言って笑わせる。今年リリースした日本で制作&レコーディングされた「Othello」を経て、「Pockets」ではステージから下りて、「初めまして! お疲れ様です!」と言いながら最前列のオーディエンスの手にタッチ。オーディエンスをバックに記念撮影をする際に川上洋平が登場し、マレーは「洋平さん、優しいね! My Brother!」と嬉しそう。「Skeletons」では一度演奏を止め、「THIS FES! Party Vibe!」とアジテートするとオーディエンスが一斉にジャンプし、最高のパーティータイムを更新した。

テキスト:小松香里

■くるり

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写真:「THIS FES ’25 in Sagamihara」主催者提供

10月に開催されたくるりが主催する「京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園」に[Alexandros]が出演するなど、ここ最近[Alexandros]との交流が続いている、川上洋平が敬愛するくるりが「THIS FES」に初出演。低音が効いたグルーヴが心地いい「琥珀色の街、上海蟹の朝」の後、ブルージーなギターが貫く豊潤なアンサンブルの新曲と炎が燃え盛るようなロックンロールナンバーの新曲を続け、岸田が滞在中のウィーンで感じた多文化ぶりと日本の祭囃子などが入り混じる「Liberty & Gravity」を披露。地に足の着いた見事なアンサンブルでオーディエンスを心酔させていく。ギター&ボーカルの岸田繁が「確か長崎のフェスで、川上(洋平)さんと深酒する機会があって、なんと素晴らしい青年だと思った」と距離が近付いたきっかけを明かした。「川上さん、さっきスタッフと一緒に自転車で見回りしてて、ケータリングでは川上さんのお母さんのレシピを食べたんですけどおいしかったです」というエピソードの後、初期の代表曲「街」を力いっぱい歌い上げた。「ワンダーフォーゲル」と「ばらの花」で甘酸っぱいノスタルジーを充満させた後、岸田が「川上くんとは(長崎のフェスで)NIRVANAとOasisの話をしたんですけど、この間のOasisの来日公演行ったんですけど、川上くんも来てたのかな? あとで聞いてみようと思います」と話し、「潮風のアリア」で締め括った。

テキスト:小松香里

■UNISON SQUARE GARDEN

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写真:「THIS FES ’25 in Sagamihara」主催者提供

全編を通して、MCらしいMCは一切なし。3人は、盟友[Alexandros]への想いの全てを、全身全霊のライブパフォーマンスに託して伝え切ってみせた。鈴木貴雄(Dr・Cho)による豪快なドラム、田淵智也(B・Cho)が轟かせる極太のベース、その上に、斎藤宏介(Vo・G)がかき鳴らすシャープでエッジーなギターが重なり、そのまま1曲目の「フィクションフリークライシス」へ。続く「カオスが極まる」では、まさにカオスの極地を目指すかの如く猛烈に爆走。そんな3人の《かつてないデッドヒート》に、観客は負けじと手を上げながら伴走していく。「シュガーソングとビターステップ」の間奏では、3人による緻密にしてスリリングなロックショーが展開され、一際大きな歓声が上がる。しばしの沈黙を経て、「harmonized finale」へ。ゆっくりと陽が落ち始めてゆく野外ならではのシチュエーションと相まって、美しく流麗な斎藤の歌が深く胸に沁みる。ここから一気にクライマックスへ。「傍若のカリスマ」では、3人それぞれのソロが容赦なく炸裂。「天国と地獄」では、展開を重ねるごとに会場全体の一体感と高揚感が際限なく高まっていき、《Okay people One More Time!》から幕を開けるラストのサビでさらなる熱狂空間が生まれる。ラストは、とびっきりポップな「君の瞳に恋してない」。最後に斎藤は、「[Alexandros]、今日は呼んでくれてありがとう! UNISON SQUARE GARDENでした、バイバイ!」と告げ、颯爽とステージを去っていった。

テキスト:松本侃士

■WANIMA

「生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」川上洋平 [Alexandros]主催フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」今年も地元・相模原で開幕!
写真:「THIS FES ’25 in Sagamihara」主催者提供

