12月10日、ハロー！プロジェクトのアイドルグループ モーニング娘。'22の加賀楓さんの卒業コンサート『モーニング娘。'22 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 〜SINGIN' TO THE BEAT〜加賀楓卒業スペシャル』が日本武道館にて行われた。
この日は、土曜日の公演ということも有り、約1万1000人のファンが駆け付け、会場内はアリーナから2階スタンドの上の方まで超満員。
360度囲まれた真四角のセンターステージの方に向かって歩き、モーニング娘。'22のメンバーが登場！
力強く右手の拳を高らかに上げる加賀楓さん。
モーニング娘。としての活動の最後となるステージの最初の曲は「そうだ！We're ALIVE(updated)」。
センターステージを取り巻く、花道にメンバーは散り、歩みながら360度囲むファンに向けてパフォーマンス。
6月に加入した櫻井梨央さんを含んだモーニング娘。'22 13人で立つ日本武道館のステージはこの日が最初で最後。
続いてモーニング娘。の代表曲「恋愛レボリューション21(updated)」を全力パフォーマンス。
スクリーンには加賀楓さんの17歳のモーニング娘。加入時の懐かしいVTRが流れるとソロパフォーマンスが展開。
そのまま「ムキダシで向き合って」をパフォーマンス。
センターステージで繰り広げられる力強い迫力の有るダンスに会場内のファンは釘付けに。
続いて披露した「自由な国だから」は、モーニング娘。'18の66枚目のシングルからの楽曲。
モーニング娘。'18の時からフォーメーションダンスが話題となり、モーニング娘。のダンススキルに注目を集めていた。
その楽曲を日本武道館のセンターステージで披露すると、会場のファンたちもペンライトを持つ手で、同じ振りを真似して行く。
アニバーサリーメドレーのパートでは、個々のメンバーのデビュー曲が集められ、「まじですかスカ！」(9期 譜久村聖・生田衣梨奈デビュー曲)から始まり、「BRAND NEW MORNING」(13期 加賀楓・横山玲奈デビュー曲)など軽快な楽曲の中で、加賀楓さんのソロダンス、フォーメーションダンス。ペアでのダンスパフォーマンス。同期でのダンスパフォーマンスも有り、加賀楓さんと横山玲奈さんの13期の同期でのダンスパフォーマンスにも注目を集める中。6月に加入した16期の櫻井梨央さんもソロダンスを披露し、キュートな笑顔で自身のパートを見事にこなしていた。
そして、12月21日にリリースされる「Happy birthday to Me!」を披露。これは加賀楓さんのラストシングルになるほか、櫻井梨央さんにとってはデビュー曲でも有る。高いダンススキルを要求される振り付けに、瞬きするのを忘れそうになるぐらい見逃せない楽曲だった。
ここでようやく最初のMC。加賀楓さんと横山玲奈さんの13期の2人がステージに残り、横山玲奈さんは13期でやってないことを話しだす・・・。
横山玲奈さんは、「ずっと13期であれやりたいよねと言っててやってないこと有るじゃん。」と話すと、2人で一斉に「バスツアー」と回答。
横山玲奈さんは、「場所まで決めてたの」と話すと、再び2人で一斉に「秩父」と行きたい場所を回答。
続けて横山玲奈さんは、「卒業のアディショナルタイム有るじゃん。(コロナで)ツアーが飛んで行ったり、いろいろあったから最短でも半月・最長2年ぐらいはアディショナルタイム有るはずじゃん。」と提案。
加賀楓さんは、「アディショナルタイムは無いのよ」と話すと、さらに横山玲奈さんは、「私が1人で(バスツアーを)開催するから、とりあえずファンクラブ入っておいて、ファンクラブに入ることによって、私のバスツアーに応募してもらって・・・。バスで落ち合おう！」と、まるで漫才のごとく13期どうしのトークが繰り広げられた。
加賀楓さんは、「全部妄想なので、真に受けないで！」と実際にはバスツアーは実現しないことを話しました。
加賀楓さんは、「この時間は目一杯パフォーマンスに使って行きたいなと思っていますので、皆さん最後までよろしくお願いします。」と話し、ユニットでのパフォーマンスへ。
石田亜佑美・加賀楓・岡村ほまれの3人は「Take off is now!」をパフォーマンス。
この楽曲は高橋愛・新垣里沙・田中れいなのプラチナ期の3人がパフォーマンスしていた楽曲。
センターステージから花道へと駆け巡りながらのカッコいいダンスパフォーマンスに会場内のファンを魅了。
ここで、衣装チェンジを終えたメンバーと交代。
加賀楓さんのメンバーカラーの赤を使った真っ赤な衣装にチェンジし、メンバーが登場すると、衣装の可愛さにも注目された。
再び全員がセンターステージに登場すると、12月21日リリースされる「Swing Swing Paradise」をパフォーマンス。
