燃えこれ学園、2022年度の最後を飾った「年末冬休みSP！私服公演」をレポート。次は、1月10日「あけおめSP＆つうしんぼユニットSP!」。

燃えこれ学園にとって2022年最後の公演になったのが、「燃えこれ学園配信ライブ 年末冬休みSP！私服公演」。この年も、いろんなことがあった。長年グループを支えてきた奥原澄香の卒業。「Re-START TOUR 2022〜Get over the wall〜」公演を通して、全国各地でのライブ活動の再開。同ツアー前半のFinal公演として新宿ReNYで行った単独公演。同公演では、目標動員を達成。2023年3月28日に白金高輪 SELENE b2.で開催するツアーのFinal公演へ、そのバトンを手渡した。2022年は、燃えこれ学園にとっても本当に輝きに満ちた。いや、ふたたび眩しい輝きを放つための光を手にした年だった。定期公演の中、マスク越しなら声出しOKという環境を得たのも、舞台の上で彼女たちをより一層輝かせる力になっていた。

いろんな思いを胸に、自分たちの未来へさらに輝きを降り注ごうと、ライブは『Shiny Dream』から幕を開けた。この日は私服公演。それぞれの個性や好みの見える、綺麗に着飾ったメンバーたちが舞台の上で華やかに歌い踊る。衣装姿の彼女たちも眩しいが、めいっぱいお洒落をして舞台の上で歌い踊る姿は、いろんな種類のカラフルな花が一斉に咲いた様にも見えていた。

恋する女の子の、ドキドキする思いを歌った『恋の魔法』。続く『恋時雨』では、凛々しい姿を提示。キラキラした輝きを放つ『恋の魔法』を通して見せた明るくチャーミングな姿。胸の奥に抱いた感情を力強くぶつけた『恋時雨』を通した凛々しい表情。それが、どんな心模様でも、女の子が胸に恋心を抱くことで、その子自身が輝きだす。きっと恋心とは、女の子を輝かせるための魔法なのかも知れない。

この日の公演の演目は、2022年度のライブの中、よく歌ってきた曲たちが中心。ライブ配信の会場として使用している新宿Key Studioは、舞台背景を彩る巨大な三面スクリーンも印象的な映像演出を作りやすい場。この日は、その環境を活かした曲たちも多く並べていた。

自分たちの心の中にある強い意志を、輝く未来へ向けた思いに重ね合わせて歌う『Lost in Time』も、キラキラとした映像演出を背景に歌うことの多かった楽曲だ。『星の記憶が降る夜に。』でも、歌う背景に満天の星を輝かせることで、より歌に感情移入していけた。

"そろそろMIX"と題した、いろんな遊び心を楽曲の中へ組み込んだ『ミラクる☆妄想がーる』。この日は，演出に走るのではなく、フロア中で声を上げる人たちと「虎虎虎虎」と虎火発動。熱い声を交わす姿を提示。そのときのライブの構成次第で、曲にいろんな変化を与えてゆく。燃えこれ学園のライブを長く観ている人たちほど、それが凝った内容でも、ギミックのない形でも、この曲が流れるたびに"そろそろMIX"のパートに期待してしまう。

MCでは、「今の一推し曲」の話へ。蒼音舞は『オルゴール』、三浦千鶴は『Peeeace!!!』と語っていた。いろんな質問に、よく「全部ー!!」と答える成田麻穂の答えは、やはり「全部ー!!」だったこともお伝えしておこう。

後半も、燃えこれ学園のライブではお馴染みの楽曲を4連発。この日は、2022年のライブ納め。だからこそ、燃えこれ学園のライブに欠かせない定番曲たちを並べ、応援してくれる広報委員たちと、ライブを通した1年間の歩みを振り返っていた。
凛々しい表情と力強い歌声を響かせた『again』や『夢幻華』。2022年のライブ配信の中、欠かすことなく歌い続けてきた『Re-START』では、冒頭の歌パートをみんながアカペラで歌唱。まっすぐに前を見つめ、一歩踏みだす思いを胸に歌いだす。その場面を観るたびに、熱い思いが込み上げる。名曲は、何度触れようと毎回心を揺さぶってくれる。

メンバーらが満面の笑顔を浮かべ、両手でハートマークを作る。2022年度のライブの最後の曲として歌ったのが、『すき！すき！好き！！』。この歌へ触れるたびにドキドキが増すのはもちろん。新しい何かが始まる予感を覚える。『すき！すき！好き！！』が、2023年の燃えこれ学園の活動へ繋がる歌のバトンにも感じていた。

最後に、お馴染みの『校歌』を会場に足を運んだ人たちと一緒に斉唱。この記事を目にする頃は、まだ2023年も始まって間もない時期。次は、1月10日(火)「あけおめSP＆つうしんぼユニットSP!」。今年も、燃えこれ学園と一緒に歩んでいただきたい。

最後に、熊野はるより新年の挨拶が届いたので伝えたい。

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2023年、あけましておめでとうございます！

2022年はコロナ禍になって、なかなか再開できなかった課外授業や、コールなど解禁し、新たに動き出すことができた一年でした。
改めて広報委員の皆様と進むことが出来ている今に感謝があふれます。本当にありがとうございます。

2023年は、ここから進化していく一年にしたいです！
コロナ禍になってからの2年間での力を武器に進んでいき、パワーアップして目標に向かいクリアしていきたいと思います！

2023年も燃えこれ学園の応援、よろしくお願いします！

熊野はる

PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典

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