陽が落ち、すっかり暗くなったステージに登場したのは、2年連続出演のWANIMA。FUJI(Dr・Cho)が巨大な銅鑼を盛大に鳴らし、KENTA(Vo・B)がさっそく観客を巻き込みながら「相模原」「THIS FES」コールを何度も巻き起こす。そして、「年に一度のご褒美みたいなフェス、楽しもう!」と呼びかけ、1曲目の「Rolling Days」へ。次に、新曲パートとして「Best you」「Matatabi」「トビウオ」を立て続けて披露。一転して、懐かしい曲として「BIG UP」へ。そのまま「アレキのために温存してない? どんな夜にしたいの? みんなでどんな夜にしたいかはっきりしようや!」と容赦なく煽り、「オドルヨル」へ繋ぎ会場のボルテージは最高潮へ。MCパートでは、KENTAは、「THIS FES」に対する思いが溢れるあまりついMCが長くなってしまうと前置きしつつ、「相模原に、『THIS FES』を、いろんなアーティストを、アレキが連れてきたんやぞ!」と叫び、[Alexandros]に向けて最大限のリスペクトを捧げた。そして、自分と同じように日々いろいろな痛みを背負いながら闘っている観客に向けて、「次の曲、一緒に大きい声で歌ってほしい。」と呼びかけ、「ワタリドリ」のカバー「ワニマドリ」を披露。KO-SHIN(G・Cho)が一つずつゆっくり鳴らすコードの上に、KENTAの歌声と観客の歌声が重なり、「ワニマドリ、開催しまーす!」という高らかな宣誓をきっかけにバンドイン。パンキッシュなアレンジが施された高速「ワタリドリ」の上に、観客の「アレキ」コールが何度も重なり、最後は「ともに」で熱烈な大団円を迎えた。

テキスト:松本侃士

■[Alexandros]

「生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」川上洋平 [Alexandros]主催フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」今年も地元・相模原で開幕!
写真:「THIS FES ’25 in Sagamihara」主催者提供

2年目のTHIS FES初日、トリはもちろん[Alexandros]である。「Burger Queen」の演奏を終え、川上洋平が早速「相模原!」と叫んだ。「JULIUS」を経て、月が照らす中での「月色ホライズン」では歌詞に「相模原」を入れ込む。今年も序盤から地元への愛が全開だ。「閃光」のメロディアスなイントロが響き渡ると、川上が「やることわかってんだろ! 相模原!」とアジテート。オーディエンスは拳を突き上げてoiコール。マイクを向けられるとシンガロングが生まれるが、一旦演奏は止まり、川上が「叫べ相模原! もっと前から後ろまで全員叫べ!」と言うと巨大な声援が上がった。ステージ上もオーディエンスにもとにかく気合が入っている。

川上が「今年いろんなところを周って、アジアも周ったんですが、地元相模原が一番声デカかったって言いたいんでまだまだ声出せますか?」と問いかけ、特大のシンガロングが生まれた「アルペジオ」。リアド偉武が軽快に「Waitress, Waitress!」のドラムを叩き、oiコールが生まれるが、磯部寛之の「相模原! まだまだ行けるだろ!」という挑発を経て、「Waitress, Waitress!」ではなく「金字塔」へ突入するという意表を突く展開。しかも、「金字塔」を終えた後にもまた「Waitress, Waitress!」のイントロを演奏するが、ROSÉによるリズミカルな鍵盤のアレンジが加わり、「Run Away」に移行するという鮮やかな流れ。また新たな[Alexandros]の音像を見せつけ、百戦錬磨のライブバンドの真髄を感じさせた。

「Coffee Float」で先ほど会心のライブを見せたhard lifeのフロントマン、マレー・マトレーヴァーズを呼び込み、マレーと川上が向かい合って、楽し気に歌を重ねた。川上が「さっき(WANIMAの)KENTAくんが『やっときゃよかった』って言ってたのやっていいですか?」と言うと、オーディエンスがスマホライトを掲げた。大量のスマホライトが揺れる中での「ハナウタ」。川上は「めっちゃ綺麗です!」と声を上げた。

川上が「なんで2回目のTHIS FESをやろうと思ったかというと、我々海外も含めていろんな場所行きましたが、生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」と明かした。「ワタリドリ」は「傷ついた相模原を歌わせたいから」と歌詞を変えて歌われ、[Alexandros]が一番気持ち良くライブをやれる場所にリスペクトが捧げられた。ラストは一足早い冬の曲「SNOW SOUND」。一体感のある温かな歌が聴こえた後、勢いよく花火が上がり、川上が「また来年もお会いしましょう!」と宣言。2年目のTHIS FES1日目は終演を迎えた。

テキスト:小松香里

「生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」川上洋平 [Alexandros]主催フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」今年も地元・相模原で開幕!
写真:「THIS FES ’25 in Sagamihara」主催者提供

Fes情報

「生まれ育った場所でやるのが一番気持ち良いからです」川上洋平 [Alexandros]主催フェス「THIS FES ’25 in Sagamihara」今年も地元・相模原で開幕!

『[Alexandros] presents THIS FES ’25 in Sagamihara』
・2025年11月1日(土)・2日(日) 開場 09:00 / 開演 11:00 / 終演 19:30 (予定)
・11月1日(土)出演者:
[Alexandros] / Chilli Beans. / hard life (UK) / ハルカミライ / くるり/ UNISON SQUARE GARDEN / WANIMA
・11月2日(日)出演者:[Alexandros] / 10-FEET / go!go!vanillas / HEY-SMITH / マカロニえんぴつ / MY FIRST STORY / ORANGE RANGE
・会場:相模原ギオンフィールド
・フェス公式サイト https://thisfes.com/

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