11月11日(土)から12日(日)の 2日間に渡り、エスフォルタアリーナ八王子で開催されていた「八王子魂 Festival & Carnival 2023」が終了しました。地元八王子のたくさんの企業、飲食店、学生などが関わり、八王子初の大型エンタメフェスとなった「八王子魂 Festival & Carnival 2023」は、2 日間で約 12,000 人が来場する、大盛況のイベントとなりました。
<2 日目イベントレポート>
アンバサダーを務めるヒロミはオープニングに登場し、「行くぞ、2 日目!長丁場なので皆さん我慢できるのか。昨日は皆さん最後に帰っちゃって寂しい思いをしたという(笑)今日は許しませんよ!今日も全開で行きますからね。八王子の底力を見せましょう!」と 2 日目の開会を宣言しました。
2 日目のトップバッターは、八王子で結成したパンクバンドのニューロティカ。バンドのボーカルで、地元で菓子店を営んでいるATSUSHI は、「おまえの街、恋の街、八王子に帰って来たぜ。帰ってきたぜと言っても毎日本町 3-9 でお菓子屋「藤屋」やっていますけど」とおどけると、観客と熱狂的なコールアンドレスポンスをくりひろげ、全 6 曲を披露しました。
続いて登場した北山たけしは、5 曲を歌うと、「最後は、弟子として師匠の代わりに皆さんとこの歌を歌いたいと思います」と、北島三郎の名曲「まつり」を最後の楽曲に選びました。会場からの「ソイヤー!」という掛け声とともに「これが八王子の祭りだよ」と歌詞をアレンジし、躍動感たっぷりに歌い上げ、会場を盛り上げました。
遊助は、「八王子出身の方や縁のある方が今日もたくさんステージに立つと思いますが、(おれは)どれだけ無理しても、ぶっちゃけ、八王子とは縁もゆかりもございません。」と会場を笑わせ、沸き起こった遊助コールに、「地元みたいじゃないか!地元・横須賀と似てるぞ。八王子をおれの地元にさせてください!」と呼びかけて会場と一体になりました。
テツ and トモは、ステージ袖から見守っていたヒロミをステージへ呼び込むと 3 人で「なんでだろう」を披露。テツ and トモは、「僕たちがこうやっていられるのは、ヒロミさんが 24 年前に「お前たちジャージ脱いだら終わりだぞ、それ変えるな」って言ってくれたから」とヒロミへ感謝の言葉を伝えました。
PUFFY は、会場からの「かわいい」コールに「センキュー」と二人で応えると、「年齢層も超幅が広くて、曲を知ってるかな? 知っていたら一緒に歌ってくれると、お姉さんたちちょっと休めるんで」と笑いを誘うと、「これが私の生きる道」、「渚にまつわるエトセトラ」、「アジアの純真」など 8 曲を歌い上げ、会場を盛り上げました。
「湘南乃風から八王子乃風になりに来ました!」と始まった湘南乃風。MC では「湘南乃風はフェスで鉄砲玉だと思っています。盛り上げることに集中するぜ、みんなついてこれるか~~!」「いい歌、GoodMusic はセントチヒロ・チッチ(CENT)に任せる、面白いのは(木梨)憲武さんに任す、オレたちはぶち上げる!!」と呼びかけ、観客はタオルを回しボルテージは最高潮に。さらに、ラストの「睡蓮花」ではステージ袖でライブを見ていたヒロミと遊助をステージに呼び込み、ステージと会場全員でタオルを回して大熱狂となりました。
ソロアーティスト CENT として活動する八王子出身のセントチヒロ・チッチが登場。「こんなに地元愛にあふれたフェス滅多にないので超楽しみにしていて、来年以降もあったらいいなと願いながらこの場所に来ました」と語り、「向日葵」では会場の観客にヒマワリの振付を教えて会場をヒマワリの花畑に変えると、愛情たっぷりに歌い上げました。
出身校の名を挙げて自己紹介した FUNKY MONKEY BΛBY'S。「2004 年に結成して 06 年にデビューして、夢とか目標をかなえて来られたけど、唯一、解散する前に地元八王子でフェスをする夢だけは叶えられなくて。今回、八王子のフェスに立てたことをうれしく思うし、再始動してよかったと心から思います。僕らは地元愛だけは誰よりも持っているので、八王子で面白いことやっていきたい。立川と町田だけには負けないという気持ちだけは強く強く持っています。これからも八王子を盛り上げてきたいと思います」と語り、会場を沸かせました。
続く、木梨憲武のステージの直前には、八王子出身の飯窪春奈、フワちゃん、ROLAND、に加え、タモリ氏のモノマネのジョニー志村が登場。「七王子を八王子に変えたのは僕です」 と ROLAND 節で会場を盛り上げ、ジョニー志村が「続いては、木梨憲武君です」とタモリ氏風に呼び込みました。
木梨憲武は「13 時半からいてもう疲れちゃってます」と登場。湘南乃風に触発された木梨は、観客に「ガラガラガーラ」とタオルを回すパフォーマンスをリクエスト。湘南乃風もステージに登場しパフォーマンスをサポート。会場が盛り上がったところで、とんねるずの名曲「ガラガラヘビがやってくる」からメドレーがスタートし、「叫び」、「二ホンノミカターネバダカラキマシター」、「ガッチャマンの歌」を披露しました。
