奥原澄香(燃えこれ学園)生誕祭に生まれていたのは、眩しいくらいに輝いたたくさんの笑顔の花たち。

PHOTO:平島理

燃えこれ学園が月2回のペースで行なっている「ライブ配信」。5月6月7月は、3ヶ月連続で限定50名という限られた数の人たちを迎え入れ、メンバーの生誕祭を開催し続けている。ここでは、7月5日(月)にライブ配信で行なった「奥原澄香生誕祭!」の模様をお伝えしたい。

「忘れられない最高の1日にするよー!!」と叫んだ奥原澄香の声を合図に「奥原澄香生誕祭!」がスタート。冒頭を飾ったのが、メンバーたちが凛々しい歌声を響かせる「Melodious Revolution」。胸を騒がせる始まりだ。花で編んだ冠を頭に載せた奥原澄香の姿も印象深く見えている。彼女たちは、力強く格好いい燃えこれ学園の姿を最初に示しながら、観ている人たちの気持ちを熱く刺激してゆく。パワフルなパフォーマンスも気持ちを騒がせる。

熱い気持ちを胸に秘め、感情の動きを重ね合わせるように丁寧に歌ったのが「Lost in Time」。力強い彼女たちの歌声に触発され、観ている側も、「Lost in Time」に込めた気持ちに胸が熱く掻き立てられる 。冒頭2曲のエモい歌を通し、燃えこれ学園は強さと勇気、そして元気を心に色づけてくれた。

自己紹介では、語るメンバーの後ろで、他のメンバーたちがチャーミングな姿を見せながら映り込む。佐々木千咲子の自己紹介の場面では、後ろにいるメンバーたちが指でメガネの形を作りながら映っていたことから、佐々木千咲子自身がウケてしまい、笑いを堪えずにいる場面も見せていた。この日の生誕祭へ向け、成田麻穂が「スーパーベリーベリーエンジョイしてますかー??」と観ている人たちを可愛く煽った場面や、熊野はるが「奥原澄香の生誕祭だもん、なんでもええと思ってる」と緩い言葉を奥原澄香へ投げかける姿など、メンバーそれぞれの発言を通して、その人自身の個性も感じさせていた。熊野はるの言葉を聞いた奥原澄香が「衝撃的な発言」と返し、「今日は、燃えこれ学園の曲の中で、とくにいろんな発見のあった曲を選んだ」とも、「生誕祭」の演目について語っていた。

「次は、奥原澄香が本当のスタートを切った曲を歌いたいと思います」。奥原澄香の言葉に続いて歌ったのが、「明日へ」。青春という言葉が似合う、とても爽やかな楽曲だ。メンバーたちは、歌詞に綴られた想いを自分たち自身にも問いかけながら、何度だって前を向いて進もう。描いた夢の景色をつかむために走り出そうと、観ている人たちに歌いかけてゆく。

「夏と言えば輝く海、白い砂浜、輝く君のすぅまいる。あなたに笑顔をお届けします」と語った高未悠加のアドリブでの口上を受け、奥原澄香が「夏色の太陽が砂浜を染めて」と「ぱすてるサマータイム」を歌いだす。これから訪れる夏の景色を、ひと足早くこの会場へ連れてくるように、メンバーたちは夏の浜辺で、愛しい人と一緒にドキドキした時間を過ごしている気分を「ぱすてるサマータイム」を通して届けてくれた。「君がいるから」(奥原澄香)「手をつなごうよ」(當銘菜々)の歌のやりとりにも、胸がドキッとさせられた。

それまでの胸をキュンとさせる青春模様から雰囲気は一変、メンバーたちは凛々しい声で「again」を高らかに歌いだす。メンバー一人一人の歌声から強い意志が伝わってくる。とても胸を熱く揺さぶる歌だ。メンバーたちは、胸の奥から沸き上がる情熱を思いきりぶつけるように「again」を凛々しく歌っていた。

「ぱすてるサマータイム」の口上は、奥原澄香からの依頼で語ったことを高未悠加がMCで報告。選曲に関して、奥原澄香みずから「明日へ」と「ぱすてるサマータイム」は奥原澄香が二期生として加入して最初に参加した曲だったことから。「again」は初の三期生からの歌いだしの曲ということで、「こういうこともあるんだ。もっと頑張らなきゃなと思えた曲として選んだ」と、理由を語っていた。

