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やり残したことが一つもないように笑って生きるのは、正直難しい。でも、ここにいるときは、この瞬間だけは、そんな生き方ができるからこそ、ここに集うんだよ。 愛沢絢夏、「Feel My RocK-birthday oneman-」レポート!

愛沢絢夏

PHOTO: Rie Shiina @onguitaresp

10月25日に誕生日を迎えた愛沢絢夏。毎年、この時期に大きなアクションを起こすことは、CRAZE(ファン)たちには浸透している。愛沢絢夏は、10月23日(土)に渋谷CHELSEA HOTELの舞台に立っていた。この日は、先に主催イベントを開催。その後、「Feel My RocK-birthday oneman-」と題し、一人一人が存分に楽しめるようにと、だいぶ人数制限をしたうえでワンマン公演を行った。

切々としたピアノの音色へ穏やかなギターの音色が重なるのに乗せ、幕が開くと同時にメンバーらが姿を現した。愛沢絢夏の「LIFE」の声を合図に激しい演奏が飛びだすや、フロア中から無数の拳が天高く尽き上がる。愛沢絢夏は台の上に立ち、身体を前のめりに「LIFE」を歌いだした。「どんなに形を変えても譲れない」想いを、彼女はずっと胸に抱き続けてきた。その想いや意志を、愛沢絢夏は変わることなく何年も歌声に乗せ、伝えてきた。その揺るがない生きざまを、愛沢絢夏は両手でマイクをしっかりと握り、雄々しい歌声に乗せてぶつけてゆく。間奏では、フロア中の人たちが大きく身体を折り畳めば、ふたたび歌が始まるのに合わせ拳を高く突き上げ、沸き立つ思いを舞台上の愛沢絢夏に投げつけていた。

「ワンマン楽しんでいこうぜ!!」。歪みを上げたギターの音が、身体を激しく揺さぶりだす。フロア中から突き上がる拳・拳・拳。その様を見ながら、愛沢絢夏は雄々しい声で「叫べ!!」「壊せ!」と「Stay alive」を歌っていた。ハートを射抜くように鋭い歌声を突き刺し、愛沢絢夏は観客たちの理性を壊してゆく。「さぁアゲていこうぜ!!」の声を合図に、フロア中から突き上がる無数の拳。現実の中で覚える縛られた不自由な心を、今だけは愛沢絢夏のロックに乗せてすべて解き放て!!

ド頭から熱い気持ちをガツガツとぶつける「優しい人よ」の登場だ。「この声が枯れるまで この夜が明けるまで どうか今は 今だけは ただ君に届けたい」と、愛沢絢夏は歌いあげる。本気で熱意をぶつけるからこそ、無性に気持ちが沸き立つ。身体が激しく揺れ動く衝動を抑えられない。胸の内側から熱い想いがどんどん込み上がる。愛沢絢夏は、何時だって覚悟を背負って歌っている。この声が枯れようとも思いを叫び続ける、この思いが届くまで、歌声を止めることはない。その思いが人の気持ちや身体を動かし、一体化した熱狂の景色を作りあげてゆく。終盤、凄まじい勢いで拳が突き上がる。熱情した気持ちを分かちあえるこの時間が、最高に愛しい。

「2021年は60分ワンマンライブをたくさんやれて成長することができました。愛沢はステージからみんなの心をポカポカにしたくてずっと歌っています。今日もみんなの心を温かくできるように。自分の心の強さを信じ続けられるように…」

次に歌ったのが、ミドルメロウの「believe」だ。これまでも愛沢絢夏は、人を、仲間を信じ続けながら、その手を握り進み続けてきた。いろんな人と出会いや別れを経験しようと、彼女自身は何も変わることなく手を差し伸べれば、一人一人の心の手を握り、その人の思いを信じ、その人へ向け「信じ続ける強さが~君が灯したヒカリを どうか 消さないで」とエールを送り続けてきた。ここ(ライブ会場)に来るすべての人たちの心に光を灯そうと、愛沢絢夏は願うように歌う。愛沢絢夏という光に引き寄せられた人たちが、その光に心の手を伸ばし、一緒に輝こうとしてゆく。とても胸を潤す歌だ。これからも歌の灯火を、どうか消さないでいてほしい。

