【インタビュー】春名真依が7回目の挑戦で気象予報士試験に合格!その原動力となった思いとは? - 日刊エンタメクリップ

【インタビュー】春名真依が7回目の挑戦で気象予報士試験に合格!その原動力となった思いとは?

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2012年9月から2021年7月まで約9年間、アイドルグループ「たこやきレインボー」のメンバーとして活動。現在は俳優・タレントとして幅広いジャンルで活躍中の春名真依(24)が今春、気象予報士試験に合格したことを自身のSNSで明かし、大きな反響を呼んだ。

彼女は一体なぜ超難関と言われる気象予報士試験に挑んだのか?彼女が思い描く未来は?気象予報士の資格を取得したばかりの彼女の本音に迫った。(3月31日、大阪市内にてインタビュー)

【インタビュー】春名真依が7回目の挑戦で気象予報士試験に合格!その原動力となった思いとは?

春名真依

●ソロ活動を始める時はゼロからのスタートだと覚悟をしていた

――春名真依さんにお話を伺いたいと思いますが、昔から呼んでいるニックネームの「まいまい」でいいですか?

春名:はい!変わらず「まいまい」でお願いします(笑)

――私は、まいまいが「たこやきレインボー」として活動していた頃に何回もインタビューやイベントなどの取材をさせていただきました。当時と比べて、まいまいが自分自身で成長したなぁと思うことは?

春名:当時は、自分が考えていることがあっても、「これがいい!」というメンバーがいたら、そっちを一緒に考えるタイプだったんです。グループの頃は、それが最善やと思っていたから。でも、グループから個人での活動になったことで、「私はこう思います」と、自分の考えを明確にするようになりました。あと、すごくアクティブになりました!「行きたい!」と思ったら、すぐに行きます。

――最近はどんなところに行きましたか?

春名:食べることが大好きなので、グルメイベントによく行きます。例えば、「ラーメンフェス」とか「餃子フェス」とか色々あるじゃないですか。最近は「羊フェス」みたいな野外イベントに1人で行って、雨の中でラムチョップを食べました(笑)。去年は音楽フェスにも行きました。今までありがたいことに出る側はあったけど、観に行く側はなかったなと思って。それも1人で行ったので、寂しかったですけど(笑)

――『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)のイベントにも行っていましたよね?

春名:行きました!横浜アリーナ!1人で(笑)

――結構1人で行く感じなんですね(笑)。私が「いぎなり東北産」のライブを関係者席で観させていただいた時、まいまいは堀くるみちゃんと2人で来ていて、事務所の後輩のことをしっかり見守っていて、偉いなぁと。

春名:私がグループでアイドル活動をしていた時は、「こういう表現もあるんや」みたいな、仕事目線で他のグループのライブを観ていたんですけど、今は素直に楽しめるようになりました。純粋に「みんな頑張れ!しんどいことがあったら何でも言って!」みたいな気持ちになります。たこやきレインボーとして色々経験してきたからこそ、そう思えるのかもしれないです。

――「たこやきレインボー」が“全員卒業”した後、どんな道に進むのか、様々な選択肢があったと思います。まいまいがソロで活動するという道を選んだ経緯や心境を教えて下さい。

春名:子どもの頃から家族揃ってドラマを観ることが大好きで、心のどこかで「ドラマに出てみたい!」という気持ちはずっとあったんですけど、グループを卒業する何年か前から舞台に出させていただく機会が増えて、台本を開く時がすごくワクワクすることに気づいて、「お芝居をしたい!」という気持ちが強くなって、この道に進もうと決めました

――今は舞台を中心に活動していますが、ライブやイベントにも出演しています。

春名:ソロになるタイミングで、自分の中で大きな覚悟をしていたんです。これまでアイドルとして活動してきたけど、今から進む道はゼロからのスタートやから、過去の自分に甘えてしまわないように誰も私のことは知らないと思って、一歩ずつ進んでいこうと。でも、アイドルの時にお仕事をさせていただいた方と、また違う形でご一緒する機会も多くて、ゼロからのスタートじゃなかったんやなぁと思いました。

【インタビュー】春名真依が7回目の挑戦で気象予報士試験に合格!その原動力となった思いとは?

●2年前には関西大学を卒業!優秀賞を受賞した卒業論文のテーマは?

――まいまいは2023年3月に関西の名門、関西大学を卒業しましたが、大学に通っていたことを公表していなかったですよね?

春名:そうですね。言ってなかったです。

――アイドルとして活動しながら、大学を受験することはすごく大変だったと思います。

春名:大学を受験するかどうか、もちろん悩んだんですけど、勉強はずっと積み重ねてきたし、自分はどこまでいけるのか試してみたいという好奇心もあって、「きっと4年後の自分は胸を張れると思うから頑張ろう!」と思いました。

――2019年に入学して、その翌年からコロナ禍になってしまいました。

春名:苦しい環境ではあったんですけど、今できる精一杯をやろうと思いながら学んでいました。コロナ禍によってオンライン授業になったことで、舞台稽古に参加するために東京にいても授業を受けることが出来たり、色々なことを学べる期間にもなったと思います。

――ちなみに、学部は?

春名:社会学部です。

――関西大学を卒業する時に「卒業研究優秀論文賞」を受賞されたそうですが、社会学部らしいテーマで卒論を書いたんですか?

