豪華ステージに豪華ステージに1万2,000人のリスナーが熱狂!『ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭』

ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)がパーソナリティを務めるラジオ番組、ニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』(木曜:25時~27時)の番組イベント「ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭」が10月25日(土)に横浜アリーナで開催された。
チケットは1万2000枚が完売。番組お馴染みの久保史緒里(乃木坂46)や秋山竜次(ロバート)、高須克弥をはじめ、大黒摩季、いきものがかり、Da-iCEといった豪華アーティスト、さらにサプライズで原口あきまさ、直江喜一といったこのイベントならではのゲストが集結し、一夜限りの豪華コラボレーション&爆笑企画でリスナーたちを熱狂させた。
お馴染み「燃えよドラゴン」のテーマで幕開けとなったイベント。昨年は「無課金おじさん」、一昨年は映画『ロッキー』と毎年何かをオマージュしたオープニングで魅せて来たが、今年はなんと映画『国宝』!岡村&矢部が女形の衣装&メイクで登場し、花道を練り歩くパフォーマンスでリスナーを驚かせた。

そして映画よろしく2人はセンターステージに設置された巨大な鐘に登り、リスナーから歌舞伎ばりに「岡村屋!」など大向こうの声が飛び交うなか「ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭! in 横浜アリーナ!」とタイトルコール。オープニングを飾る恒例の曲「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」の出だしも扮装に合わせ歌舞伎風に歌い、恒例のイベントを今までにない雰囲気でスタートさせた。

MCでは「映画には似ても似つかない、汚い『国宝』になってしまいましたけど(笑)」と自虐した岡村は「イベントの注意事項がある」と言い出す。それは、昨年のイベントで言われた「ハゲー!」という野次について。「ハゲてないですから!パ-マをかけているからです!」「チビはいいけど、ハゲはダメ!」という岡村への誹謗中傷の線引きが伝えられ、観客の笑いを誘った。

笑いに包まれた会場の雰囲気を変えたのは、トップバッターを飾ったDa-iCE。「CITRUS」をアカペラで歌い圧倒的な歌唱力を見せつけたかと思えば、「ノンフィクションズ」ではアクロバティックなダンスを。「Tasty Beating Sound」ではリスナーに手拍子をレクチャーしたり、レスポンスを求めたり、なぜか工藤大輝が一句詠んだりと、会場のボルテージを上げ続けた。
また、4曲目の「スターマイン」では、花村想太の歌い出しをメンバーが奪うという展開に矢部が加わるというコラボ企画が実現。続く「I wonder」では岡村とDa-iCEがダンスでコラボレーション。以前に工藤と大野雄大が『ナインティナインのオールナイトニッポン』にゲスト出演した際、岡村と大野が釣りトークで大いに盛り上がったが、その盛り上がりを再現するように、ダンスに釣りの動きを加えるオリジナルダンスまで見せ、観客だけでなくコラボしたDa-iCEのメンバーも驚かせていた。

続いて登場したのは、この番組の“カリスマボイストレーナー” 秋山竜次。「横浜アリーナで歌う曲なんてございません!」と言いながらも、子供たちをステージに呼び込んで、オリジナルの童謡を披露。何かと“秋はさつまいも”と言われることに嫉妬する「山芋のうた」、畳の縁を踏んではいけないという日本の慣習をテーマにした「たたみ」、最近急増した旅館の“ANNEX館”に対する思いを歌った「ANNEX-KANラビリンス」の3曲で会場を“秋山ワールド”に染め上げた。
そこに「さすがです秋山先生!」と入って来たナイナイ。以前に番組内で秋山とナイナイが「セシールのテレビCMの最後に流れるフランス語のサウンドロゴは何と言っている?」と話題にしたことから、セシールが今回の歌謡祭の協賛スポンサーについてくれたという逸話が披露された。ナイナイが「秋山先生のおかげです!」と褒めたたえながらも、そのCMをステージ上でいきなり再現させるという無茶ぶりも入り、秋山は今年も汗だくになりながらステージを後にした。

この番組、イベントのスポンサーといえば、高須クリニックの高須克弥院長。CMでもお馴染みのヘリコプターのプロペラ音と共に登場した。今回はナイナイが『ストリートファイター6』で対決することに。「ニッポン放送ショウアップナイター」でお馴染みの清水久嗣アナウンサーが実況を務め、戦いの様子を臨場感たっぷりに伝えて会場を盛り上げた。

