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またここで思いきり叫べばいい。それを許してくれる魂の解放区が、Risky Melodyのライブという場なのだから。Risky Melody、ツアーファイナル公演レポート!!!!!

またここで思いきり叫べばいい。それを許してくれる魂の解放区が、Risky Melodyのライブという場なのだから。Risky Melody、ツアーファイナル公演レポート!!!!!

最新アルバム「ESPERANZA」を手に、2021年11月3日に渋谷CLUB QUATTROで行った主催イベントからスタートした「NEW ALBUM RELEASE TOUR「ESPERANZA」TOUR。同ツアーのファイナル公演が、1月11日(火)に渋谷CLUB QUATTROで行われた。

静寂に包まれた空間の中、厳かな音がゆったりと流れだす。その音は、気持ちを揺さぶるようにゆっくりと音量を上げてゆく。

ALICEの叫び声を合図に、舞台の上から重厚なデジタル/ラウドな音があふれだした。楽曲は、今のRisky Melodyの姿勢を打ち出した「REBOOT」だ。フロア中から沸き立つ熱い手拍子。その音へ熱を加えながら、メンバーらがフロアへ投げ返してゆく。心地好い緊張感が渦巻く場内。スリリングな空気が、今は嬉しく気持ちを高めてゆく。サビ歌では、熱唱するALICEへ向けフロア中の人たちが大きく手を振り、舞台の上へ向け思いをぶつけていた。演奏が進むごと、振り上げる手の動きが早くなる。沸き立つ感情と重なりあうように、その動きも激しくなる。

楽曲は、コロナ禍以降の時代の空気をRisky Melodyなりの視点で切り取った「2020」へ。沸き立つ感情をグッと抑え、祈るようにALICEは歌っていた。言葉を、想いを放たないことには、揺れ動く心を保てない。だから彼女は、生きる意味を問い掛けるように狂おしい感情を歌声に乗せていた。ALICEの想いを受け止めた演奏陣が、重厚な音を重ね、その想いを増幅させる。フロア中の人たちが大きく手を掲げ、メンバーらへ想いを共にする意志を示してゆく。突き上げた手がいつしか拳に変わり、閉塞した気持ちを、突きあげる拳に託し空へ解き放っていた。熱唱するALICE。その歌声が、深く胸に突き刺さる。

MCでは、ツアーという形を通し、全国各地の人たちと出会い、想いを交わし合えたことへ、素直に感謝の想いを述べていた。

訪れた人たちのハートを分厚い音の弾丸で撃ち抜くように、Risky Melodyは攻撃的で刺のある「It's OK」を叩きつけた。感情を荒ぶるモードへ入れたALICEは、観客たちへ挑みかかるように舞台の上から牙を剥き出しに歌声をぶつけていた。荒ぶる彼女の気持ちへ、さらに黒い衝動を描き加える演奏陣。雄々しい歌と演奏に触発され、フロアからも熱い手拍子が飛び交い、掲げた拳が何度も何度も天高く突き上がっていた。

もっともっと熱狂にまみれようか。理性というスイッチを切り、狂いたい気持ちを「CRAZY LOVE」に乗せ、思いきり解き放とうじゃないか。熱情した抱擁を求めるメンバーらへ想いをぶつけるように、フロア中の人たちが身体を激しく折り畳み、何度も拳を突き上げる。さぁさぁ狂え、狂え、熱狂の愛撫を交わしあえ!!!!!

「ライブってさぁ、なんでこんなに楽しいんだろうね」。当たり前の言葉の裏に隠れていた不条理や不自由さを知ってしまったことでの想い。それを踏まえたうえで、ライブを通して改めて感じた「ロックは幸せ」だという気持ち。その言葉の意味を示そうと、彼女たちはこの舞台に立っていた。

「吐き出せ!吐き出そうか!!」。その言葉を合図に、Risky Melodyは長くライブで観客たちと熱狂を交わしあってきた「OUT THE JOKER」を突きつけた。ALICEの煽る歌声に気持ちを昂らせた観客たちが、高く手を掲げ、その場で思いきり飛び跳ねれば、絶叫変わりの熱い手拍子をぶつけていた。誰もが騒ぎたい気持ちを解き放ち、声無き祭り人となり、ロックミュージックが生み出す魂を熱く騒がす衝動へ素直に身を委ね、全力で楽しんでいた。

荒ぶるAsumiのギターの音が炸裂。Risky Melody流のダンスロックナンバー「Jealous Heart」に身を預け、フロア中の人たちが大きく身体を揺さぶりだす。とてもスリリングだ。スリリングなのに、そこには心をとろけさせるエモーショナルさも見えていた。刺を刺すような痛みを身体に覚えながらも、無性に気持ちが騒ぎ続ける。だから、跳ねずにいれない。熱狂の中へ飛びこまずに、ここにいるなんて出来やしない。

心地好い緊張感を持続しながら、その中へエモい衝撃を描く加えるようにRisky Melodyは「Missing Man」を歌い奏でていた。激しく攻めるのではない、気持ちの内側へ内側へと、彼女たちは昂る気持ちを詰め込んでゆく。だから、自然と腕が高く突き上がる。舞台上の勇者たちへ、その手を捧げたくなる。

絶叫するALICEの声を合図に、楽曲は「Sky Is the limit」へ。とてもメッセージの強い歌だ。この場に集った仲間たちへ同じ意志を注ぎ込むようにALICEは歌っていた。共に現状を打破し、明日をつかもうと気持ちを昂らせながらALICEは言葉をぶつけていた。その想いへ同調した仲間たちが、舞台上のメンバーたちへ向け拳を突き上げ、熱い手拍子を送っていた。