春名:言葉やコミュニケーションを専門分野にされている教授の授業が面白くて、その教授のゼミに入ったんですけど、教授が教えてくださった「コミュニケーション」のことと、私が得意なジャンルの「アイドル」を掛け合わせたテーマで、データを集めつつ、コロナ禍での私の実体験も踏まえた卒論を書きました。コロナ禍によってアイドルとファンの距離感が物理的には遠くなったけど、心理的には近くなったことを書きたいなと思って。

【インタビュー】春名真依が7回目の挑戦で気象予報士試験に合格!その原動力となった思いとは?

●気象予報士の資格を取れたら、これから戦っていくための武器になる!

――まいまいは今春、気象予報士試験に合格しました!おめでとうございます!

春名:ありがとうございます!

――合格率が約5%と言われていますが、そんな超難関を突破した時の心境は?

春名:4年間ずっと勉強してきたので、「やっとだ…」と思いました。合格者の受験番号がその日の朝、発表されるんですけど、自分の受験番号と照らし合わせる時が怖すぎて…。合格者数が多くないので、50番飛びとか普通にあるんですよ。だから、自分の受験番号を見つけた時は、「あった!やっとだ…」という気持ちでいっぱいでした。

――気象予報士試験は1年に2回ありますが、何回目の挑戦だったんですか?

春名:7回目でした。6回、自分の受験番号がないのを見てきたので、喜びが大きかったです。

――それは「やっとだ…」という気持ちになりますよね。今回、合格する自信はありましたか?

春名:自信はあったんですけど、期待しすぎると、落ちた時のショックが大きすぎて、立ち上がれないと思って…。でも、明らかにこれまでとは手応えが違ったので、ちゃんと身に付いてはいるなという実感はありました。気象予報士試験は、マークシートの学科試験2科目と、資料を用いて記述する実技試験があるんですけど、学科試験は合格したら、1年間受験免除になるんです。1年前に学科は2科目ともに合格して、去年の夏は仕事の都合で受験できなかったので、今年1月の実技試験に全てをかけようと思って、この1年間ひたすら過去の試験問題を解いて、勉強し続ける日々でした。

――気象予報士試験の勉強で、特に大変だったことは?

春名:学ぶ量が多いことです。気象に関する幅広い知識が必要なんですよ。天気のことはもちろん、計算することもすごく多いし、宇宙や科学のことも学ばないといけないので…。私は教科書と参考書を見ながら、1人で黙々と勉強していたので、自分の苦手分野を知るまでが大変だったかもしれないです。

――先生に教えてもらうこともなく、完全に独学だったんですね。3月14日にSNSで気象予報士試験に合格したことを公表した際、「高すぎる壁にくじけて立ち上がれなくなる時もありました」と。それをどうやって乗り越えたんですか?

春名:負けず嫌いな性格だと思います。難しいなと感じることが本当に多かったんですけど、元アイドルで、気象予報士の資格を持っている人は少ないと思うので、「絶対に合格して、先駆者になりたい!」という気持ちでした。

――そもそも、気象予報士に興味を持ち始めたきっかけは?

春名:もともと空を見るのが好きで、「青空って綺麗やなぁ」と思って写真を撮ったりしているのに、何も知らないなぁと思って、気象予報士の試験があることを知って、その試験がすごく難しいことも知ったんですけど、気象予報士の資格を取れたら、私がこれから(芸能界で)戦っていくための武器になる、私のことを知ってもらえるきっかけになると思って、受験することを決意しました。

【インタビュー】春名真依が7回目の挑戦で気象予報士試験に合格!その原動力となった思いとは?

――気象予報士試験に合格して、反響も大きかったと思います。

春名:こんなに(祝福のコメントが)来るんやと思って、ビックリしました!スタープラネットのメンバーも沢山コメントをくれて、すごく嬉しかったです。私は今、別の場所で頑張っているけど、「こういう道もあるんだよ」と、背中で示したいなと思っていたので。

――ご家族からは?

春名:やっぱり親が一番喜んでくれました。私が「もうダメかもしれない…」という時に相談に乗ってくれましたし、不合格だった時は「次は絶対に取ろう!」と立ち上がらせてくれました。そのサポートがあったおかげで合格できたと思うので、すごく感謝しています。合格発表の後、すぐにケーキを買って来てくれて、家族で食べました。

――自分へのご褒美は?

春名:合格したことの達成感に浸っていて、まだ何も考えてなかったです。

――気象予報士としての今後の抱負は?

春名:お天気お姉さんをやってみたいです!何年も前に「まいまいって、お天気お姉さんをやってそうな見た目だね」と、複数の人から同じ時期に言われたことがあって、それも気象予報士を目指すきっかけのひとつだったので、お天気お姉さんの仕事をやってみたいですし、舞台やドラマなどで気象関連の作品・役柄があったら、私が学んだ知識をフル活用して、一緒に作り上げることが出来ると思うので、力になれたらいいなと思います。

――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします!

春名:私が気象予報士試験に合格したことを発表した時に、私のことを知ってくださった方もいらっしゃると思います。これもきっと何かの縁だと思いますので、関西人で、高身長(170cm)で、気象予報士の資格を持っている春名真依をよろしくお願いします!

【取材・文・写真=ポッター平井】

◆春名真依 公式プロフィール

春名真依 | スターダストプロモーション

◆春名真依 公式X

春名真依(@harunamai0105)さん / X

◆春名真依 公式インスタグラム

春名真依(@harunamai_official) • Instagram写真と動画

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