MC では「高井戸辺りに自分の家ありますが、私の第 2 のふるさと、八王子です!だから来ました。ヒロミが全力でやっています。所さんも土地買ったんで、僕もこの辺に土地探しています。所さんに分けてもらいます。」とあいさつ。「ほぼ最年長のため、メドレー4曲だけで疲れてしまいました(笑)。この後すごいサプライズのアーティストがバンバン出てきますので、一曲踊らないでいい曲をやらせてください。」と紹介し、とんねるずの「一番偉い人へ」を披露。
続いて、「新しい友達を紹介!リハなくぶっつけでやります」と紹介され、サプライズゲストとしてファーストサマーウイカが登場。ウイカは「今日だけは、エイト・プリンス・サマーということでやらしていただきます。」とあいさつ。木梨から「かっこいい曲なので、これから歌番組や配信などやって行く予定です」と振られると、ウイカも「予定は未定ですが、実現させたい」と乗り気に。所ジョージが作った楽曲「優柔不断」を歌い上げました。
続いて、前日に続き、松本伊代が登場。木梨から前日のステージで早見優、森口博子と立ち位置をめぐって起きたエピソードを振られると、ヒロミは「衣装も振り付けもオレが(費用を)出しているのに、ママが一番端だったからブチ切れた(笑)」と話し、最終的に松本伊代がセンターポジションになったという裏話を披露しました。そして、所ジョージが作詞作曲した「ちょっと素敵なジャーニー」では、ヒロミ・松本伊代の長男 小園凌央、次男 小園隼輝が加わって、コーラスで参加し、小園ファミリーで熱唱しました。
続くステージではサプライズで自分のツアー先である高知から急きょ帰ってきた藤井フミヤが登場し、会場は大盛り上がり。藤井フミヤは「くたくたです。楽屋でゆっくりしようと思ったら、いろんな人が来て、全然休めない(笑)」「曲も急遽 3 日前に代えられた(笑)」とコメント。ただ木梨が「今日チェッカーズを歌うから」と発表すると、会場は大歓声に。まずは、8 年前に作った自分たちのことを歌った曲「友よ」を歌うにあたり、前日に松本伊代、森口博子、早見優がセンターを取り合ったように、ヒロミたちも誰がセンターポジションで歌うかをじゃんけんで決定することに。ヒロミが最初に負け、藤井フミヤと 2 人で勝ち残った木梨は「オレが勝っても、エーって言うなよ」と藤井フミヤファンに釘を指した結果、木梨の勝利。最終的に「サプライズなんだから、フミヤがセンターでいいよ」と譲る仲の良さを感じるトーク。藤井フミヤは「本当に 3 人のことを歌っているので、ジーンとくると思います、泣いてください」と話し、「友よ」を 3 人で熱唱しました。
続いて、「涙のリクエスト」を歌うにあたり、木梨が「歌い出したら、会場盛り上がるよ!」と言うと、「40 年近く前の曲だよ。大半が生まれていないよ。」と藤井フミヤが謙遜するも、実際に歌い始めると、会場は黄色い声援に包まれました。
ここで、藤井フミヤがステージを降壇した後、木梨は「フミヤがいなくなったからって、少し休憩ムードになるのはやめてください!」と会場に呼び掛け、ヒロミと軽快なトークに。その後、「二人で歌います」と所ジョージの作った「空を見上げた」を披露しました。
フィナーレ
その後、ヒロミが「多摩地域南部の歌」を披露し、三味線や尺八奏者も入って「まつり」が始まると、会場のボルテージは最高潮に。フィナーレには、藤井フミヤも再び参加し、全員ではなわ作曲の「八王子のうた」を高らかに歌い上げました。イベントの締めくくりとしてアンバサダーのヒロミは、「アーティストもお笑いの人も集まってイベントができたのは、みんなのお陰です。裏方のスタッフも大変だったと思いますが、ありがとうございます。八王子を盛り上げていきたい。気持ちは一つ、立川には負けたくない!!(笑)」と、出演者やスタッフ、協力企業などイベント実施に尽力してくれた全員に対して感謝を伝え、温かな雰囲気に包まれて 2 日間のイベントは閉会しました。
【八王子魂 Festival & Carnival 2023 公演概要】
●公演名:八王子魂 Festival & Carnival 2023
●日程 :2023 年 11 月 11 日(土)、12 日(日)
●会場 :エスフォルタアリーナ八王子(東京都八王子市狭間町 1453-1)
●出演 :※50 音順、敬称略 (両日)ヒロミ
(1 日目)インディアンス、KICK THE CAN CREW、キュウソネコカミ、
グッドモーニングアメリカ、ジェラードン(アタック西本・かみちぃ)、四星球、
高橋みなみ、TOTALFAT、どぶろっく、早見優、原口あきまさ、
ハリウッドザコシショウ、フラチナリズム、松本伊代、ミキ、森口博子、
LITTLE a.k.a 八王子少年、レインボー ほか
(2 日目)飯窪春菜、インポッシブル、Everybody、蛙亭、木梨憲武、北山たけし、
9 番街レトロ、湘南乃風、CENT、テツ and トモ、ニューロティカ、はなわ、
PUFFY、FUNKY MONKEY BΛBY'S、フワちゃん、遊助、ROLAND ほか
●主催 :八王子を盛り上げる会
●後援 :八王子市/八王子商工会議所/公益社団法人八王子観光コンベンション協会/
公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団/一般社団法人八王子青年会議所/京王電鉄株式会社