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動員目標160人を達成!!Davidが切り開いた物語は、5周年公演の場となる晴れ舞台へ!!LIVE DVD化も決定した「Hexagramearth -運命の糸と意図-」公演をレポート!!

David

PHOTO:Lestat C&M Project

1st FULL ALBUM「Hexagramearth」の世界観を、視覚・聴覚・感覚を刺激する形で具現化してゆくライブ「Hexagramearth -運命の糸と意図-」が、10月12日にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行われた。目標に掲げていた160名動員を、開催2日前に達成。有観客/ライブ配信と2つの形で上演したのも会場に足を運べないファン(アトロポス)のため。ライブ中も、SUIは目の前の観客たちのみならず、画面の先で見ている人たちにも積極的に声をかけていた姿も印象的だった。

メンバーにerina(G)・SHO(Dr)・Яyu from Ashmaze.(B)を迎えて行ったこの日のライブの模様を、ここにお伝えしよう。

雷鳴と共に巨大なスクリーンに映し出された荘厳な映像。まるで、ホラー映画の始まりのようだ。「命の期限」について語るSUIの声が場内に響きだす。やがて、厳かな教会の鐘の音へ導かれるように客席奥の扉からSUIが姿を現した。彼は「わたしを紡ぐ糸は今、ここに見えた」と語りながら、手にした糸を弄びながら舞台へ向かってゆっくりと歩きだす。
もの悲しい音色に乗せ、これから始まる壮大な物語の序章を語り続けるSUI。とても厳かな、でも、どこか悲しみを湛えた物語の始まりだ。アルバム「Hexagramearth」を紐解く鍵となる一節一節が、次々と語られてゆく。そして…。

SUIの叫ぶ「民達と運命を変えてやる」の言葉を合図に、身体を揺さぶる轟音が会場中へ鳴り響く。それまで座っていた観客たちが一斉に立ち上がり、「Providence」に合わせ、背中に宿した大きな黒い翼を広げ、その場で跳ねだした。重厚な音を背にSUIが拳を振り上げるたび、フロア中からも無数の拳が突き上がる。SUIは「命を変え歩むその先は 新たな世界で」と歌いながら、繋がったたくさんの運命の糸を一気に手繰り寄せ、観客たちを異なるもう一つの世界へ連れ出してゆく。
勢いをさらに加速するような荒々しい演奏に乗せ、SUIが「Story Teller」をおおらかな声で歌いだした。「この声が… 身体(あなた)を呼び醒ましたら」と歌う声が、観客たちの理性の留め金を外し、熱情させる。暴れたいのなら暴れ続けろ。それがこの世界での正しい生き方だ。
荒ぶる演奏が気持ちを熱く掻き立てる「Rituals」の登場だ。SUIは重厚な音に乗せ、沸き立つ感情を祈る姿に変え歌っていた。途中、手にしたステッキを振りかざし、観客たちを煽る場面も。「神の国へ届け」と歌うSUIに想いを重ねるよう、フロア中で数多くの手の花が大きく揺れていた。その様は、狂おしいほどに鮮やかだった。

「この尊き場所に喝采を」「前世から時空を超えて、この場所にやってきました。昨日までは前世、今が現世、明日からが来世。前世から繋いだ糸を現世へと繋ぎ、明日からの来世を強く生きてゆける、クロートー/ラケシス/アトロポス。俺にとっての「運命の神」となる皆さんにはとても感謝しています。運命は、願いによって喜びにも悲しみにも変えられる。そんなカードを、この夜も1枚届けたいなと思います。共に夜明けを願ってくれた神に捧げる運命のカードを…」

その言葉に続いて奏でたのが、「Tarot」だ。荘厳シンフォニックな音と幻想耽美な音が折り重なり、観ている人たちを不思議な運命の道へと連れだした。Davidが示すカードへ導かれるまま、今は心地好く酔いしれたい。轟音の中から響く哀切な歌声へ溺れたい。荒れ狂う荘厳でシンフォニックな音の中から届くSUIの歌は、運命を光へと導く神の声のよう。先導者となったSUIの歌声が、フロア中に響き渡っていた。
幻想的なパイプオルガンの音色が会場中を覆い尽くす。美しくも、破壊的な衝動を持って流れたのが、「D」。今まで以上に激しく挑戦的な楽曲を突きつけ、Davidはフロア中の人たちの理性をどんどん消し去ってゆく。SUIの煽りへ触発され、フロア中から突き上がる数多くの拳。SUIは言葉のひと言ひと言を、深い情熱を持った声で伝えながら、高まる気持ちのままに歌い叫んでいた。

