スターダストプロモーション「STAR PLANET」所属の10人組アイドルグループ、私立恵比寿中学(通称:えびちゅう)。
“永遠に中学生”をコンセプトに活動中の彼女たちは今年4月から7月まで行った15周年ツアーも無事に完走。8月17・18日の2日間は、えびちゅう恒例の夏の野外ライブ「ファミえん」を開催予定。更に来年3月20日には、さいたまスーパーアリーナでの単独公演が決定するなど、結成から15周年を迎えた今も進化し続け、アイドル界を牽引している。
今回はメンバーを代表して、真山りか・仲村悠菜にインタビュー!それぞれの近況や、15周年ツアーの振り返り、さいたまスーパーアリーナ公演に向けての意気込みなどを聞いた。(7月22日、大阪市内にてインタビュー)
●真山りか&仲村悠菜のマイブームとは?
――自己紹介をお願いします!
真山:出席番号3番、真山りかです!
仲村:出席番号17番、仲村悠菜です!
2人:よろしくお願いします!
――よろしくお願いします!まずはグループの近況からお聞きしたいと思います。今年の4月からグループの公式愛称が、カタカナと漢字表記の「エビ中」から、ひらがな表記の「えびちゅう」に変わりました。変更になった理由は?
真山:全ての年代の方にわかりやすくしたいという思いから、ひらがなの「えびちゅう」になりました。日本っぽいし、かわいいし(笑)
――ひらがなの「えびちゅう」には、もう慣れましたか?
真山:まだ慣れないです。この間もCDにサインを書く時に「エビ中」と書いてしまいました(笑)
仲村:私もインスタグラムに投稿する時のハッシュタグで「エビ中」を使ってしまったんですけど、すぐに気付いて、しれっと修正しました(笑)
――公式愛称が変更されてすぐに、冠番組『岩井・狩野・えびちゅうの推しかるちゃー』(MBSテレビ)がスタートしました!初回は真山さんが進行を担当して、推しアニメを紹介していましたが、サプライズもありましたね。
真山:本当に嬉しかったです!私の一番の推しは声優の田村ゆかりさんなんですけど、二次元の推しは『THE IDOLM@STER』(アイドルマスター)のキャラクターの星井美希ちゃんなので、星井美希ちゃんがサプライズで登場してくれて、同じ画面に映っていることが信じられなかったです。推しとの共演って禁断の場所に足を踏み入れたような感覚で、いろんな毛穴という毛穴から汗が出てきました(笑)
――仲村さんは、その番組で自分の推しを紹介するなら、何を推したいですか?
仲村:私はアイドルという存在が大好きなので、アイドルを推したいです。ロケに行ったり、スタジオで番組の進行を頑張りたいなと思います。
――仲村さんといえば、4月から『めざましテレビ』(フジテレビ系)の「イマドキガール」に就任しました!グルメやファッションなどのトレンド情報を紹介するコーナーですが、今日(7月26日)の時点で8回出演しました。ここまでを振り返って、いかがですか?
仲村:ほとんどスイーツを食べているんですけど(笑)、食リポって難しいんだなと。リポートするだけじゃなくて、食べた後のフォークを口から出す速度とか、そのフォークをどこに置くかとか、そんなことも考えながら撮影していることを知りました。美味しいものをたくさん食べさせていただいた上に、新しい知識や技術を学べて、楽しいです。
――真山さんは仲村さんの食リポを御覧になったことはありますか?
真山:初回を観ました!初々しさもありつつ、堂々とコメントしていた印象があります。でも、今の話を聞いて速度とかも関係あるんだって、ビックリしました。私が知らなかったことを彼女は知っているので、彼女から食リポを学びたいなと思います。
――おふたりそれぞれの今のトレンド、マイブームは何かありますか?
真山:私はピラティスです。10代の頃は、がむしゃらにライブをしていたんですけど、20代はただがむしゃらにやるのは違うなと思って、健康を意識するようになって、去年からピラティスに通うようになりました。手の先まで芯が通っているというか、ちゃんと頭を使って全身を使えている感覚があります。皆さんにもおすすめしたいです。
――真山さんはサウナ好きのイメージが強いですが、ピラティスにもハマっていたんですね(笑)。仲村さんのマイブームは?
