『ミッドナイトスワン』の内田英治監督の最新作『誰よりもつよく抱きしめて』の公開記念舞台挨拶が2月9日、大阪市内で行われ、ヒロイン役を演じた久保史緒里(乃木坂46)がメインキャストの三山凌輝、ファン・チャンソン(2PM)、内田英治監督とともに登壇した。作品に関する様々な質問に答える一方で、タイトルにちなんだ「誰よりもつよく抱きしめたくない(苦手な)ものは?」という質問に対して、彼女が出した答えとは?
日本列島に今冬最強の寒波が襲来した2025年2月9日、17時。大阪・TOHOシネマズ梅田にて、『誰よりもつよく抱きしめて』の舞台挨拶が行われた。
映画の上映後、その余韻が冷めやらぬ中、三山凌輝、久保史緒里、ファン・チャンソン、内田英治監督の順で1人ずつ登壇。観客から大きな声援と拍手が送られ、舞台挨拶がスタート!(以下、久保史緒里の受け答えをメインにお伝えします)
――大阪でも大盛況の舞台挨拶になりましたが、大阪の印象は?
久保史緒里:ライブとかで大阪に来た時も、大阪の皆さんはすごく熱くて、今日も(熱気を感じて)嬉しいです!
――大阪で舞台挨拶を迎えた今の率直な気持ちをお聞かせ下さい。
久保史緒里:こんな機会はなかなかないので嬉しいなと思いますし、これからどんどん(作品が)広がっていくといいなぁという気持ちです。
――三山さんが演じる水島良城(よしき)の恋人役、桐本月菜を演じた久保さん、恋人に触れられないけど寄り添うという苦しい思いを抱えた役柄を演じてみて、いかがでしたか?
久保史緒里:やっぱり触れられないというのは、すごく大きな壁だなと感じましたし、その現状を打破したいというか、治してほしいと願うこともエゴのような気がして、そこがすごく難しくて…。(良城が抱えている)強迫性障害だけじゃなくて、良城という人物に対しての向き合い方がすごく繊細な部分があったので、月菜自身もそれをすごく気にしながら、一歩一歩、歩みを進めていたんだろうなと感じながら、演じていました。
――三山さんと久保さんのお互いの印象はいかがでしたか?
三山凌輝:もう何度も話しているんですけど(笑)、結論から言うと、仲良かったですよ。最初は距離がちょっと遠かったけど…。
久保史緒里:私が人見知りなので…。
三山凌輝:ファン・チャンソンと久保史緒里の距離があまり近付いていない感じがしたので、「おまえら、どうしたんだ?」と。(うつむいている久保を見て)そんなにうつむかんでもいいんとちゃう?(笑)
久保史緒里:この話になる度に申し訳ないなと思って…。
三山凌輝:3人で一緒にごはんを食べてから、より一致団結できたかなと。
――内田監督から見て、おふたりの印象はいかがでしたか?
内田英治:久保ちゃんは僕にも距離を取るんです(→館内爆笑)
久保史緒里:そんなことないです!まったくもう!(笑)
――撮影現場ではどんな感じでしたか?その都度ディスカッションしたとか…
内田英治:基本的には、おまかせという感じだったんですけど、一度だけ久保ちゃんが「何か違う」という顔をしていて、それは芝居の声のトーンのことで、僕の方が正しいと思って、(その演技を)やってもらったんですけど、久保ちゃんの方が正しかったことに気付きました。そのシーンがどこなのかは想像していだだけたら。だからやっぱり、役者に寄り添うことは大切だなと思いました。
――久保さんと三山さんは、役のことでお話しすることはあったんですか?
2人:いや、そんな…(→館内爆笑)
――ここで皆さんに共通の質問です。作品のタイトルにちなんで、どうしてもこれだけは苦手なもの、「誰よりもつよく抱きしめたくないもの」を聞かせて下さい!久保さんからお願いします。
久保史緒里:私は静電気がめちゃくちゃ苦手で、服とかも、静電気が起きないことを基準に選んでいるぐらい、本当に苦手です。ビリビリ(電流)とか…。
ファン・チャンソン:ビリビリ椅子?去年、日本に来る度に毎回やりました!
三山凌輝:どこに行ってんの?
ファン・チャンソン:『(TBSの)ラヴィット!』
三山凌輝:うわー!(→館内爆笑&拍手)
ファン・チャンソン:マジで痛いです!
――チャンソンさんが誰よりもつよく抱きしめたくないものは?
ファン・チャンソン:えーっと…ビリビリ椅子!(→館内爆笑)
三山凌輝:じゃあ、もう二度とやらない?
ファン・チャンソン:いやいや、(『ラヴィット!』には)行くよ!
三山凌輝:むしろ好きじゃないですか?(笑)
ファン・チャンソン:抱きしめたくないけど、ビリビリ椅子をやらなかったら、ちょっと気持ち悪い(笑)
――では、内田監督が誰よりもつよく抱きしめたくないものは?
内田英治:馬です。
久保史緒里:馬?
内田英治:小さい頃、馬に轢(ひ)かれたことがあって…
――馬に乗っかられたってことですか?
内田英治:いやいや、海外育ちなので、車に乗っていたら、前から馬が走って来て、車を踏んで走り抜けていって…
久保史緒里:えーっ!?(驚)(→館内も騒然)
内田英治:血まみれで病院に行きました(笑)
――思っていたより相当すごい話でしたね(笑)。最後は三山さんです。
三山凌輝:お湯張りをした後、運転が切れた翌日の浴槽!これ、わかる?
久保史緒里:わからない…
三山凌輝:お風呂の浴槽にお湯を張る時、ちょっと時間がかかるじゃないですか。その間にベッドで休もうと思っていたら、そのまま寝ちゃうんです。翌朝、お風呂に行ったら、冷水になっていて、<本日の節約3400円>みたいなことが表示されているんですよ。もう一度、水を入れ直そうかなと思うんですけど、節約いくらっていうのを見ると、おいだきでいいかって…。
久保史緒里:(観客の皆さんは)あまりうなずいてなかったですよ(笑)
三山凌輝:嘘でしょ!?わからない?わかる?(→観客「わかるー!」)絶対フォローやん(笑)。でも、フォローしてくれて、ありがとう!
――最後に、締めの挨拶をお願いします!
久保史緒里:この作品には色々な人が出てくると思うんですけど、それぞれ色々な感情があって、でも自分を貫いて、主張し合って、重なり合って、交わりあって…というのが、今の時代、言わないことが優しさとか美しさって言われる中で、言葉にする大切さを改めて実感した作品です。すごく身近なお話だなと思いますので、ぜひ皆さんも大切な方と一緒に観ていただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました!
◆映画『誰よりもつよく抱きしめて』 公式サイト
2025年2月7日公開 映画『誰よりもつよく抱きしめて』公式サイト (dareyorimo-movie.com)
◆映画『誰よりもつよく抱きしめて』 公式X
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