続くDooDooDooMiuMiuMiuナンバー「少年少女よわが道をゆけ」では、ゲストで登場したDooDooDooMiuMiuMiuとコラボレートしたライブをRisky Melodyは見せてきた。自分たちの血肉の中へ異なる遺伝子を加えることで、楽曲に込めた想いは、さらに血の濃い形として増幅してゆく。DooDooDooMiuMiuMiuとは、このツアー中に何度も共演した仲。だからこそ、2組の血が交わったことで生まれた新しい細胞は、本来持っていた楽曲へ、さらに熱と説得力を加えた形を持って、見ている人たちの胸へ突き刺さっていった。

2組のコラボレートは、DooDooDooMiuMiuMiuのNICKYが作曲したRisky Melodyの「YOZORA」へ。心に光差す楽曲だ。なにより、とても希望に満ちた歌だ。この曲に触れていると、無性に勇気が沸いてくる。どんなことでも叶えられそうな自信と希望に満ちた自分になれる。歌は、その人の心の色をいろんな風に塗りかえる力を持っている。この歌のように。さぁ、この「YOZORA」を胸に、ここからまだ見ぬ世界へ向かって走りだそうか!!!!!

DooDooDooMiuMiuMiuのライブを挟み、後半戦へ。先に届けたのがALICEの甘くラップする声やアコギの音色も印象深い「My Story」。激しく攻めるRisky Melodyも魅力的だが、その裏には、こんな甘くメロウな彼女たちもいる。たとえラブソングだろうと、そこへ生きるうえでのメッセージを詰め込んでゆくところがRisky Melodyらしいじゃない。

このツアーを振り返っての話の中、「ライブハウスの中はいつまでも時は止まってない」とメンバーは語っていた。たとえ世の中の情勢や風潮は変わろうと、ライブハウスという中に渦巻く音楽は、情熱と熱狂を分かち合う空気は何も変わらない。この日の、この場所の熱気のように…。

続く「未来への地図」も、Risky Melodyのポップな一面を描き出した曲。とても爽やかな空気を運ぶ歌に触れていると、ネガティブな感情が消え去り、心が希望と輝きに満ちてゆく。この歌に触れていると、輝く自分になれるチャンスが未来に待っている気持ちになれる。だからフロア中の人たちが、ALICEの掲げた手に想いを重ねながら、まだ見ぬ未来へ向け、高く掲げた手を振っていたのかも知れない。

「やっと一つのバンドになれた」。アルバム「ESPERANZA」を作ったことで。今回のツアーを通して。いや、こんな状況下でもRisky Melodyの音楽を奏でたい気持ちをメンバー全員が共有していたからこそ、最強のバンドになれた。そんな思いをMCでは語っていた。

「全部、全部爆発させていけるよね!!」。激しいデジタル音が身体を直撃した。Risky Melodyは「R.I.P.」を通し、全力で気持ちを叩きつけてきた。理屈も屁理屈もいらない。ただ、沸き立つ気持ちのままに拳を突き上げ騒げばいい。それがロックなライブ。それこそが、Risky Melodyが作りあげる裸の感情をぶつけあうライブだ。誰もが心の中で雄叫びを上げ、メンバーらと一緒に感情を吐き出し続けていた。

ALICEが手にしたタオルを大きく振り回しだす。メンバーらが、この会場に足を運んだリスメラーが「ライブがライフ」に合わせ、手にしたタオルを大きく振りまわし、全力で楽しんでいた。何時の間にかAYAも舞台の前へ踊り出ては、タオルを振りまわし観客たちを煽っていた。ここにあるのは、自由だ。ここは、何にも縛られることのない、心を自由に解き放てる魂の解放区だ。

ここで、4月1日に8周年記念のワンマン公演を赤羽ReNY alphaで行なうことを発表した。

最後にRisky Melodyは、この会場に作りあげた最高の景色を心の額縁の中へ入れ、新たな航海へと船出する。次の航海も、彼女たちは「希望」を探す旅になるだろう。ここに集った仲間たちと共に新たな航海へ出ようと約束を交わすように、Risky Melodyは「Esperanza」を奏でていた。力強く雄々しい演奏の風を推進力に、これからもRisky Melodyは終わらせない航海を続けてゆく。「希望」が消えない限り、彼女たちは何度も船出を繰り返し、たくさんの仲間たちと出会い、Risky Melodyという船へ次々と乗せながら、時代の荒波を突き進んでゆく。「振り返るな、目を反らすな」。その先には、この日のように、仲間たちと一緒に無敵の自分になれる景色が待っているはずだから。

「まだまだ、熱くなれますか!!」。アンコールは、Risky Melodyの顔となる楽曲であり、長くライブ空間に熱狂を描き続けてきた「Risky Melody」だ。フロア中から突き上がる無数の拳と、熱い手拍子。リスメラーが振る大きなフラッグもフロアではためいている。誰もが心を一つにRisky Melodyの歌に気持ちの波長を合わせ、生まれた熱気を大きく膨らませていた。高ぶる気持ちを抑えられない。このまま心が、身体が壊れるくらい、全身全霊で感情を爆発させたい。この会場にいたのは、そんな最高の仲間たちだ。

僕らはいつだって、心は一つだ。最後の最後にRisky Melodyは「ALL AS ONE(2022ver.)」を歌い奏で、会場中の人たちと高ぶる気持ちを一つに、拳の旗を力強く振り上げていた。僕らは、この場に集えば何時だって一つになれる。この歌を旗印に、またここで思いきり叫べばいい。それを許してくれる魂の解放区が、Risky Melodyのライブという場なのだから。

次は,4月1日、赤羽ReNY alphaを舞台にした8周年ワンマン公演だ。

TEXT:長澤智典

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