9月4日「あのちゃん」こと歌手のあのさんが、都内で5年ぶりの2nd写真集「あの写真集 あの在処」(小学館)発売記念プレス取材会が行われた。
5年ぶりとなる写真集は、プライベートでも交流のある写真家・川島小鳥氏が撮影を担当した。佐渡島ならではの自然の中で見せるあのちゃんの表情・姿を収めた一冊。衣装は全19着とあのちゃんのイメージを体現する衣装から、意外性のある衣装まで大ボリュームな内容になっている。
写真集を手に取ってみた感想は「すごくデジタルが流行って、デジタルが主流なこの時代にしっかり手に持って重みがある。自分の写真集が出来上がったのが嬉しいです」とコメント。
ロケ地の新潟県佐渡島での思い出を聞くと「それまですごく忙しい日々の中だったので、その2泊3日で佐渡島まで行けて、初めて行ったんですけど、思ったより作り込まれていない島というか、全く誰も立ち入っていないんじゃないかぐらい。夜中も本当に人いなくて、すごく背伸びできた。羽広げれたというか、とてもリラックスして疲れが取れました」と話した。
一番印象に残っていることやエピソードはありますか「いろいろあったんですけど、動物とかもいっぱいそこら辺にいたりして、動物がいっぱいるところも行ったんですけど、ヤギがいて、ずっと葉っぱを食べているヤギと僕の服を食べているヤギがいて、それが可愛くて思い出に残っています」語った。
お気に入りの写真を聞くと「これはロリータ服を着ながら、たらい舟に乗っているんですけど。よくインタビューとかで将来どうしたいですかと聞かれると、おばあちゃんにもしなれるんだったら、ロリータ服を着ているようなおばあちゃんになりたいと昔から言ってて、ロリータ結構好きなんですけど、こうやって自分が着て、それでいて、たらい舟っていう馴染みがないものと、この誰かわかんない教えてくれる人と一緒にいる世界観が全く違うけど、ここで重なり交差したその違和感の巡り合いみたいなイリュージョン感が可愛くて好きです」と答えた。
佐渡島で撮った理由は何かありますか「僕が自然があるところに行きたいと言って、普段東京が主に活動、仕事をしていて、頭もこんがらがっちゃうような日々だったので、せっかく写真集を撮るなら自然があるところで、川島小鳥さんが佐渡島にすごく行っているということで、おすすめと言ってくれて、行くのは船乗ったり結構大変ではあるんですけど、でもやっぱりここがいいんじゃないかと行きました」と述べた。
写真集の中での衣装については「今回写真集の一つテーマでもあったんですけど、大人っぽさとかドレッシーというか綺麗な姿を見せたいというのがあったので、衣装的にはワンピース、普段あんまり着ないような肩が出てるワンピースとかもあって、それがすごく気に入ってます」と話した。
タイトルに込められた思いは「いろんな自分をいろんな表現方法で見せてきた5年間だったんですけど、その中でも等身大な自分ってどこかなとか、仕事をしていない時の自分とかがこの2泊3日ですけど、その時間で撮ってもらえるんじゃないかと思ったら、自分の在処、隠れ家とかもそういう意味もありますけど、自分があるべき姿みたいなのが今回撮れてる気がしたのでそうつけました」と語った。
普段何をしているときが一番楽しいですか「結局仕事が楽しいみたいになって、最近は動画編集とかも楽しいなってなったりしてるんです。Amazonプライムとかアベマとかで、くだらない恋愛リアリティショーを見ているとき。本当にもう無感情で見れるので、それは結構脱力しますね。面白いです」と答えた。
今後やっていきたいことってありますか「いろいろやってていろんなことをやった上で、音楽とか今回写真集でも最後弾き語りしてるシーンを撮ってもらったんですけど、その時に音楽をもっともっと、そこで自己表現をどんどんしていきたいなっていうのは強く思いました」と述べた。
最近、体重を公開した理由を聞くと「全く絞らず自然体な姿で挑みました。ネタ切れですからね。公開できるものが本当に非公表だらけなので、いろんなCMにも出させていただいてて、できることが少なくて、体重なら大丈夫と思って体重を公開しました」とコメントした。
今すごい勢いですけど改めて今の自分の状況ってのはどういう風に感じてますかと聞かれると「別にそういうフェーズに入ったかみたいな感じが強かったんで、あんまりすごいとは思わないし、必然的だなって思ってるので、そりゃそうだろうっていう自信もあるし、普通あんまり戸惑いとかよく聞くんですけど、戸惑いもないですね。楽しくやれてます。音楽の賞とかはやっぱりめっちゃいいなって思ったりします。でもレコード大賞をいただけたりはしたので、いろいろなし遂げているというか、いろんなことはしっかり手で掴むことはできてるんですけど、だからこそそういう賞とか評価ではなくて、音楽の自分の技術も含むんですけど、表現だったりそこの自己表現をもっと研ぎ澄ませていきたいという風に写真集を撮っていても思いました。演技も楽しいですよね。楽しいなと思いながら今結構挑戦中なので、それを経て自分がどう思うかというとこはあります」と語った。
イベントが行われた9月4日は、あのさんの誕生日。イベントの最後にはサプライズでケーキが登場するとあのさんは「僕が祝われるの苦手って知っているのに祝ってくれて、おめでとうって気持ちが伝わってきて嬉しいです。ケーキも大好きなので、後で食べます。ありがとうございます。欲しいもの?手に入れてるのであんまないんですけど、家欲しいですね。週刊誌について来られない家。家買いたいです。今日もいつも通り平和に過ごそうかなって思います」と話した。
最後にあのさんは「個人的にも自分自身が結構、人生、人生そのものがあのちゃんというか、自分自身も居場所があのっていうとこにあるなって思ってるので、それでいて、このタイミングでこうやって写真集に自分を切り取って残していただけて、すごくうれしいです。皆さんもじっくり見てください。お願いします」とアピールした。