自らをジュヴナイル・コミューンと称し、普通に生きる若者の「日常の中の非常(非情)」を音楽を通じて代弁する『十五少女』。仮想少女という半透明な存在の彼女たちは、この世界とよく似た別の世界に暮らし、『ペルソナ』と呼ばれるある少女に起こった出来事を音楽化している。
「ハンドメイド流星雨」のペルソナは『皐月ソラ』という天文学を愛する少女で、いつも自分だけが3センチ宙に浮いているような感覚で生きている。ありのまま接すると「変わった子」と言われてしまうため普通や平均に擬態して過ごす中、天体観測を通じて一人の男子生徒と出会ったことで、ソラの心境には少しずつ変化が・・・。
作詞・作曲は『シキドロップ』のピアニスト『平牧仁』。CVを務めるのは、声優・シンガーソングライターとして活躍する『楠木ともり』だ。昨年末には、皐月ソラ自身が歌った「RE:SING Version」がリリースされた。
そんな中、本日、そのMusic Videoが発表された。
ハンドメイド流星雨(皐月ソラの場合 / CV:楠木ともり)Music Video:
楠木ともり演じるソラがつぶやく台詞が象徴的な映像作品。
「夜空を見上げた時、憧れよりも諦めを感じた。
流星は、宇宙じゃなく、瞼の裏に降り注いだ。」
Creative label “yoru” が手掛けた映像では、誰しもが多感な時期に経験したことのある「悲しいわけでも嬉しいわけでもないのに、意味不明に涙がこみ上げてくる」シーンが独特な視点から描かれている。タイトルの「ハンドメイド流星雨」というのは、実は、自らが流した涙であるという解釈で、表しがたい青が過ぎる感情を美しいプリズムでビジュアライズした。
また、こちらのクリエイションには、十五少女もアンバサダーを務め、サイバーパンク好きを中心に話題沸騰中のアート・エキシビション「昭和百年展」に出展中の日英の気鋭アーティスト3組が参加している。
キャラクターデザインをNFT界隈でも大きな注目を集める『ケイゴイノウエ』が、エモみが過ぎる街並みをロンドン在住のアーティスト『Max Prentis』が、星座をモチーフにしたオリジナルのタイポグラフィーとグラフィックをインターネットを通じたエンパワーメントな活動で多くのファンを持つデザイナー『ゆうたONE』が手掛け、NEWESTなこのシーンを愛するファンには垂涎モノの、まさに “今” な豪華コラボレーションとなっている。