次に歌ったのが、「Re-START」。燃えこれ学園の配信ライブを楽しむうえで、この楽曲は絶対に欠かせない。何時、何処でこの曲を歌うのかを毎回予測するのも、見る側の楽しみの一つ。先の5曲が奥原澄香にとっての想い出深い歌なら、「Re-START」は、奥原澄香はもちろん。今のメンバーたちが「ここから新しい明日へスタートを切る」と胸に誓いを立てるように歌う、前を向く勇気が欲しい人に向けた最高のエールソング。この歌を聞くたびに、どんな困難だって何時かかならず乗り越え、その先に広がる景色をこの手につかめそうな気持ちになれる。心に輝きを降り注ぐと言えば良いだろうか。気持ちを高ぶらせる歌だからこそ、毎回ライブで触れたくなる。

同じく燃えこれ学園のライブでの定番曲「夢幻華」も、聞くたびに気持ちが高ぶれば、心を艶やかな色に染め上げる楽曲だ。この曲を通して聞かせる、メンバーたちの歌声が、聞いている人たちの心にも熱情した風を吹かせていく。彼女たちと一緒に気持ちが高まり、艶やかに心染まるこのひとときも大好きだ。

MCでは、着替えに向かった奥原澄香について、當銘菜々が「眠くなって帰っちゃいました?」と突っ込む場面も。そこに、2人の気心知れたお茶目な関係性が見えてきた。この時間にメンバーみんなで語ったのが、「奥原あるある」。出てきた発言は、まさに奥原澄香らしさを感じる内容ばかり。それが、以下の内容だ。

「すぐ、ちょっかいを出してくる」(蒼音舞)、「のありぃがちょっと滑ったことを言っても、すぐに突っ込んでくれる」(稲森のあ)、「モノを借りたとき、大体事後報告」(高未悠加)、「姿が見えないなぁと思っても、声ですぅちゃんがいることがわかる」 (仲川つむぎ)、「モノが失くなったとき、大体すぅちゃんの鞄の中に入っている」(當銘菜々)、「なりーがここ(すぐ側)にいるのにおっきい声でしゃべるから、耳がキーンとなる」(成田麻穂)、「歩くときに。"おっおっおっ"と言う」(佐々木千咲子)、「Class Whiteのリモートミーティング中に大体画面からいない」(山田みつき)、「生誕祭のときのバルーンに付いてたマイメロが可愛い」(三浦千鶴)と、メンバーみんな「あるあるー」と言いながら、楽しげに語っていた。

「いえーい!!」と言いながら、白いドレス姿に着替えた奥原澄香が舞台へ登場。ここからは、奥原澄香のソロコーナーへ。まずは、みずから書いた手紙を読み始めた。それが、以下の内容になる。

「燃えこれ学園の活動が始まった2014年4月、実はすぅ、一期生として燃えこれ学園に応募してました。でも、自信を持ち切れなくて、まわりに「アイドルやりたい」って言い切れなくて、一度はアイドルになることをあきらめて就職しました。本当はアイドルになりたかったのに怖がっている自分がいて、就職したけど、やっぱりアイドルをやってみたい気持ちがどうしても消えなくて。そんなときに、ふっと自分が応募したアイドルグループのライブを観に行きたいって思って観に行ったのが、メンバーの顔を初めて観る燃えこれ学園のライブでした。当時はステージのない平らな場所で歌っていて、わたしの想像するライブ会場ではなく、衝撃的な出会いでした。でも、なんかめっちゃ楽しそうで、このグループなら、きっと楽しくアイドルをやれると思って、半年後に二期生として燃えこれ学園に入りました。

それから約7年。燃えこれ学園でのアイドル生活、めっちゃ楽しいです!!でも、同じくらい、つらいこと、苦しいこと、涙流すときもたくさんあります。そんなとき思い出すのは、やっぱり応援してくれる飼育委員や広報委員みんなの笑顔です。すぅを思ってくれるみんながいるから、わたしは今ここにいるんです。この1年間、会いたいって思ってくれてるのになかなか会えないこと、つらかったよね。すぅも同じ気持ちでした。でも我慢して、頑張った時間があったから、今日という日があると思ってます。

去年ライブが出来ない時間は、心苦しかったけど。トークポートで見れるみんなの笑顔に元気をもらってました。次第にライブが出来るようになり、配信ライブで画面の奥に見てくれるみんながいるって思ったら、強い想いでステージに立つことが出来ました。まだ前みたいに、みんなの全力の声は聞けないけど。今日みんなにここで会えたこと。今、配信を世界中で見てくれている人がいること。今もたくさんの地域で燃えこれ学園を大好きでいてくれるみんながいることが、本当に嬉しいです、ありがとう。