番組ゆかりのゲストが続き、久保史緒里は乃木坂46の「チートデイ」でナイナイとコラボ。久保といえば、これまで『乃木坂46のオールナイトニッポン』のパーソナリティとして、『ナインティナインのオールナイトニッポン』にゲスト出演し、番組内で岡村の育てたパクチーを通じて交流を重ねている。
先日、今年11月のコンサートを持って乃木坂46を卒業すると発表した久保は、グループを卒業しても『ナインティナインのオールナイトニッポン』に出演する気満々で、リハーサルの際スタッフに「私は行く気満々です」と伝えたとのこと。しかし、岡村からは「パクチーのくだりを誰かに引き継いでください」と言われたそうで、傷ついた表情を浮かべる。その表情を見た岡村は、言い訳をするように「久保さんラディッシュ好き?」と質問し、「次は久保さんの好きなものを育てるよ!」と約束していた。久保はさらにもう1曲「若者のすべて」を歌い、「次は歌謡祭の主役の登場です!」と言ってナイナイにバトンタッチした。

氷室京介をイメージした衣装で登場した矢部がBOØWYの「MARIONETTE -マリオネット-」を熱唱。さらに、ここでサプライズ出演となった原口あきまさが布袋寅泰をイメージした衣装を着用して登場、「2人とも偽物で~す!」と言いながらもののOØWYを意識したパフォーマンスで会場を沸かせた。矢部は昨年に引き続き、サザンオールスターズの曲を歌いながらサッカーボールをリフティングするというチャレンジ企画に今年も挑戦。今年の選曲は「いとしのエリー」で、ステージ上での歌いながらのリフティングは成功したものの、横浜アリーナの天井から落ちて来るボールのトラップからのリフティングは3回のチャンスとも失敗。悔しさあふれる矢部は天を仰ぎながら「エリ~!」と嘆いた。

昨年に続き「親子席」で観覧する子供にサッカーボールをプレゼントし、「次はちっちゃいおっさんの出番です!」と岡村と交代。「怪獣の花唄」を歌うためにVaundy風の衣装で登場した岡村だったが、スタッフから「出川哲朗みたい」と言われたと歌い終わりに肩を落とす。パーマをかけたのもこの曲のためだったと明かすのだが、ここで客席からオープニングで注意したはずの「ハゲー!」という野次が入り、岡村は「つまみ出せ!」と憤りをあらわにし、「ハゲてはいない。薄毛の治療をしたから!」と言い張った。
続いて岡村はスピッツの「チェリー」の替え歌「チリョー」を披露。通常、イベントで披露する替え歌の許可取りはかなり難しいそうだが、今回、スピッツが直々に「良いよ!」と許可をくれたという事で、岡村は「スピッツ大好きになりました!」と喜ぶが、その替え歌は薄毛治療について歌っており、「スピッツに怒られちゃうかも」と若干の不安も見せた。

そして再びナイナイの2人が揃い、CHAGE and ASKA風の衣装でトロッコに乗ってアリーナ外周を周りながら「YAH YAHYAH」を歌唱。その後にMCが挟んだが、替え歌の「チリョー」で岡村が音程を外しまくったことを矢部が「ひどかったで」と指摘。「俺の『HOWEVER』と一緒やん」「のどちんこ飛ばしてたやん」という立て続けの矢部のツッコミに、会場は爆笑の渦に包まれた。

イベントもいよいよ後半戦。続いて登場したいきものがかりは、岡村が休業中、朝ドラ『ゲゲゲの女房』を見ている中、主題歌の「ありがとう」を聴いて元気をもらっていたことから出演に繋がったアーティスト。このエピソード以外にもナイナイといきものがかりは縁が深く、なんと、いきものがかりのマネージャーはもともと吉本興業でナイナイを担当していたとの事。ギターの水野良樹が「岡村さんの家のwi-fiを設定したのはうちのマネージャーなんですよ!」と明かすと、リスナーから驚きの声が上がる。
そんないきものがかりは、「ブルーバード」「気まぐれロマンティック」「キミがいる」と盛り上げ曲を連発し、岡村が大好きな「ありがとう」も披露。「感動しました!」とステージに登場した岡村は、休養していた15年前を振り返り「どん底にいたけど、その中での唯一の希望でした。一緒にステージに立ててうれしいです」「本当にありがとうと伝えたい」と改めていきものがかりへの感謝を伝えた。
しんみりした空気を吹き飛ばすように、吉岡聖恵が「せっかくなので元気な曲を!」とナイナイと「じょいふる」でコラボレーション。観客も巻き込んで一緒に歌って、踊って、タオルを振って会場が一体となり大盛り上がりとなった。