仲村:私は長風呂にハマっています。半身浴なんですけど、YouTubeやドラマを観ながら40~50分ぐらいお風呂に浸かって、冷房が効いた部屋に戻ってくると気持ちいいなと思って、サウナはその進化系なのかなと。お風呂に入っている時間が長いので、最近入浴剤を集めるようになりました。
●『オールスター合唱バトル』で味わった楽しさと悔しさ
――フジテレビ系で7月14日に放送された『オールスター合唱バトル』に、令和アイドル合唱団のメンバーとして、えびちゅうからは4人(真山りか・安本彩花・桜井えま・仲村悠菜)が参加しました。アイドルソングメドレーと『Dynamite』(BTS)を披露していましたが、いかがでしたか?
真山:私は前回から参加させていただいて、その時は女性アイドルのみの合唱団だったんですけど、今回は男性も加わった混声合唱団になったことで、こんなに幅が広がるんだなと思って、すごく楽しかったです。振付も多くて、歌って踊るアイドルならではのパフォーマンスが出来たんじゃないかなと思います。実はメドレーでは私が振付を担当した部分もあったんです。前回は初参加で、自分からこうしたいとか言えなかったので、今回は積極的に頑張ろうと思って、いい感じに取り組めたと思います。でも、結果が伴わなかったので、もし次回があったら、もっと頑張りたいです。
仲村:私は今回が初参加で、すごく緊張していて、えびちゅうの参加メンバー4人の中で私だけがソプラノ担当になって3人と離れた立ち位置になったので、より緊張しました。でも、まわりの皆さんがすごく優しく接してくれたことが嬉しくて、チームで戦うことの楽しさ、負けた時の悔しさも味わえて、いい経験をさせていただいたなと思います。
――2ヶ月間も練習されていたんですよね?
真山:そうですね。でも、皆さんお忙しいので、全員揃ったのが本番と、前日練習の2回だけだったので、不安でいっぱいだったんですけど、文化祭みたいな青春を感じて、いい思い出ができました。
――『オールスター合唱バトル』は1ショットや2ショットなどで映る度に名前のテロップが出るので、演者さんに優しいなと思いました。その効果があったりしましたか?
仲村:番組を観て、えびちゅうに新メンバーが入ったことを知ったという方も多くて、私のSNSのフォロワーさんも増えました。
真山:私はフォロワーさんが増えたというより、「真山ってまだアイドルやってたんだ」という投稿をよく見かけました(笑)。こうしてテレビに出演させていただくことがあると、少しでもえびちゅうに触れる機会があった人が、えびちゅうのことを思い出してくれたりするので、ありがたいなと思います。
●国内外で開催した15周年ツアー!台湾グルメも満喫!
――取材日の時点で、えびちゅうさんは15周年ツアーを開催中で、大阪公演を残すのみです。ここまでのツアーを振り返って、いかがですか?
真山:今回は2月にリリースしたアルバム『indigo hour』を引っ提げてのツアーになっています。私たち的には「楽曲の幅が広がったぞ!」という思いで出したアルバムなんですけど、ファンの皆さんの最初の感想としては「えびちゅうらしくない」とか、どちらかというと賛否の否のコメントもいただきました。でも、楽曲に対する“えびちゅうらしさ”って私はそもそもないと思っていて、時代によって変化しながら、そこにあるノスタルジーな、エモーショナルな気持ちになったりすることが“えびちゅうらしさ”なのかなと思います。今回のツアーを通して『indigo hour』の評価が高くなってきて、ファンの方からも「今までで一番面白いツアーだ!」という声が多くて、良かったなと思います。
仲村:今回の公演は『indigo hour』に収録されている3曲から始まるんですけど、その序盤に私のパートが集中していて、毎公演すごく緊張するので、上手く歌えなかったこともありました。でも、それが徐々に改善できるようになって、個人的にも成長したと思いますし、去年の春ツアーと比べて、10人のチーム感、団結力も強くなったと思います。
――ツアーの一環として、7月6日には台北公演も開催しました。
真山:会場のLegacy Taipeiは2017年にワンマンライブを予定していた場所で、いろんなことがあって中止になってしまったので、私たちにとって念願の台北公演でした。海外で待ってくださっているファンの皆さんがいてくれたから、この公演を開催することが出来ましたし、現地の皆さんの熱量がすごくて、充実した公演になりました。
仲村:日本でのライブだとあまり感じないような種類の熱気を感じました。イヤモニをしていても大きな歓声が聞こえてきて、すごくテンションが上がりました。私は台北に行くのが初めてだったので、たくさんの初めてを経験して、美味しいものも食べられて、嬉しかったです。
――特に何が美味しかったですか?