「人は何時も間違いを繰り返して~」と愛沢絢夏が「wake up」を歌いだす。何時だって全力で戦い続ける愛沢絢夏が、全力で仲間たちを信じる思いを舞台の上からぶつけてきた。人は何度も間違いを繰り返しては、そのたびに導き出した答えを重ねながら成長を続けてゆく。それを繰り返す中で繋がった仲間たちが、ここに集まっている。誰も無傷なんかじゃない。いろんな心の傷を背負った人たちが、熱狂という薬で癒そうと、ここへ集まってくる。愛沢絢夏という一人のロックシンガーが本気で掲げた夢を一緒に見たいし、その仲間でいたくて、ここで気持ちを解き放つ。愛沢絢夏が選んだ道が正しいか間違いかは、正直わからない。でも、本気で信じて提示した生きざまに、やっぱし僕らは心の中で叫びながら高く掲げた拳のエールを送りたい。一緒に熱狂を分かち合い、興奮の中へ溺れたい。この曲を合図にフロア中に巨大なサークルモッシュが誕生。ルールを守ったサークルモッシュ、それもまた最高じゃないか。

荒ぶる音が気持ちを熱く掻き立てる。「渋谷、ぶち壊していこうぜ」の声を合図に、愛沢絢夏はダウナーでノイジーなロックナンバー「break down」を突きつけ、観客たちへ重い衝撃を与えていった。荒ぶる歌声と演奏に触発され、身体を激しく折り畳む観客たち。愛沢絢夏も、野獣のように声を唸らせながら挑みかかっていた。その姿勢に刺激を受け、フロア中から突き上がる無数の拳。互いに剥きだした気持ちをぶつけあう、これこそがライブだ。熱狂の中で騒ぐ。このひとときがたまらない。気持ちを破裂させ突き上げた無数の拳が、この空間を赤黒く染め上げていった。

「楽しいなー!!」、愛沢絢夏自身が本気で楽しんでいる声が最高だ。ギターの久永が、「久永です。誕生日なので感謝の気持ちを全部ぶつけて弾いてます」とアピール。ベースのJunichiroは、「全国の草の根活動の集大成ができたらなと思います」と語れば、ドラムのMARは、「愛沢と一緒に動くようになって、後ろから愛沢の成長を見守っていると、いつしか娘の成長を見ているような気持ちになる」と親目線での想いを述べていた。

「ソロのボーカリストが毎回バンドでライブができるのは本当に幸せなこと。愛沢は、これからも支えてくれる一人一人に力をもらいながら音楽やって、上にいきたいなと思っています。あなたもそのメンバーの一人です。誰一人欠けても愛沢絢夏は成り立ちません」

「最高の笑顔を見せてくれ!!」。後半は、「HARUKAZE」からスタート。誰もが拳を振り上げ飛び跳ねれば、サビ歌では手にしたタオルをくるくるまわしながら、この会場に熱い風を吹かせていった。愛沢絢夏の振り上げる拳に合わせ、フロア中の人たちが一斉に跳ねる光景の、なんて熱く華やかだったことか。熱狂の拳の花が、歌の風に煽られ大きく揺れ動く。まさに、最高の景色じゃないか。突き上がる無数の拳が、とにかく熱い。

「さあ暴れるぞ、飛べー!!」の声を合図に飛び出したのが、感情のストッパーをぶっ壊し、狂った熱狂を作りあげる「Be Crazy」だ。誰もが心の中で「for Crazy」と拳を振り上げ叫べば、その場で大きく跳ね続けていた 。理性を狂わせる最高にイカれた歌声と楽曲に乗せ、フロア中がカオスな熱狂に包まれてゆく。あーもうマジ無理、頭悪いから騒いじまうんだよ。それが自分の本能なら、自由を謳歌できるこの場で、心のままに狂ってしまえばいい。ここは自分を開放できる聖域。だからこそ、ここに集い、クレイジーになって騒ぎ続けるんだよ。終盤にはお馴染みスクワットも登場。「Be Crazy」、最高のエクササイズ音楽だ。