「わたしにかかる運命の糸を紡いでください」。Davidは厳かな演奏に乗せ、ミッドメロウでダーク/ヘヴィな「Moira」を歌いだす。スタンドに据えたマイクを両手できつく握り閉め、SUIは「もがけば もがく程に 運命の糸は乱れ絡み 心を 離さない」と、嘆く心を捧げるように歌っていた。彼の想いへ寄り添うように響く演奏が、さらに胸を痛く切なく掻きむしる。床にひざまずき祈るように歌うSUI。もがけばもがくほど運命の糸は複雑に絡み合う。SUIは、その絡み合う糸を解くよう身悶えながら歌っていた。その姿は苦しむ使徒のようにさえ見えていた。終盤、絶叫し続けるSUIの姿は、「逃れられぬ 私の業」を嘆くようだった。

「閉塞した見えない壁の向こうにあなたがいる。そんなあなたに向けて私は不変の世界を願い叫び、愛していた…」

流れだしたのが「Gothculture」シリーズの曲たち。ゴシックでダークな、でも、美しくも気高きドラマを描くようにDavidは「Gothculture -Claustrophobia-」を歌い奏でだした。ジワジワと熱をあげながら躍動していく演奏の上で、SUIは想いを呟き続ける。ときにメンバーと寄り添いながら、SUIは胸の内側から込み上げる想いを美しくも気品のある声に乗せ歌いあげていた。
旋律が戦慄を呼ぶ。流れだしたのが「Gothculture -Decadent Art-」だ。壊れゆくこの世界を嘆くように。でも、雄々しさを持ってSUIは歌っていた。その横でЯyuが声を荒らげ、見ている人たちの気持ちを掻き立てる。この場に迷い込んだ人たちを拳突きあげる熱狂の空間へ誘いながら、SUIはその想いを歌声で焼き尽くそうとしていた。頭を振り乱し狂い咲く観客たちの姿も艶やかだ。

「クロートー/ラケシス/アトロポス、あなたたちは運命の神。ここからは、神々との戯れの時間だ!」

ステッキを手にし、SUIの叫びを受けて流れたのが、「荊棘の意図」。攻撃的なリフを刻むギターの旋律を合図に、荒々しい音が駆けだした。雄々しき神の一人と化したSUIが、舞台の上から神々しい姿となって歌声を響かせる。

「今日はホール公演だけど舞台でもコンサートでもない、ライヴだ」

手にしたスタンドを振りかざし、SUIは荒ぶる気持ちを剥き出しに観客たちを熱くけしかける。その姿に触発され、フロア中の人たちが拳を突きあげ、身体を激しく折り畳み、熱狂の中へその身を投じてゆく。これは戦いだ。互いに感情を剥き出しぶつけあい、その中で暴れながら絶叫を味わい尽くす最高の儀式だ。荒ぶる演奏へ触発され、暴れ狂う観客たち。ここは、椅子付きのホール。でも、いつしかそこは熱狂渦巻くライブハウスに塗り変わっていた。

演奏を止めることなく、さらに激しさを増した「Ruinous」に身を任せ、SUIは熱唱/絶叫し続けていた。身体を思いきり折り曲げ絶叫するSUIの姿は、とても狂おしくも美しかった。

「掲げたその手は来世へと向かっています。伸ばした糸をその手でしっかりとつかみとるために、最高の舞台へ」。

流れだした「Final Act」にあわせ、SUIが、観客たちが跳ねだした。身体を熱く揺さぶる音へ触発され、頭を振り乱す観客たち。SUIも、胸に希望や躍動する熱い魂を抱き、「最後の舞台」と歌いながらも輝く未来へ想いを馳せていた。その言葉や想いに、生き抜くための希望の翼を与え、同じ志を持った仲間たちと一緒に来世へと突き進んでゆく。そして…。

David

PHOTO:Lestat C&M Project

「その想いのまま大きな喝采を」「選ばれた民たちへ」。気持ち熱く躍動する「Dresscode」の楽曲に合わせ、フロア中から手拍子と拳が突き上がる。ときに胸に手を当て、沸き立つ想いをSUIは包み込むような歌声に乗せフロア中へ降り注いでいた。「このステージへ飛び込んでこい!!」の言葉を合図に、フロア中から突き上がった拳を見ながら、SUIは観客たちの気持ちを熱く熱く煽り続けていった。

「こんな素敵な世界があるのなら、まだまだこの先も生きていきたいって心からそう思いました。ここは長い命の中の僅かなひと欠片です。ここに来てくれたみなさんが持っている想いの欠片も一つ一つ違うと思います。そんな中、一つのものを信じてここに集まってくれました。この欠片達が来世へ繋がりますように」

