2018年にSTU48のドラフト3期生としてデビューした「舞Q」こと中村舞。今年6月にリリースされたSTU48の1stアルバム『懐かしい明日』のリード曲『愛の重さ』で初の単独センターを務めた彼女の1st写真集『嫌いの反対』(宝島社)が8月27日に発売された。ロケ地は出身地の愛媛県。子どもの頃から通っていたバレエスクールや祖母の家などでも撮影を敢行。自身初の水着、ランジェリーカットにも挑戦した意欲作だ。
今回は、その発売記念お渡し会で来阪していた彼女を直撃!写真集に関するエピソードはもちろん、マレーシア遠征の思い出、毎日配信を続けているSHOWROOMの魅力なども語ってもらった。(8月25日、梅田・蔦屋書店にてインタビュー)
●SHOWROOM配信でファンも急増!中村舞がその魅力を語る!
――私は舞Qと同期(ドラフト3期生)の「わかぽん」こと安部若菜さんと『NMB48のTEPPENラジオ』という番組で一緒にお仕事をさせていただいています。わかぽんとのエピソードは何かありますか?
中村:NMB48さんと会う機会がほとんどないので、実際に絡みがあるわけではないんですけど、わかぽんが書いた小説『アイドル失格』を読ませていただいて、それが実写化された連続ドラマも観させていただきました。12月にまた小説を発売することとかもSNSでチェックしています。
――舞Qが色々チェックしていることを知ったら、わかぽんも嬉しいと思うので、伝えておきますね(→番組収録時に伝えると、すごく喜んでいました!)。さて、舞Qは8月18日にマレーシアのクアラルンプールで開催された「AKB48 Group LIVE in KL 2024 First Cry」に出演していましたが、いかがでしたか?
中村:私は海外でライブをすること自体が初めてだったので、不安もあったんですけど、(観客の皆さんが)すごく盛り上がってくださって、私も楽しめましたし、コロナ禍以降、48グループの交流があまりなかったので、こうして国境を越えて交流することが出来て、嬉しかったです。大きな経験になりました。
――STU48の1期生で、今年6月にクアラルンプールを拠点に活動するKLP48に移籍した甲斐心愛さんは元気でしたか?
中村:元気でした!そこは全く変わっていなかったです。英語でコミュニケーションを取っていて、ビックリしました。広島弁は出ていなかったと思います(笑)
――甲斐心愛さんには「○○じゃけぇ」という広島弁をクアラルンプールで流行らせていただきたいです(笑)。舞Qが昨日(8月24日)のSHOWROOM配信で話していた、マレーシアの“立ち幅跳びカフェ”が気になります(笑)
中村:私は店内には入っていないんですけど、お客さんが立ち幅跳びをすると、その距離によって割引サービスを受けられるみたいで、面白いアイデアだなぁと思いました。
――そのカフェを発見して、「面白いアイデアだなぁ」だけで終わらずに、「STU48の特典会とかで、そういう企画をやってみたい」という提案もされていて、常にグループのことを考えている舞Qの姿勢が素晴らしいなと思いました。
中村:ファンの皆さんとシャトルランとか、してみたいです。
――ぜひ実現させて下さい!私の中で舞Qといえば、基本的に毎日23時台から24時までSHOWROOM配信をしてファンを楽しませてくれているアイドルです。そこで、私が独断と偏見で「舞QのSHOWROOM配信 ここが“嫌いの反対”(=好き)!」というポイントを3つにまとめてみました。1つ目は「カラオケを楽しそうに歌う」
中村:歌が好きなので、カラオケはすごく楽しいです!あっという間に時間が過ぎていきます。
――楽しそうに歌っている舞Qを観ていると、幸せな気分になります。
中村:本当ですか!? 嬉しいです!