ここで、ナイナイから「立てこもっている関係者がいる」と不穏なアナウンスが。その関係者とは『3年B組金八先生』第2シリーズで不良生徒の加藤優役を演じた俳優の直江喜一。1981年に「悲しきティーン・エイジャー」という曲でデビューしたにも関わらず、自身をアーティストとして呼ばれなかったことを不満に思っているよう。中島みゆきの「世情」にのせてそんな不平不満をぶちまけるという『3年B組金八先生』の放送室立てこもりの名シーンが再現され、その後ナイナイと一緒に「人として」(海援隊)を歌った直江は「気持ちよかった~!」と満足した表情を浮かべていた。

イベントのクライマックスを飾るのは、大黒摩季。「オールナイトニッポンファミリーよ、熱くなれ!」と、今回のイベントグッズ「熱くなれ!タオル」を掲げて登場し、「熱くなれ」「DA・KA・RA」「チョット」とヒットソングをメドレーで披露。さらに「あなただけ見つめてる」「夏が来る」「Anything Goes!」といった大黒の代表的な名曲を立て続けに熱唱し、終盤の会場の熱気をさらに上げた。この選曲は、「ヒット曲を披露してください!」というナイナイたっての希望。大黒は現在ツアー中なのだが、ナイナイと秋山から強く望まれた事から今回の出演を決めたのだという。
「ナイナイさんと、私が尊敬しているカリスマボイストレーナーの秋山先生が来いと言うので来るしかないでしょう!」と大黒が出演のきっかけが語ると、リスナーから歓喜の声が上がる。というのも、番組で「大黒摩季さんの『熱くなれ!』を上手く歌うにはどうしたらいいですか?」というリスナーの質問に対し、秋山が「これ、ある“ワンフレーズ”で歌いきれば上手に歌えるんです!」と答えたことで生まれた「ペニゲリオン」が大きな話題となり、長きにわたりリスナーから愛される楽曲となっていたもの。今回はついに秋山と大黒が顔を揃え、ナイナイも加えて「ペニゲリオン 〜熱くなれ ver.〜」をステージで熱唱。横浜アリーナのステージで一緒に歌うことができ、秋山は「ついに本家が認めてくれました!」と大喜び。さらに、本日25日(土)の24時から「『ペニゲリオン ~熱くなれ ver.~』大黒摩季 with カリスマボイストレーナー 秋山先生」として配信リリースすることも発表され、大歓声が巻き起こった。

この日のオールキャストがステージに勢ぞろいし、大黒の「ら・ら・ら」を全員で歌い、イベントはエンディングへ。「あたりまえですが、今回も絶対にオフ会禁止!蜘蛛の子を散らすように帰ってください!」「家に帰るまでが歌謡祭なので、気を付けて帰るように!」とナイナイから決まり事が言い渡されると、最後まで元気なリスナーから「はーい!」と返事が返って来る。
最後は、番組恒例の締めの挨拶、矢部の「わーわーいうております!」、岡村の「お時間です!」に、リスナーが「さようなら~!」と掛け合い、笑いあり感動ありの盛りだくさんだったイベントの幕を下ろした。

■イベントタイトル「ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭」
■開催日時 2025年10月25日(土)開場15時00分/開演16時30分
■開催場所 横浜アリーナ
■出演者ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)
大黒摩季、いきものがかり、Da-iCE、久保史緒里(乃木坂46)、秋山竜次(ロバート)、高須克弥、
原口あきまさ、直江喜一
■イベントHP https://event.1242.com/events/99ann_fes/
■イベントハッシュタグ#ナイナイ歌謡祭
■番組ハッシュタグ#ナインティナインANN
■見逃し配信 配信視聴券3,500円(税込)
見逃し配信視聴期間11月1日(土)10:00~11月9日(日)23:59
※10月25日(土)の終演後から11月1日(土)9時59分までの期間、映像配信はご視聴いただけません。