すぅがアイドルになりたいって思った理由は、何かつらいことがあって笑顔か無くなったり、もうヤダって思った人に、少しでも「今日1日頑張ってみようかな」「明日も頑張ろうかな」と思ってもらえる存在になりたかったからです。すぅはこんな感じで、めっちゃいつもヘラヘラしてるし、バカみたいに「楽しくやろう」みたいな人だから、メンバー、応援してくれるみんな、支えてくれるみなさんにもいっぱい迷惑をかけてるし、特別可愛いわけでも、スタイルがいいわけでもないし、歌もダンスも特別上手じゃありません。だけど、みんながいるからすぅはアイドルとして、燃えこれ学園の奥原澄香としていられてます。毎日すぅを、燃えこれ学園を信じて応援してくれてありがとう。そして、メンバーのみんな。すぅみたいなおバカなやつを、あったかくて広い心で受け入れてくれてありがとう。仲間だけど、ライバル。ライバルだけど、最高の自慢の仲間です。不器用だけど、急にラップを始めたり、迷惑なほどうるさくて元気な奥原ですが、これからも全力でみんなを笑顔にしていくので、覚悟していてね!!

手紙を読み終え、「みんなへのたくさんの「ありがとう」を込めて歌います」と述べたあとに歌ったのが、奥原澄香のソロナンバーの「ヒカリ」。天真爛漫な彼女が、胸の内に抱えている素直な本心を応援してくれるみんなへ伝わるようにと、高まる想いのままに歌っていた。いつも眩しい笑顔という光を放つ奥原澄香。その心の源にはこんな想いがあったんだと、改めてバラード曲の「ヒカリ」を通して彼女自身に教えられた。

胸をキュッとさせるバラードに続き、「会いたくても会えない、苦しい。でも、会える日を信じて歌い続けようと思えた曲です」と語る奥原澄香の言葉を受けて歌ったのが、触れた人の胸を同じくキュッとさせる、ミドルメロウな「オルゴール」。切ない気持ちを涙に乗せて消し去るように、彼女たちは力強く「オルゴール」を歌っていた。抑揚した歌声を響かせステージの上で歌い躍る様は、舞台劇のクライマックスの場面を見ているようだった。

歌い終わり、熊野はるが「普段のうるさい奥原とはまったく違う、すごいおとなしいお嬢様みたい。すごいギャップだよね」と、ソロコーナー時の奥原澄香のライブを見ての感想を述べていたことも報告しておこう。

ここからは、一気にラストスパートへ。奥原澄香が選んだのは、夢馳せる乙女の気持ちを歌に込めた「Shiny Dream」と「ミラクる☆妄想がーる」。「Shiny Dream」では、奥原澄香と當銘菜々が寄り添いながら歌う場面も登場。メンバー みんなが、いつもの奥原澄香のような輝く笑顔を浮かべ、舞台の上ではしゃぐように歌い躍っていた。笑顔や元気が伝播し、輝きに変わっていく。それを証明するようなライブだ。

「奥原先輩みたいに、ミラクルパワフル元気に盛り上がりましょう」(山田みつき)の声を合図に歌った「ミラクる☆妄想がーる」でも、奥原澄香を中心に、メンバーたちが無邪気に戯れながら歌い踊りだす。途中、當銘菜々の「そろそろいくよ」の声を合図に、メンバーみんなで「そろそろそろそろそろ~そーろーりー」とまるで狂言を彷彿とさせる新たなパフォーマンスを披露。メンバーたちが思いきり妄想がーるとなり、舞台の上で思いきりはしゃいでいた。この胸のときめき、もう止まらない!!

奥原澄香の「最後まで全力でお祝いしてくれますか!」「いっぱい"おめでとう"を伝えてくれますか!!」の声を合図に、最後に燃えこれ学園は、この日の主役の奥原澄香へ「おめでとう」の言葉をプレゼントするように「お誕生日おめでとう」を歌っていた。間奏では、當銘菜々が奥原澄香へ「すぅちゃん、お誕生日おめでとう、大好きだよ」と想いを伝える場面も登場。「お誕生日おめでとう」を歌っている間はもちろん、この日のライブ中、会場には笑顔の花が咲き続けていた。終盤では、メンバーみんなが子豚を象った風船を手に歌唱。歌い終わり、奥原澄香の両脇にいた高未悠加と稲森のあが、奥原澄香へ寄り添いKISS をしてゆく仕種を見せてたことも伝えておこう。

