花＊花と朝倉さやが渋谷で初共演。「初対面なのに一緒に歌うと昔からの友達みたい」

このツアーは、今年10月のニューアルバム「5B2H」（読み：ゴー・バック・トゥー・エイチ）の発売を記念してこの東京を皮切りに全国７カ所で行われるもの。

アルバムタイトルには、「H」を頭文字に持つ「ホーム」「ハート」など自分達の原点に戻ろうというメッセージが込められているという。

未来に向けて出発しようというメッセージが込められた前作「52R45」（読み：ゴー・トゥー・アール・フォーティーファイブ）とは対をなす作品になっている。

初日の東京は、民謡出身のシンガーソングライター朝倉さやをゲストに迎えて行われた。

朝倉は今年の５月に発売したアルバム「Life Song」で花＊花の「さよなら大好きな人」を山形弁でカバーして話題を呼んでいる。

花＊花とは同じレコード会社に所属し、お互いに以前からその音楽にリスペクトを払いながらも、今回が初対面でのセッションということになった。

コンサートは、おおたか静流でお馴染みの「林檎の木の下で」でスタート。

曲の途中で朝倉さやをステージに迎え３人で後半を歌った。

そして花＊花も朝倉も過去にレコーディングしている古謝美佐子の「童神」。

花＊花の弾く２台のピアノに乗せて３人の美しいハーモニーが響き渡った。

MCで花＊花のこじまは、「音楽ってすごいね、今日初めて会ったのに一緒に歌うと昔からの友達みたいになるね」と語っていた。

続いて朝倉さやコーナーに移り、朝倉は自身のデビュー曲「東京」と最新アルバムから「ライフソング」を披露。

その美しい倍音たっぷりの歌声に会場の観客は凪のように静かに耳を傾けた。

花＊花が再びステージに登場し、朝倉を送り出したとこるからは花＊花のステージ。

最新アルバム「5B2H」（ゴー・バック・トゥ・エイチ）からアメリカ民謡の「Shenandoh」、文化放送「くにまる食堂」のテーマソングである「旨し糧」、「最後の散歩」などを披露した。

１作前のアルバム「52R45」（ゴー・トゥー・アール・フォーティーファイブ）からも２曲を披露した後、再び朝倉を呼び込み、３人で「さよなら大好きな人」を歌った。

花＊花と朝倉で交互に歌う形で、朝倉のパートは自身の故郷の山形弁で歌った。

方言で朝倉が歌うと、楽曲が本来持っているシンプルな感情が一層ひしひしと伝わって来る。

朝倉は「とっても大好きな曲なので、自分の心の一番柔らかいところを出して心を込めて歌いました」

こじま「さやちゃんの歌うこの曲を最初に聴いた時、涙が出ました。歌のいいところ、悲しくて優しい部分を全部出してくれたと思います」とそれぞれが語った。

アンコールは花＊花の２人で「あ〜よかった」で全12曲のステージが幕を閉じた。

この後、11月6日（日）には仙台・誰も知らない劇場にて再び朝倉さやをゲストに迎え、コンサートが開催される。

花＊花

●NEW ALBUM 「5B2H」（ゴー・バック・トゥ・エイチ）
UPCY-7789 ¥2,500（税込）
UNIVERSAL MUSIC STORE https://store.universal-music.co.jp/artist/hanahana/

●「5B2H」Release Tour 2022 https://office-hanataba.com/hanahana/live/
●オフィシャルホームページ https://office-hanataba.com/hanahana/

朝倉さや

●NEW ALBUM「Life Song」
UPCY-7777/8 ¥3,960（税込）
UNIVERSAL MUSIC STORE https://store.universal-music.co.jp/product/upcy7777/

●朝倉さやコンサートツアー2022「Life Song Live」山形公演
2022年11月27日（日）会場：山形テルサ　テルサホール

●オフィシャルホームページ https://asakurasaya.com/