1月18日、映画「身代わり忠臣蔵」の完成披露舞台挨拶が都内で行われ、主演のムロツヨシさん、永山瑛太さん、川口春奈さん、林遣都さん、野波麻帆さん、橋本マナミさん、森崎ウィンさん、星田英利さん、本多力さん、柄本明さん、河合勇人監督が登壇した。
日本中で愛される時代劇「忠臣蔵」をベースに“身代わり”という斬新なアイデアが加わり生み出された、時代劇ヒットメーカー・土橋章宏著の小説『身代わり忠臣蔵』を、主演にムロツヨシさんを迎えて映画化した。ムロさんは、吉良孝証と吉良上野介の一人二役を演じるコメディー時代劇。
舞台挨拶の司会には、本多力さんが担当した。
ムロさんは「今回始まりが『忠臣蔵』という物語を今の若い世代にどれだけ知ってもらえるんだろう。知らない方もいるということを知りながらスタートした映画でございます。今のZ世代の皆さまにどうやったら、もう一度『忠臣蔵』知ってもらえるだろうというところから、少し分かりやすさと、逆に視点をちょっと変えて上の世代の皆さんからにはこんな『忠臣蔵』はないだろう。いや、最後にはあってもいいんじゃないかみたいな物語になっているなという印象を持ちました」と話した。
20年ぶりにムロさんと共演した永山さんは「20年前くらいにムロ君と出会って、こういった形でご一緒できるのもすごくうれしかったです。完成した作品を見てもやはりムロ君が一番すごかったよ。ムロ君と目合わせるのがすごく照れくさかった」とコメント。
ムロさんは「歴史が長いもんでね。20年前が瑛太くん初主演の映画だったので、僕は初出演の映画だったっていうのもあるので、そこからの時間があるので」と答えた。
約10年ぶりだという共演の川口さんは「『忠臣蔵』はこれまでもたくさん描かれてきた作品だと思うんですけれども、本当に新しい形の新しい『忠臣蔵』が出来上がっていると思います。時代劇なんですけれども、時代劇じゃないような。時代劇とか歴史とかあんまり見ないよ。詳しくないよ、という方にも楽しんでいただけるような痛快な『忠臣蔵』になっている。ムロさんは相変わらず素敵でした。ムロさんだからこそ私もナチュラルに楽しかった。のびのびと自由にやらせていただきました」と語った
林さんは「脚本を読ませていただいた時から、ムロさんがどんな風に演じてくれるんだろうとワクワクしかなくて、笑っちゃうのかなと思いながら、でも現場に入ると本当にすごすぎてですね。笑っちゃうとかなくて、一つ一つの新しく生まれてくるものとか、セリフの言い回しとか、動き一つ一つに感動して、食らいついていくのに必死でした」と述べた。
ムロさんとの撮影時のエピソードを聞かれた橋本さんは「遊郭のシーンでご一緒させていただいたんですけど、本当に気遣いのできる方で一人一人に気を配られていて、一つ裏話があるんですけど、マネージャーさんたちが立ってたんですよ。私たちはその待ち時間の時に座ったりしてるんですけど、マネージャーさんたちが立っている時にムロさんが『マネージャーさんたちが、立っているの見るの嫌だから座りなよ』って椅子を差し出してくださって、私のマネージャーにもそれはすごく感激してて素晴らしいなって、私もそうなりたいなって思いました」と答えた。
それを聞いたムロさんは「褒めてくれるね。マネージャーさんが立っていることのプラスが全くないよね。撮影現場って。せっかくだったら椅子で座ってて他の仕事だったり明日の仕事の調整をしてもらってもいいかなって、寒い中立ってても意味ないなって言っただけだから」と話した。
最後に登壇者全員で鏡開きを披露した。
映画「身代わり忠臣蔵」は、2月9日(金)より全国ロードショー。
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