仲村:小籠包です!すごく美味しかったんですけど、ノーマルな小籠包(プレーン)の他にも、瓜、トリュフ、カニ味噌とか色々な種類があって、トリュフ以外の味の違いがわからなかったです(笑)
真山:難しかったよね(笑)。ののか(風見和香)はプレーンの小籠包を食べて、「カニ味噌の味がする!」って言っていました(笑)
――真山さんは小籠包以外では何が美味しかったですか?
真山:私は麺線(メンシェン)です。安本彩花が「食べたい!」って言っていて、お姉さんメンバーで食べに行ったんですけど、かつお出汁にとろみがついたようなスープに、素麺のような麺が入っていて、お粥みたいな満腹感があって、美味しかったです。
●今夏のファミえん、来春のさいたまスーパーアリーナ公演に向けて
――8月17・18日は「えびちゅう 夏のファミリー遠足 略してファミえんin山中湖2024」が開催されます。仲村さんは昨年が初参加でしたが、いかがでしたか?
仲村:初めての「ファミえん」で、すっと楽しみにしていて、すごく楽しかったんですけど、想像していた倍の水が出てくるライブで、ずっと放心状態でした(笑)
――「ファミえん」は2013年に始まって、えびちゅうの夏の恒例行事になっています。真山さんが思う「ファミえん」の魅力は?
真山:やっぱり水ですね(笑)。大人も子どもも水に濡れて、はしゃいで、えびちゅうの音楽に浸って、時にはエモい気持ちになって涙したりすることが「ファミえん」の良さだと思います。
――今年の「ファミえん」に向けての意気込みを聞かせて下さい。
真山:今年も天候に恵まれて、楽しい2日間を過ごせたらいいなぁと思います。私も存分に楽しむので、皆さんも存分に楽しんでいただけたらと思います!
仲村:去年は水に圧倒されてしまったので、今年は水にも負けないし、ファンの皆さんにも負けない気持ちで頑張るので、皆さんも私に負けないぐらい楽しみにして来て下さい!
――真山さんは8月28日から9月1日まで、銀座・博品館劇場で上演されるオムニバスコント公演「天使のように微笑んで財布なくしてガム踏んで」に出演します。
真山:今回(グループから)1人で出させていただくのが初めてで、しかもコントということで、まだ台本も届いていないので、どんな内容なのかもわからない状態です(笑)。この舞台の稽古と「ファミえん」のリハーサルが同時進行になると思うので、8月はいっぱい頭を使うことになりそうです(笑)。来てくださる方は頭を空っぽにして、楽しんでいただけたらと思います。
――来年2025年3月20日には、さいたまスーパーアリーナ(SSA)で単独公演を開催することが決定しています。2015年以来10年ぶり3度目のSSA公演になりますね。
仲村:私は、さいたまスーパーアリーナのステージに立つことが初めてになるので、どんな景色が見られるのか、すごく楽しみです。来年の3月までに、もっとたくさんの方に、えびちゅうのことを知っていただいて、SSAに来ていただけたら嬉しいです!
真山:この10人で見せられる景色が欲しいと思っていたので、さいたまスーパーアリーナで再びワンマンライブを開催するという目標を立てていたんですけど、全国ツアーの初日(4月20日)に、それが実現することを発表させていただきました。「皆さんのこの1年を私たちに委ねて下さい!」と言ったからには、みんな笑顔でそのステージに立てるように、それに向かって全力で駆け抜けたいと思います!
――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
仲村:今、この記事を読んでくださった方も、えびちゅうの虜にして、さいたまスーパーアリーナで最高の景色を見せたいと思っています。これからも、えびちゅうの応援をよろしくお願いします!
真山:今の10人のえびちゅうをまだ見たことがない方にも、えびちゅうのライブは見応えがあることを知ってほしいです。ライブは私たちだけでは作れるものではないので、一緒にライブを作りに来ていただけたら嬉しいです。どこかでライブを観ていただいて、「えびちゅう、いいな」と思ったら、さいたまスーパーアリーナにも足を運んで下さい!
【取材・文・写真=ポッター平井】
◆私立恵比寿中学 オフィシャルサイト
私立恵比寿中学オフィシャルサイト (shiritsuebichu.jp)
◆「えびちゅう 夏のファミリー遠足 略してファミえんin山中湖2024」特設サイト
私立恵比寿中学 えびちゅう 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖2024 (famien.com)
◆2025年3月20日(木祝)さいたまスーパーアリーナ公演詳細
私立恵比寿中学オフィシャルサイト|NEWS|3月20日(木祝) さいたまスーパーアリーナ公演詳細決定!! (shiritsuebichu.jp)