モーニング娘。'22 13人で、新曲をパフォーマンスするのが今日で最後な為、さらに躍動感を感じさせるパフォーマンスだった。
後半戦に突入すると、「ジェラシー ジェラシー」から始まり、「One・Two・Three(updated)」、「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」などをパフォーマンス。モーニング娘。'22のメンバーの華麗さやセクシーさが際立つパフォーマンスでファンを魅了する。
本編ラスト前に、加賀楓さんは、「この先、違う道を進みますが、気持ちはひとつです。皆さんと一緒に明るい未来を歩いて行きたいと思います。」と話すと、モーニング娘。31枚目のシングルから「歩いてる」をパフォーマンス。
センターステージに加賀楓さんと一緒に立つメンバーは感極まり、思わず目には涙を浮かべながらも笑顔を見せ、本編終了。
赤いペンライトで会場内が埋め尽くされる中、拍手によるアンコールが始まる。
しばらくすると、衣装チェンジしたメンバー全員が再び登場！
卒業公演では、アンコールで卒業するメンバーがドレスを着用して登場することが定番化していたが、モーニング娘。'22は違った。
加賀楓はアイドルで有りながら、ダンサーでもあって、パフォーマーでも有る。
ドレスを着用してのダンスパフォーマンスは有りえないんです。
恒例の手紙を読む場面も加賀楓さんの場合では一切無し。
ブログで、数日前から、スタッフ・メンバー、そしてファンへ綴ったメッセージを投稿していた。
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加賀楓はアイドルで有りながら、ダンサーでもあって、パフォーマー。
日本武道館のステージでは、1曲でも多く、1秒でも多く、これまでモーニング娘。の活動の中で蓄積していったダンスパフォーマンスをファンに見せたい。
そんな思いが有るのか、アンコールでは、「強気でいこうぜ」と「What is LOVE?」を全力でパフォーマンス。
衣装チェンジの為、加賀楓さんがステージを後にし、残ったメンバーがこの日の感想を述べた。
日本武道館のステージに初めて立った櫻井梨央さんは、「私は初めて日本武道館に立たせていただいたんですけれども、やっぱり初めてっていうのもあって、リハーサルの時から緊張するかなと思っていたんですよね。でも、やっぱり秋ツアーのファイナルということで、リハも楽しむ余裕が出てきて、それがすごく嬉しかったんですけど、でもやっぱり今日会場に立って、リハーサルをしたらちょっと緊張というか、焦りを感じてしまったんですけど、でも実際にこうやってファンの皆様の前に立たせていただいたら、すごく楽しくて、嗚呼ホント立てて嬉しいなという風に思いました。加賀さんと半年間という短い期間でも、活動期間が重なったことはすごく大きなことなので、今まで学んだことをたくさんこれからに活かせるように頑張っていきたいと思います。」と堂々とコメント。
先輩となった山﨑愛生さんは、「今回のツアーを通して改めて先輩になったなと感じる部分がたくさんあって、今も譜久村さんがいつもは、“愛生ちゃんから”と言ってたんですけど、“まずは櫻井から”と言ってたので、先輩になったなというのをここで感じました。中身ももっと先輩になれるように頑張っていきたいなと思います。そして、大好きな先輩がご卒業されるということで、加賀さんはすごく魅力的な方だなと知れば知るほど思うんですけど、だから私も加賀さんみたいに魅力的な人になれたらいいなと思います。」と成長ぶりを見せていた。
同期の横山玲奈さんは、「私の相方の加賀楓ちゃんが今日で卒業ということで、皆さんが思っている以上に、私たちって仲が良いんですよ。滅茶滅茶仲が良くて、くだらないことで馬鹿笑いしたり、そういうことがたくさんあって、確かにプライベートでは全然会わなかったかもしれないけど、どこかで何かが通じ合ってる感じというか、私が元気が無い時は加賀がすごく元気をくれて、楽屋でもすごく楽しませてくれるし、同期が加賀だったから、私はここまで楽しく活動できて来たんだなという風に思っています。だから加賀が同期で良かったなと思います。この後はそれぞれ別の道を歩んで行くんですけど、加賀は絶対自分の夢に向かって突き進んで行くと思うので、私も加賀に負けないぐらい頑張っちゃいたいなという風に思っています。」と涙ながらに語っていた。
そして、牧野真莉愛さんは・・・。
牧野真莉愛さんは、ONE PIECEの『ビビの冒険』のひとコマを再現。
「私・・・一緒には行けません！！ 今まで本当にありがとう！！ 冒険はまだしたいけど、私はやっぱりこの国を愛してるから！！！！ だから行けません！！！ 私はここに残るけど、いつかまた会えたらもう一度仲間と呼んでくれますか！！！？」と語ると、左腕を高らかにあげ、「これから何が起こっても仲間の印だ 出航！」と完全再現。
