📎 【ライブレポ】iri、10周年イヤーの幕開けとなる『iri 10th Anniversary LIVE Episode.0』東京公演が大盛況にて終了。

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シンガーソングライターのiriが、1月30日(金)に東京ガーデンシアターにて、デビュー10周年イヤーの幕開けとなる『iri 10th Anniversary LIVE Episode.0』の東京公演を行った。

iri、10周年イヤーの幕開けとなる『iri 10th Anniversary LIVE Episode.0』東京公演が大盛況にて終了。
撮影:田中聖太郎

アリーナ席と3層のバルコニー席を埋め尽くしたオーディエンスが包み込む開演前のステージ。その前面に貼られた紗幕にはデビュー年を指す“2016”の数字が映し出され、長い活動の軌跡を辿るように、ゆっくりとカウントアップが続いた。そして、“2026”に辿り着くと、そこから一転してカウントダウンが始まり、切って落とされた幕の向こうに立つiriと4人編成のバンドがオープニングナンバー「半疑じゃない」の演奏をスタートした。

バンドメンバーには、キーボードの村岡夏彦、ベースの村田シゲ、ドラムの上原俊亮、ギターのカンノケンタロウが参加。ベースの心地良さが際立った「Coaster」からドライヴ感あふれる「Keepin'」、スリリングな展開を見せる「Sparkle」へとテンポ良く続いた冒頭のセクションは、打ち込みトラックとの同期を抑え、生演奏の比重を高めたバンドアンサンブルが今回のライブにおける主軸であることを鮮烈に打ち出した。

「デビューから10年、私も駆け抜けてきたんですけど、この10年、色んなことがあって。世の中もすごく変わったし、生きづらいことも沢山あったなか、みんなが駆け抜けてきた10年でもあると思っているので、おめでとうございます!」。MCでそう語ると、iriとオーディエンスにとっての10年を労い、祝うように、「Corner」をはじめ、「Keep on trying」「Fancy City」「Sway」といった初期の楽曲、その緩急を付けたグルーヴが会場を躍動させた。

「もともと、人前に立ったり、何か話したり、伝えたりするのが苦手な人間なので、自分は音楽が向いてないんじゃないかと思う瞬間がこの10年で幾度となくあったんですけど、みんなが変わらず、こうやってライブを見に来てくださって、音楽を続けられていることがとても幸せです」。そう感謝の念が伝えられたオーディエンスがコーラスを重ねた「Wonderland」をはじめ、メッセージが込められた「Only One」やファンクロックチューン「Swamp」から伝わってくる歌声の強くしなやかな響きはファンの存在を糧に、この10年で遂げた成長の証でもある。そして、「はずでした」から「渦」、「Watashi」、「Shade」と続いたメドレーしかり、台湾で撮影されたMVをバックに歌われた「Shade」しかり、ヒップホップやダンスミュージック由来のビートに負けない歌声があるからこそ、そのタフさは聴き手の心を揺さぶるのだろう。

一方、ギターを手にしたiriが内省的な楽曲と正面から向き合った「はじまりの日」、「会いたいわ」は、柔らかさや優しさ、繊細さが感じられるiriのもう一つの側面だ。楽曲や歌詞を通じ、静と動、内と外、光と影を行き来することでリアリズムを増し、その表現に血を通わせてきた楽曲に立ち返り、切なさや懐かしさを改めて実感しつつ、この日のiriはメランコリーやノスタルジーのその先にある未来に向かっていった。ボサノヴァのリズムを敷いた「ナイトグルーヴ」、都会的なハウスチューン「摩天楼」から巧みなドラムが光るリキッドファンク「Run」、華やかに咲いた「STARLIGHT」を経て、高揚感溢れるゴスペルソウル「24-25」で本編を締め括った。

アンコールは、雪の映像と共に思い出のあたたかな余韻が漂うバラード「hug」と世界を肯定的に捉えた瞬間を描いた「Season」。現在の心境を代弁するような2曲を歌ったiriは「まだまだ、10周年アニバーサリーイヤーは続きます。5周年の時は振り返っていこうって感じだったんですけど、今年は自分のなかで再スタートな感じがして。その再スタートを何回も繰り返しているんですけど、そうやってだんだん皮がむけて、ツルンって出られる日まで、みんなが応援してくれる限りがんばろうと思います」と語り、ステージを後にした。

初の武道館公演で自身の活動を総括した2024年を経て、2025年はEP『Seek』、配信楽曲『CUBE』を発表しながら、新たな探究と変化に身を投じたiri。2026年最初のワンマンである今回のライブにおいて、衝動性や躍動感を増したバンドと共に原点回帰を果たしてみせたが、10周年のアニバーサリーイヤーはまだスタート地点に立ったばかり。新たに発表された6月のツアー『iri 10th Anniversay LIVE "DoT"』の"DoT"が意味するものも含め、この先の新たな展開に大いに期待したい。

TEXT:小野田雄

PHOTO:田中聖太郎

●2026/1/30(金)開催

『iri 10th Anniversary LIVE Episode.0』

東京ガーデンシアター公演

[セットリスト]

  1. 半疑じゃない
  2. Coaster
  3. Keepin'
  4. Sparkle
  5. Corner
  6. Keep on trying
  7. Fancy City
  8. Sway
  9. Wonderland
  10. Only One
  11. Swamp
  12. はずでした
  13. Watashi
  14. Shade
  15. はじまりの日
  16. 会いたいわ
  17. ナイトグルーヴ
  18. 摩天楼
  19. Run
  20. STARLIGHT
  21. 24-25

●アンコール

  1. hug
  2. Season

●Live Information

「iri 10th Anniversary LIVE "DoT"」

( ヨミ:イリ テンス アニバーサリー ライブ ドット )

6月7日(日)

Zepp Haneda (TOKYO)

OPEN 17:00/ START 18:00

問い合わせ:クリエイティブマンプロダクション 03-3499-6669

6月12日(金)

Zepp Fukuoka

OPEN 18:00 / START 19:00

問い合わせ:キョードー西日本 0570-09-2424

6月14日(日)

Zepp Osaka Bayside

OPEN 17:00/ START 18:00

清水音泉 06-6357-3666

6月19日(金)

Zepp Nagoya

OPEN 18:00 / START 19:00

問い合わせ:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

6月28日(日)

Zepp Sapporo

OPEN 17:00/ START 18:00

問い合わせ:WESS [email protected]

7月3日(金)

KT Zepp Yokohama

OPEN 18:00 / START 19:00

問い合わせ:クリエイティブマンプロダクション 03-3499-6669

〇チケット

料金:前売り

1Fスタンディング7,500円(税込)+D代

2F指定席:\8,500(税込)+D代

席種:1Fスタンディング※整理番号付き/2F指定席

★オフィシャルメンバーズサイト「Wavy Club」チケット先行

詳細・申し込み https://iri-fc.com/

受付期間:1月30日(金)21:00~2月8日 (日) 23:59 

※当落発表:2月11日(水)12:00

※入金期間:2月11日(水)12:00~2月14日(土)21:00

・電子チケットのみのお取り扱いとなります 

・枚数制限一人4枚

・チケット分配可能 

・入場整理番号付き

・入場時ドリンク代別途必要

・営利目的の転売禁止                                                                                                                                                    

・未就学児入場不可

一般発売日:4月4日(土)

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●iri:デビュー10周年特設サイト

Information

iri、10周年イヤーの幕開けとなる『iri 10th Anniversary LIVE Episode.0』東京公演が大盛況にて終了。

●iriオフィシャルHP https://www.iriofficial.com/

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