ここで、奥原澄香のために佐々木千咲子が手紙を読みだした。

「すぅとの出会いを、いろいろ思い出してました。始めの印象は、きっとお互い「もし、同じクラスにいても話すことがないだろうな(笑)」だよね。(「ですね」(奥原澄香))。根っからの明るさを持つすぅと、もともとネガティブだったわたし。すぅとわたしは真逆な性格だからこそ、すぅが羨ましいなって思うときも、すぅから学ぶことも、吸収したこともいっぱいあります。

2016年にわたしが初めてClass Yellowの委員長になったとき、わたしはリーダー性もないし、まとめることなんてとても向いてなくて、何度も相談したこと覚えてる?当時の新メンバーがついていけなくなって辞めてしまったとき、わたしが委員長なのに上手くできなかったから?って、すごく自己嫌悪になってしまったとき、一番最初に話が出来たのはすぅでした。2人で話す時間が、そのときからより多くなったよね。委員長経験が一番長いすぅに、たくさん助けられました。「大丈夫だよ、ちっさー」ってすぅが言ってくれる言葉の安心感って、とっても大きかったです。すぅの笑顔って、なんでこんなにまわりの空気を明るくして、みんなに笑いが伝染するんだろうって、本当にわたしの尊敬する部分でもあります。
2019年度、特進組-Quintett-での活動のとき、意見の衝突ばかり。何をやっても上手くいかないことが多かったけど。5人が一つになれて1年間活動できたのもすぅのおかげです。だからこそ、特進組-Quintett-最初で最後のワンマンライブのとき、インフエンザで(奥原澄香が)休みになってしまったとき、今だから言うけど、わたしホント寂しかったです。遠征で各地に行くと、いつもグループのことをみんなで熱く語っていたよね。白熱しても、変なタイミングでいつも「いいグループだぁ」って突然泣きだすから、「なんでこのタイミングなの?」って、最後には笑ってその場が締まる。ときには熱くなった勢いで、指を指されて本気で喧嘩したね。(「したなぁ」 (奥原澄香))。でも、「指を指すなぁ」って本気で言えたのはすぅだけです。嘘偽りなくいろんな想いをすぅに言えるようになったのは、すぅが本心で向きあってくれるからです。

加入当初は本当の想いを笑って誤魔化していたすぅだけど。悔しいとき、悲しいとき、上手くいかなかったとき、涙を流して本心を見せてくれるようになったすぅが大好きです。去年のコロナ禍で不安でいっぱいだったとき、「生誕祭」のトップバッターを走ってくれたすぅ。もしわたしがそのとき「生誕祭をライブ配信で」と言われても、わたしは首を縦に振れなかったです。その勇気は、わたしにはなかったです。そのときの私たちにとっては未知だったライブ配信での「生誕祭」、すごく不安だったと思うけど。あのときすぅが走ってくれたから、今もこうしてライブ配信で全国の広報委員のみんなに、私たちのライブを見続けてもらえてるなって、わたしは思います。

みんなの前では笑顔でいっぱいだけど。裏ではたくさんのことと向きあって涙を流しているのを知ってます。だけど、すぅの笑顔はみんなに伝染します。みんなを引き込むすぅマイル、みぃ~んな大好きだよ。「上手く想いが伝えきれない」ってツイートしていたけど。大丈夫、すぅの想いはみんなに届いてます。これからもその笑顔をいっぱいみせてね。燃えこれ学園にはすぅが必要です。燃えこれ学園の笑いには、すぅがいないと始まりません。いつも笑わせてくれてありがとう」(佐々木千咲子)

その言葉を受け、奥原澄香は照れながらも、「手紙とか書きながら、支えてくれる広報委員や飼育委員のみんなとか、メンバーのこともすごい思い出していました。すぅが今、ここにいられているのって、本当にいつも助けてくれるメンバーがいるからだな、ホントにすぅって恵まれてるんだなって思っています。だから少しでも、その「ありがとう」の気持ちを見てくれるみんなにもだし、このメンバーでやってる燃えこれ学園が最高なんだぞっていうのをみんなに伝えたくて、今日ライブをしました。伝わってると思います。何が言いたいかっていうと、いいグループだなっていうことです」と語ってくれた。

「今日はもう最高すぎる1日でした。ありがとう」(奥原澄香)の言葉を受け、最後にみんなで「校歌」を斉唱。この楽しさを、7月12日(月)に行なう「當銘菜々生誕祭!」へ繋げていこうか。

PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典

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