仲間である加賀楓さんに牧野真莉愛さん流のエールを送りました。
リーダーの譜久村聖さんは、「今日始まる前は緊張するみたいな感じにならなかったんですけど、かえでぃーも同じことを言って、“あんまり緊張しません”、でも かえでぃーは5分前になったらすごく緊張しだして、私もだんだんと緊張が湧いてきて、リハーサルでは全然迷うことなくできたのに、“あれ！今どこにいるのかな？”みたいな気持ちになったりとか、どこかドキドキが収まらなかったんですけど、それでも今回のツアーは25周年記念というのも有りますし、らいりーにとっては初めてのツアーだったので、この13人にとって、すごく駆け抜けた秋だったんじゃないかなと思うんです。そんなことを心の中で思いながら今日やっていて、“嗚呼もう終わっちゃう”みたいな、大事な時間って本当にすぐ過ぎて行っちゃうんだなと思って、でも、そんな大事な時間が25年間続いて、こうやって今が有るから、25周年をこのメンバーで迎えられたことが本当に幸せだなと思います。いつも応援してくださる皆さん本当にありがとうございます。私は13期メンバーの加入しますという発表をリーダーとして初めてやったんですよ。それがすごく印象に残っていて、13期の2人にとって一生大事になる場面だから頑張らなきゃと思って、私も緊張しながら2人に合格を告げたことを覚えているんですけど、その時の13期からは想像できないぐらい、今すごく大人になったし、成長したし、素敵な先輩になっているなというのを私は1人感じます。だからこそ後輩にもたくさん愛されるし、先輩からも可愛がられるし、ファンの皆さんからもたくさん愛されている存在なんだなと感じます。かえでぃーがモーニング娘。に起こしてくれたことはとても大きいです。別々の道を歩くのはとても寂しいですけど、でもこれからもお互い頑張っていける、そんな存在で有りたいなって、これからも思います。」と語りました。
そして、メンバーは振り返り、加賀楓さんを迎え入れると、加賀楓さんは黒のパンツスーツ姿で登場。
片腰には13期メンバーカラーのイタリアンレッドとゴールドイエローのチュールを身に着け、ソロで「Give me 愛」をパフォーマンス。
どこまでもカッコいい姿でファンを釘付けに！
ラストは「Ambitious！野心的でいいじゃん」をパフォーマンス。
加賀楓さんは、「これまで私に関わってくださったすべての皆様、10年間応援してくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。モーニング娘。加賀楓でした。」と挨拶。
クールな“かえでぃー”を最後までファンに見せつけ、日本武道館のステージから去って行った。
尚、同日には「モーニング娘。'22 加賀楓卒業メモリアルフォトブック」がリリース！
そして、「モーニング娘。'22 加賀楓温泉郷メモリアルフォトブック「加賀は引力」が3月31日に発売されることが決まっている。
これから大海原に旅立つ 加賀楓さん。
出航後の世界ではどんな人生が待ち受けているのか・・・。
モーニング娘。'22 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 〜SINGIN' TO THE BEAT〜加賀楓卒業スペシャル
M1. そうだ！We're ALIVE(updated)
M2. 恋愛レボリューション21(updated)
＜映像＞
M3. ムキダシで向き合って
M4. 自由な国だから
M5. 恋愛Destiny～本音を論じたい
M6. メドレー
まじですかスカ！
ピョコピョコ ウルトラ
Help me!!(updated)
青春小僧が泣いている
BRAND NEW MORNING
KOKORO & KARADA
M7. Happy birthday to Me!
＜MC＞
M8. 忘れらんない
M9. Take off is now!
M10. 愛して愛して後一分
M11. 大きい瞳
M12. Swing Swing Paradise
＜MC＞
M13. ジェラシー ジェラシー
M14. One・Two・Three(updated)
M15. ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番
M16. ビートの惑星
M17. 人間関係 No way way
M18. ドッカ～ン カプリッチオ
M19. わがまま 気のまま 愛のジョーク
＜MC>
M20. 歩いてる
＜アンコール＞
M21. 強気でいこうぜ
M22. What is LOVE?
＜MC＞
M23. Give me 愛
M24. Ambitious！野心的でいいじゃん