最後にDavidは、この空間をふたたび幻想的かつゴシックでサイコな世界へ染め上げるように、エクストリームでハードコアな「Gothculture -断章-」を突きつけ、観客たちの理性をすべて奪い去り、熱狂へ身悶える暴れ人へ変えていった。フロア中で両手を大きく広げ咲き誇る花や、髪を振り乱し作りあげた熱狂の様を見ながら、SUIは嬉しそうに歌い叫んでいた。理性を消し去り、熱情と熱狂が渦巻く世界をこの空間へ作りあげていった。

ふたたび幕を開けた物語は、切々としたピアノの音色と美しきコーラスに合わせ歌い紡ぐバラードの「Immortal Ray」から始まった。激しい楽曲を並べた本編とは打って変わり、アンコールでDavidが見せたのは祈りにも似た姿。SUIは、「もしも 叶うなら この身を亡くしても この場所を暖め守りたい 僕が消えてしまう前に」と願うように歌っていた。今にも心壊れ、消えそうな声と姿で、SUIは舞台へひざまずきながら、来世へと続く道へ声の光を射すように歌っていた。MCでの緩い様も含め、激しさと穏やかさ、2つの表情を巧みに使い分けながらDavidのライブは進んでゆく。そして…。

「運命の糸を繫いでくれた皆、この想いをもっともっと分かちあっていきましょう。全員で血を交わしあおうか」

ふたたび熱く高ぶりだした血をさらに沸騰するように、Davidは「Blood」をぶつけてきた。とても美しく気高くて激しいドラマチックな楽曲だ。舞台の上にいる神々(メンバーら)が気持ちを一つに荒ぶる牙を剥き出しに襲いかかれば、フロア中の人たちも荒ぶる存在に心を変えていった。互いに、高ぶる血を奮い立たせ暴れてゆく。騒ぐこの血は、もう抑えられない。

最後にDavidは、「Prophet」を経てアルバムのタイトル曲「Hexagramearth」を演奏。SUIは今宵の物語へ最後に光包み込む希望の一筋を振り注ぐように、「世界の終わりが もしあるとしたら その時は”君”の記憶で満たして 微笑む様に」と歌っていた。その演奏は、その場にいる人たちを希望や輝きの中へ導いてゆく。たとえそこが世界の終りという絶望にいようとも、Davidの掲げた旗の元へ集えば、僕らは未来を信じれる。照らし出された来世へと進む道を進んでいける。Davidは決して仲間たちを見捨てない。どんな絶望の中にいようと、ついてきてくれる人たちの手をしっかりと握り、その先へと連れだしてゆく。だから、Davidと来世を見たくなる。

ふたたびSUIが舞台へ。「思い描いた夢の景色をまた一つ叶えることが出来ました。これから、Davidの5周年に、みんなもしっかりついていく意志は固まったか?!」。そう投げかけたうえで、12月に、大阪と東京で今年最後のライブを行うことを発表。12月8日(水)には、この日のライブの模様を収録したLIVE DVD「Thread of fate and intent -20211012 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE-」と、完売したアルバム「Hexagramearth」のRepackage Album「Hexagramearth -運命の糸と意図-」を2タイトル同時発売。2022年1月23日と24日には、2日間に分けDavidの全曲を披露する2DAYS公演を発表した。
さらに嬉しいサプライズとして、その場で会場に連絡を入れ、5周年を祝うワンマン公演の日取りをブッキングするという、とんでもない行動に。結果、4月9日に池袋ハレブタイでのワンマン公演が決定。この日を皮切りに、Davidの5th Anniversary Tourがスタートすることも発表した。

「第二創世記へ向けての糸を繫ぐように」「最高の来世にしていこうな」と叫びながら、最後の最後にDavidは「なぜ生きるのか? なぜ生まれたのか? 全ての出来事を神は知るのか?」と問いかけるように「Genesis -In Bible-」を披露。雄々しい歌声と演奏をぶつけ、Davidは会場中の人たちを熱狂に染まり狂う人たちにふたたび変えていった。「なぜ生きるのか? なぜ生まれたのか?」と答えを探すように、SUIは歌っていた。いや、その答えはSUIも、ここにいるみんなも気付いている。あとは、その答えを確かなものにしてゆく仲間が増え続けていくのを楽しむだけ。この宴の場をさらに大きな晴れ舞台へ導くためにも…。絡み合ったDavidと僕らの運命の糸へ、もっともっといろんな人たちを絡め、「この地を導いて、閉ざされた者の道を開き」ながら、共に未来を、世界の始まりをここから新たに築きあげようか。

SUI

SUI

PHOTO:Lestat C&M Project
TEXT:長澤智典


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