――特に『ヘタレたちよ』を歌う時に、食卓塩を手に持って、マラカスのように振りながら歌うところが最高です(笑)
中村:部屋にあるので(笑)
――続いて、2つ目は「たまに料理配信をしてくれる(姉Qも声だけ出演)」。2~3ヶ月に1回ぐらいの割合かなと思うんですけど、こちらがそろそろ料理配信を観たいなと思っている時に、やってくれるイメージがあります。
中村:確かに!そんなに多くはないですよね。最近は料理というより、お菓子作りが多いですけど、気が向いたら作っています。
――レア感もありつつ、同居されているお姉さん(呼称:姉Q)の分も作って、姉妹で楽しく会話をしながら食べるシーンが微笑ましいなと思います。
中村:姉がいないと料理配信はやらないですね。料理の工程でわからないことがあると、姉に聞いたら教えてくれるので、頼りにしています(笑)
――そして3つ目は「ゾンビの話になると熱くなる」。
中村:はい(笑)、最近よく話していますよね。もともとゾンビが苦手だったんですけど、ゾンビの映画やドラマを観ていたら、“嫌いの反対”になってしまいました(笑)
――舞Qのゾンビ愛が伝わってきます。配信を観ているファンの皆さんから「またゾンビの話ww」などというコメントもよく見かけます(笑)。ハマっているといえば、8月20日の配信で、アニメ『ブルーロック』にハマったと話していました。
中村:『ブルーロック』にハマりました!
――推しのキャラクターは?
中村:蜂楽廻(ばちら・めぐる)くんです!
――蜂楽くんのどんなところが好きですか?
中村:蜂楽くんは「ドリブルの神」なんですけど、緊張とかも楽しいと思えるタイプの人で、なんかかっこいいなぁと思って…。覚醒する感じが好きです。
――そんな舞Qに『ブルーロック』のグッズをプレゼントさせていただきます!
中村:えーっ!! (驚)
――巾着、クリアファイル、クリアポーチ、アクリルキーホルダーです。アクキーはランダムなので、推しの蜂楽くんが出る確率は7分の1ですけど…。
中村:すごい!見たいです!開けてもいいですか?
――どうぞ!
中村:(開封して)あーっ!千切豹馬(ちぎり・ひょうま)くんでした!千切くんも好きですよ。嬉しい!ありがとうございます!
――よかったら使って下さい。他にも舞QのSHOWROOM配信の魅力は沢山あります。メンバーとのエピソードを色々話してくれるのもファンの皆さんは嬉しいと思います。同期で仲良しの沖ちゃん(沖侑果)とケンカした話とか。
中村:ケンカは最近してないですよ(笑)
――写真集はまだ手渡し出来ていないんですよね?
中村:私から渡せてはいないんですけど、昨日、東京でお渡し会があって、その時に写真集をゲットしたファンの方が、沖ちゃんにプレゼントしてくれたみたいで、沖ちゃんから「写真集、もらっちゃったよ」というLINEが来ました(笑)。「まだ見ない方がいい?」って聞かれたので、「好きな時に見て」って返したら、「来たるべき時に見る」って(笑)
――「来たるべき時」という言い回しが沖ちゃんらしいですね(笑)。舞Q自身が思うSHOWROOM配信の魅力は何ですか?
中村:アイドルはステージに立っている時の顔があると思うんですけど、そうじゃないオフの顔を見られるところがいいなと思います。私も素(す)で配信していますし、コメントでファンの皆さんとのコミュニケーションも取れるので、近い存在になれるところもSHOWROOM配信の魅力です。
――舞QのSHOWROOM配信を観てファンになった方も多いと思います。
中村:昨日と今日の写真集のお渡し会でも「SHOWROOM観ています!」という声をたくさんいただいて、多くの方に観ていただいているんだなと実感しました。
――それにしても、舞Qの身の回りで起きるエピソードが面白すぎます。おととい(8月23日)も、エチオピア人の方から話しかけられたとか(笑)
中村:そうなんです!毎日ネタみたいな出来事が起きて、人生楽しいです(笑)
●ランジェリーカットを見て気づいた新たなチャームポイントとは?
――待望の1st写真集『嫌いの反対』が発売されました!今の心境は?
中村:やっぱり1st写真集って特別なものなので、嬉しいです。ファンの皆さんもすごく喜んでくださって、夢を叶えることが出来て良かったと思っています。
――秋元康先生の帯コメントでは「中村舞は天邪鬼だ。きっと恥ずかしがり屋なのだろう。自分の気持ちを素直に伝えられない。だから「好き」と言えずに「嫌いの反対」と言ってしまうんじゃないかな」と。
中村:自分では天邪鬼ではないと思っているんですけど、素直になれない時もあるのかなとは思います。
――おととい(8月23日)の東京での囲み会見の際、天邪鬼エピソードを聞かれて、ファンの方に対してのエピソードを話していましたが、STU48のメンバーに対しての天邪鬼エピソードを聞かせて下さい。
中村:マレーシアでメンバーと歩いていた時、くるくる(久留島優果)が腕を組んできて、嬉しかったんですけど、恥ずかしくて、ツンツンした対応をしてしまって、天邪鬼かなと思いました(笑)
――写真集は地元の愛媛県で撮影されました。舞Qからのリクエストですか?