「今日世界が終わるとしても思いきり笑って生きていこうぜー!!」。愛沢絢夏は、「もしも今日世界が終わるとしても」をぶつけてきた。明日のことなんて誰にもわからない。昨日や今日と同じ明日がくるなんて保証はない。だからこそ、今を後悔なく生きようじゃないか。今、ここで満面の笑顔を浮かべ心の声を上げられるのなら、思いきり上げながら生きることを実感すればいい。誰もが、気持ちを無邪気な笑顔へ導く歌に触れながらはしゃいでいた。やり残したことが一つもないように笑って生きるのは、正直難しい。でも、ここにいるときは、この瞬間だけは、そんな生き方ができるからこそ、ここに集うんだよ。自分の心を解き放ち、なりたい自分になって楽しめるんだよ。今日も、その気持ちを感じていた。だから、気づいたらくしゃくしゃの笑顔の自分になっていた。

「わたしは大好きな歌をやめることはないし、音楽に卒業とかはないし、好きならずっとやればいいし、嫌いになったらやめればいいと思ってる。わたしとみんなの笑顔がある場所が、僕のいる場所です」

最後に愛沢絢夏は「ボクのいる場所」を届けてくれた。自分がいるべき場所はとっくにわかっている。だからこそ、全国各地に生まれたボクのいる場所で、仲間たちと一緒に歌声を、熱狂を、生きてる理由を確かめ、それを分かち合いたくて「ボクのいる場所」を歌い続けている。愛沢絢夏が歌う声を止めない限り、僕らの集まる場所はどんどん各地へ広がり続けてゆく。彼女はその場所を通し、思い分かち合う仲間たちと繋がり続けたくて「ボクはここにいる この場所はまだまだ小さな世界だけど~ボクはここにいる その意味は自分自身の中にある」と歌い続けてゆく。あなたもその場所へ集わないか。愛沢絢夏が作るいろんな場所で、生きる喜びを分かち合わないか。そして、いっぱい楽しい夢を見ていかないか!!

「リミッター外していけますか!!」。アンコールで届けたのが、愛沢絢夏の一つのターニングポイントになった「OVER LIMIT」だ。気持ちを熱く掻き立てる豪快なロックンロールナンバーに合わせ、フロア中から無数の拳が舞台へ向かって突き上がる。愛沢絢夏は、目の前の仲間たちへ向け、「あいつがいった言葉なんて 僕が消し去ってあげるから」と声を荒らげ、歌っていた。その声が尽きぬ限り、愛沢絢夏は沸き立つ感情を変わらずにぶつけていく、あるべき場所で叫び続けてゆく。ここで音楽を続ける。ここで歌い続ける。ここで魂のままに叫び続ける。あるのは、それだけだ。でも、たったそれだけが、自分に生きる勇気と希望と明日をくれる。誰が何と言おうが、関係ない。マイナスな感情など、愛沢絢夏の歌かすべて消し去ってくれる。だからこそ、一緒に声を上げ叫び続ければいい。それが答えだ。それ以外に何が必要だというんだ。

この気持ちを味わいたいから、あなたも「ボクがいる場所」へ集まればいい。それだけだ。

TEXT:長澤智典

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PHOTO: Rie Shiina @onguitaresp

★インフォメーション★

愛沢絢夏、今年初のフルサイズワンマン!
2021年を駆け巡ったツアーがついに完結する

■2021年12月18日(土) 吉祥寺 SHUFFLE

2021 REAL ANSWER TOUR FINAL
『truth』

【出演】愛沢絢夏

【時間】開場 18:00 / 18:30
【料金】前売 3,400円(+1D)
【入場順】当日整列順

【チケット】TiGET 予約
【TIGET URL】https://tiget.net/events/152863

【入場順】先行チケット(整列順) → 一般チケット(整列順)
※申込時にシステム上番号が通知されますが、当日の整列順となります。

【問い合わせ】吉祥寺 SHUFFLE / 0422-42-2223

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