下北沢、新宿、渋谷をメインに活動するバンド、The Chain Ups(チェインアップス)の2ヶ月ぶりとなるデジタルシングル「(ちょっと遅めの)カフェごはん」がリリースされた。
4月に配信された「曇りの日、たたずむ人」に続く、2ヶ月ぶりの新曲リリース。彼らのフェイバリットである80's、90's、ネオアコやフォークをイメージしたサウンドに乗せて、どうあがいてもいつか終わりがくる現実と向き合いながら、君と一緒にいる今という愛おしい瞬間のかけがえなさや、不安を忘れさせてくれるささやかな幸せを歌う。
今がいつまでも続いてほしいと願う気持ちを、彼らが一言で表すと「(ちょっと遅めの)カフェごはん」ということになるのかもしれない。それほど、鮮明に風景が浮かぶタイトルとなっている。
『無限でないことは分かっている。ずっとこうしていたいんだ。どんな運命だとしても。』という、大作映画のキャッチコピーのような熱い思いも、彼らがラブソングにするととても日常的に響いてくる。そんな人懐っこさもバンドの大きな魅力のひとつである。是非、新曲をチェックしてみてほしい。
The Chain Upsはイギリスの音楽が大好きな5人組のバンドだ。ボーカルのひろつねが作り出すノスタルジックかつポップで洋楽ライクな楽曲、情緒的な歌詞が一番の強みである。バンドのテーマは 「忘れていた気持ち、呼び起こすメロディー」。誰もがもっていたけれど今は失くしかけている純粋な気持や冒険心を呼び起こし、明日からの生きる活力となってくれるような楽曲、ライブ体験を目指し、活動を行っている。
2021年の春以降、ようやく新曲リリースやライブのペースが上がってきた彼らに、引き続き注目しよう。