中村:スタッフさんと色々相談した上で決まったんですけど、1st写真集なので、生まれ育った故郷がいいかなと思いました。
――写真集のテーマは?
中村:地元の愛媛県に帰って来て、のんびり過ごそう!みたいな感じです。
――こんな写真を撮りたいというリクエストもされましたか?
中村:バレエのシーンは絶対に撮りたいと思っていました。2歳の頃からずっとクラシックバレエを習っていて、青春時代を捧げていたので、私が習っていたバレエ教室で撮りたいというリクエストをしました。
――約1年前に、沖ちゃんが「舞Qが写真集を出す時はレオタードで!」と話していました。その夢を叶えてあげたんですね(笑)
中村:沖ちゃんの夢を叶えてあげたんじゃなくて、私が撮りたかったんです!(笑)
――沖ちゃんのためにレオタード姿を撮ったわけではないということにしておきましょう。舞Qは天邪鬼なので(笑)。表紙のランジェリーカットは舞Qが選んだんですか?
中村:私が優柔不断で決めきれなかったので、何枚か選んだ中から、秋元康先生に決めていただきました。
――水着やランジェリー撮影は初挑戦!ランジェリー撮影が水着よりも先だったとか。
中村:緊張しました。「こんな格好でいいの?」みたいな(笑)。ちょっと透けている感じの白いニットを上に着ていたんですけど、ニットをめくる動作が恥ずかしかったです。初めてだったので、こんな感じで撮影するんだと思って、新鮮でした。
――水着撮影はいかがでしたか?
中村:5月に撮影したので、ちょっと寒かったんですけど、天候に恵まれて、海もすごく綺麗で、居酒屋さんに飾ってありそうな写真が撮れました(笑)
――ビールのキャンペーンガールみたいな(笑)。廃校のプールでスクール水着を着ているカットもありますね。
中村:そのスクール水着の写真が先行カットとして最初に公開されたんですけど、ファンの皆さんもビックリしたみたいです。
――おばあちゃんの家でも撮影されたそうですが、その時の裏話は?
中村:おばあちゃんはずっと物陰にいて、撮影の様子をこっそり見ていました(笑)
――写真集を撮影したアイドルさんに話を聞くと、撮影期間中はあまり食べないようにして、撮影後に食べまくる人が多いようです。舞Qはいかがでしたか?
中村:撮影中もいっぱい食べていました。我慢するとイライラしてしまうので(笑)。いっぱい食べて、いっぱい笑いながら撮影できました。
――地元の美味しいご当地グルメも食べましたか?
中村:三津浜という地域にある「三津浜焼き」を食べました。麺も入っているお好み焼きを折りたたんだようなグルメで、すごく美味しかったです!
――STU48のメンバーからの感想コメントで、印象に残っているのは?
中村:同期の信濃宙花ちゃんから「写真集はもちろん欲しいけど、露出がある写真は恥ずかしくて見られへん」みたいなことを言われました(笑)
――ちなみに、姉Qの反応は?
中村:妹の水着姿などをあまり見たことがないので、ちょっとビックリしていました(笑)
――舞Q自身は完成した写真集を見て、どう思いましたか?
中村:「めっちゃええやん!」というのが一番です。いろんな表情を撮っていただいて、素の自分を出せたかなと思いますし、ランジェリーカットを見て、意外と背中がいいなと思いました。チャームポイントが増えました(笑)
――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
中村:いつも応援してくださっている方は首を長くして待ってくれていたと思うんですけど、1st写真集を出すことが出来て本当に嬉しいです。全ページ最高なので、隅から隅まで見て、私のことをたくさん知っていただけたらと思います!
【取材・文・写真=ポッター平井】
◆STU48 中村舞1st写真集『嫌いの反対』商品概要
タイトル:STU48 中村舞1st写真集『嫌いの反対』
撮影:熊木優
発売日:2024年8月27日
版型:A4版
ページ数:128ページ
価格:2750円(税込)
出版社:宝島社
STU48 中村 舞 1st写真集 嫌いの反対│宝島社の通販 宝島チャンネル (tkj.jp)
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