京都発3ピースガールズバンド、nolalaが主催イベント『アカツキvol.2』.を6月2日(木)に大阪・福島LIVE SQUARE 2nd LINEにて開催した。
前回は昨年10月1日(金)東京・下北沢Flowers Loftでの開催だったため、7ヶ月ぶり、そして関西での『アカツキ」開催は初となる。
今回は対バンにネクライトーキーが出演。
普段のnolalaの活動からは意外な組み合わせではあるものの、『アカツキvol.2』開催1週間前には両バンドのボーカルによる対談インタビュ―も公開され、互いのライブを行き来しあっていた事も語られていた。
開演時刻と共にネクライトーキーのハイテンションなライブを詰め込んだ様なSEが流れ、メンバーが1人ひとりステージに登場。
ネクライトーキー初期からの代表曲「オシャレ大作戦」からはじまり、すでにイントロの時点で拳を掲げ盛り上がる様子がフロアからも見受けられ、「ジャックポットなら踊らにゃソンソン」と続けて披露。
もっさから“ネクライトーキーです、よろしく”と短い挨拶があり、「はよファズ踏めや」がスタート。ネクライトーキーの味の1つでもある独特の歌詞『だらだらだらだ!』ではフレーズに合わせてフロア一同が拳を掲げる。
ちょうどMCを行うタイミングでライブハウスの上を走る電車の音が鳴り響き、“セカランっぽい!”ともっさが言うと笑いが起こる温かい雰囲気の中、次々曲を披露し、ライブは進行していく。
もっさから“nolalaとの対バンは初めてで、人見知り同士らしいので仲良くなれるか心配”という話があり、それに対して朝日が“nolalaは結構ギターソロあるから。ギターソロあるかどうかで好きになるか決まる”とお呼ばれされたイベントとは思えないくらいアットホームな流れから、イントロのキレッキレな決めが印象的な「北上のススメ」、さらに「続・かえるくんの冒険」、「夕暮れ先生」を披露。
もっさの“最後の曲です「君はいなせなガール」”というコールを挟み、個性豊かな全10曲があっという間に思える様なネクライトーキーのライブが終了した。
主催nolalaを前にネクライトーキーは十分過ぎるほどフロアを温めてくれただろう。
暗がりの中、SEと共にnolalaのメンバーがステージで円陣を組む。
3人の気持ちが1つになった事を感じさせる様な、自信に溢れた声で千陽から“来てくれてありがとう。京都のnolalaです”と放ち、「生き辛い世の中だ」を披露。
普段は聴き入って体を揺らし各々の楽しみ方でライブを観る方が多いイメージだったが、サビで拳を掲げ、声が出せない中でも一緒に唄っているかの様なこの日のフロアの雰囲気は印象的であった。
続けて「埋まらない空白を辿って」、「天秤」、「ロンリーガール」と4曲を披露。
先ほどまでのネクライトーキーがツインギターとキーボードを含めた5人編成のバラエティに富んだライブを行うのに対し、nolalaの3人編成で出す音はシンプルでいて、歌詞の内容がスーッと入ってくる。
MCでは千陽から来場者、ネクライトーキーへの感謝の気持ち、そして主催イベント『アカツキ』に対しての想いが語られる。
“私はこの場所が好きで、人前で唄って、みんながノってくれている姿を見るのが好きで、自分の居場所ってここなんだなって。だから今日もここに立っています。アカツキ、こうやって続けてきた結果、特別な時間を、自分たちだけじゃできなかったイベントを、対バンをしたいと思って作りました。(来てくれた)みんなにとっても自分たちにとっても特別な日であってほしいと思っています。ネクライがめっちゃみんなの事ドキドキさせてくれたと思うから、その気持ちを冷やさない様に最後まで温めて精一杯唄います”
次に披露された「グッバイライアー」では先ほどの千陽のMCによって、まだ様子を伺っていたネクライトーキーの目当てだったファンも心を開き、フロア全体でnolalaの演奏に対して拳を掲げ応えている様であった。
続いて「私と居たこと」、「piece of」とミドルテンポの曲が続き、フロアは3人のコーラスワークに酔いしれているかの如く、曲に合わせて体を揺らす。
千陽は“今は次のアルバムに向けての楽曲制作期間なんです。だからライブが限られていて、空いている時間が地獄に思えて、この場所で思いを発散させる事ができて、本当にライブハウスが大切な場所って今感じています”と、今の心情を語り、
“男の嘘は詰めが甘い。どれだけ女がずる賢いかわかってない。その嘘にわざと騙されてでもずっと一緒にいたかった。でも無理だった。続かなくて、忘れたくなくて、その人の証を刻んだ。新曲をやります「ピアス」”
前説にゾクッっとした男性もいたのではないだろうか。始まってみると曲はミドルテンポのキャッチーなメロディに健気な女心を乗せたnolalaらしい楽曲だ。
間髪入れず「いつかは」が続き、先ほどまでの聴き入る様な大人しいフロアからアップテンポな楽曲に合わせフロアからは拳が上がる。
改めて、来場者とネクライトーキーへの感謝を述べ、本編最後に「ルームメイト」を披露。
メンバーがステージを捌けるものの、割れんばかりの拍手は鳴り止まず、それに答えnolalaがステージに再登場した。
“みんなの楽しそうな顔を見て、数年前のライブハウスがワチャワチャしてたあの時期に戻ってきた様に感じました。季節はちょっと過ぎちゃったけど大切な曲を。「ハルカゼ」”と結成当初から失恋に関する歌詞が多いnolalaではあるが、ライブの後は悲しい気持ちではなく胸の奥が温かくなる様なライブであり、イベントであった。
最後に千陽から“まだまだ終わりたくないから8月と9月にBRONZEで企画を行います”と発表があった。
こちらのイベントはnolalaと大阪・心斎橋BRONZEとの共同企画で、『想造』と題し、8月19日、9月30日と2か月連続で行われる。
9月30日『想造Ⅱ』の詳細に関しては後日発表との事であるが、8月19日『想造Ⅰ』のチケットは6月18日10時より発売され、『アカツキ』とはまた違ったコンセプトになる様である。
これからもnolalaの活躍から目が離せない。
nolala 関連画像
撮影:山本寛太
ネクライトーキー 関連画像
撮影:山本寛太
セットリスト
[ネクライトーキー]
1.オシャレ大作戦
2.ジャックポットなら踊らにゃソンソン
3.はよファズ踏めや
4.誰が為にCHAKAPOCOは鳴る
5.こんがらがった!
6.だけじゃないBABY
7.北上のススメ
8.続・かえるくんの冒険
9.夕暮れ先生
10.君はいなせなガール
[nolala]
1.生き辛い世の中だ
2.埋まらない空白を辿って
3.天秤
4ロンリーガール
5.グッバイライアー
6.私と居たこと
7.piece of
8.ピアス
9.いつかは
10.ルームメイト
en ハルカゼ
イベント情報
日程:8月19日(金)
会場:大阪・心斎橋BRONZE
イベント名:nolala x BRONZE pre. “想造Ⅰ”
出演:アスノポラリス、ハローモンテスキュー、+1BAND
OPEN 18:00 / START 18:30
[チケット] 前売り¥2,500
イープラス:https://eplus.jp/sf/detail/3655780001-P0030001 (6月18日10:00より発売)
日程:9月30日(金)
会場:大阪・心斎橋BRONZE
イベント名:nolala x BRONZE pre. “想造Ⅱ”
詳細後日発表
[INFO]心斎橋BRONZE http://osakabronze.com/
SNS・ソーシャル
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