STU48は過去計2本のオリジナル劇場公演を開催してきた。2020年の「僕たちの恋の予感」公演開幕以来、約2年半ぶりとなるオリジナル新公演「花は誰のもの?」が、先月7/30(土)香川県高松市のfesthalleにて幕開けしたばかりであったが、早くもその公演が東京に上陸。
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにてその東京初日公演が本日8/14(日)昼夜2公演行われた。
まずはUSENロングヒットで話題沸騰中の『花は誰のもの?』で公演がスタート。
「花は誰のもの?」のセンターは公演ごとに日替わりとなっており、この日は昼公演は石田千穂、夜公演は中村 舞がセンターを務めた。続いてデビュー曲である『暗闇』を披露し、スタートからSTU48を代表する名曲を2曲続けて披露し会場を魅了した。
この公演の特色としては、初めて全ての楽曲がSTU48のオリジナル曲フルバージョンで構成されている点が挙げられる。その中でも、あえて『花は誰のもの?』をオープニング曲に据えること、更に『暗闇』を含む冒頭の4曲で畳み掛けることで、これまでの公演とは全く違う没入感を生み出すことに成功しており、並々ならぬこの公演にかける意気込みが伝わり、まさに今のSTU48の勢いを受けてこそ成立するオープニングパートとなっている。
福田朱里は、「STU48が単独ライブで東京に来るのって武道館ぶりなんです!!結構アイドルイベントとかには出させて頂くことが多いんですけど、こうやってSTU48単独で東京に来られて嬉しいです。」と東京での公演を喜んだ。
さらに、この公演ではSTU48の過去の人気楽曲だけではなく、この公演のために書き下ろされた新曲『夏の“好き”はご用心』、『そして人間は無力と思い知る』や、メンバーと楽曲が公演毎に変わる日替わりのユニット楽曲も盛り込まれている。この日の日替わりユニットは、昼公演で沖 侑果・高雄さやか・中村 舞・福田朱里の4人で『あの日から僕は変わった』、夜公演では石田千穂と吉田彩良2人で『短日植物』を披露し、普段とは違った組み合わせでの新鮮なパフォーマンスを届けた。
最後まで勢いを落とすことなく、ラストには『サングラスデイズ』『ヘタレたちよ』『ペダルと車輪と来た道と』とパワフルな人気楽曲3曲をSTU48らしさ全開で力強く披露。
瀧野由美子が「私たちは普段瀬戸内で活動していますが、本日はそんな私たちSTU48の楽曲だけのセットリストで行いました。私たちの楽曲、そして私たちのことをもっともっと好きになったよという方は、瀬戸内でみなさんをお待ちしていますので、またお会いできると嬉しいです。」とコメントした。
あらためてSTU48の楽曲の特色でもある、メッセージ色の強い楽曲たちの持つパワーに、メンバーたちの積み重ねてきたスキルがケミストリーを起こして瞬きする間もなく終演を迎えた。
訪れたファンの帰路につく顔には満足感が溢れ、年末に向けて更なる飛躍の期待が高まる公演となった。
関連画像
©STU