「ライブモンスター」の異名を持つアンダービースティーが7周年単独公演で見せた、観る側の予測を次々と嬉しく裏切るエモすぎるライブ!!!!!

アンダービースティー

PHOTO:KURO

5月18日に結成"7周年"を迎えた、"ライブモンスター""美しき野獣"の異名を持つアンダービースティー。同日には、2020年10月に新木場STUDIO COASTで行なわれたワンマン公演の模様を収録したLIVE DVD「アンダービースティー 新木場STUDIO COAST【UB roll a DICE】」を発売した。さらに5月24日(月)には、TSUTAYA O-EASTを舞台に初の無料ワンマン公演『Nyx Gate』を開催。当日の模様を、ここに紹介したい。

制限いっぱいの観客たちが詰めかけた場内へ、激しい音が流れだす。幕が開いたその先に凛々しい姿でメンバーが立っていた。彼女たちが最初に届けたのが、晴れた気持ちへ導く爽やかなポップチューンの「over the sky」。5人は優しい笑みを浮かべ、自分たち自身の気持ちを大空へ向け解き放つように歌っていた。「そう振り向けばいつだってここにいるよ」の歌詞のように、彼女たちはこの7年間、手を伸ばせばいつだって僕らを迎え入れてくれた。そして、一緒に行こうと、いつも手を引っ張り続けてきた。いつものライブのような激しい表情ではなく、今の彼女たち自身の素直な気持ちを最初に伝えながら幕開けたことにも、ニヤッとさせられた。

メンバーの紹介映像に乗せ、場内に激しい(SE)音が轟きだす。さぁ、ここからがアンダービースティーの真骨頂を見せる激しいライブの始まりだ…と思わせながら、またも、ここで嬉しい裏切りが…。
切々としたピアノの音色が、「love pain」のメロディーをなぞるように場内中に響き渡る。その音色へ想いを重ねるように、春乃友夢がミュージカル劇を演じる役者となり、一人舞台の上で踊りながら、「love pain」を声高らかに歌いだした。サビメロを歌ったあとに後方を覆っていた幕が降りたとたん、そこには豪華なバルコニー型のセットが現れた。その中で、軽快に指を鳴らしながら歌い躍る4人のメンバーたち。まるで、豪華な舞台劇を観ているようだ。春乃友夢も加えた5人は、スウィングするジャジーな楽曲に乗せ、それぞれが妖艶な踊り子となり、バルコニー型のステージや広い舞台の上で、気持ちを淫らに揺らしなら艶かしく歌い躍っていた。とてもスタイリッシュで目にも鮮やかなパフォーマンスだ。何より、5人の誘惑に気持ちが騒がずにいれない。
「みんなでいくよー!!」の春乃友夢の声を合図に飛び出したのが、胸を熱く騒がせる「occult propose」。妖艶さと美メロな歌を魅力にした、アンダービースティーらしい気高く情熱的な姿を示す楽曲だ。大人の魅力を振りまきながら迫る5人のプロポーズに、胸騒ぎが止まらない。身体中から熱い気持ちが沸き上がる。高鳴る胸の鼓動を抑えきれない。春乃友夢の煽りに合わせ、フロア中の人たちが飛び跳ねていた様も、観ていて圧巻だ。もっともっと導いてくれ。でないと、この気持ちは制御しきれない!!

続いて披露したのが、「YNDR」(ヤンデレ)と「YNBK」(病んでるボク)と続く「病みソンク」。この日は「YNDR」を、ピアノの音色のみを背景に歌う、美しくも高貴でドラマチックなバラードスタイルにアレンジ。一人一人が歌を繋ぎながら、ツンデレな一人の女性に振り回される人の心情を哀切さいっぱいに歌いあげていた。言葉のひと言ひと言を噛みしめるように歌うメンバーたち。その痛い心情へ、いつも以上に気持ちが引き寄せられる。後半からは一気にダンスロックなスタイルに変貌。なんてツンデレなアレンジだ。観ている人を嬉しくじらすその構成も、最高の病みスタイルだ。

ふたたび美しいピアノの音色に乗せ、ここからは「YNBK」へ。今度は振り回した側の心情を、5人は先ほどと同じように、言葉のひと言ひと言をしっかりと響かせながら、観ている人たちの心へ、ツンデレな人の歪んだ?気持ちを愛しさたっぷりに届けてゆく。「YNBK」も、次第に速度を上げながら、楽曲に美しくも激しい彩りを加えてゆく。この日だからこそのアレンジも加えた形で「YNDR」「YNBK」と立て続けに届けた病みソングの流れと、彼女たちの大胆かつ華やかなパフォーマンスに、終始心が引き寄せられていた。

メンバーそれぞれの朝のルーティンワークを映し出した愛らしくも、プチ笑いも誘ったプライベート感満載な映像を受け、次のブロックに登場したのが、正統派アイドルユニットのあんだーびーすてぃー。アンダービースティーのもう一つの顔として誕生したのが、あんだーびーすてぃー。ライブでは、愛らしいポップな曲たちを彼女たちは次々と披露してゆく。

最初に披露したのが、あんだーびーすてぃーの存在する理由を歌にした「2faces」。力強くも華やかなダンスビートに乗せ、5人はバルコニー型の舞台の上で、愛らしい表情を振りまきながら、気持ちを嬉しく騒がせる楽曲を歌っていた。フロアでも、大勢の観客たちが様々な色のペンライトを振りながら、王道のアイドルライブらしい様で楽しんでいた。メンバーたちの無邪気な表情で歌う姿も、素敵だ。

続く、晴れた表情を魅力にした「お気楽ソング」は、昭和のアイドルソングの香りも携えた開放感あふれる王道アイドルナンバー。メンバーが大きく手を振る動きにフロア中の人たちも動きを合わせ、大きく腕を振っていた。アンダービースティーで響かせる凛々しい歌声とは異なり、健気な乙女心が見える歌声で届けてゆくのも、あんだーびーすてぃーらしさ。フロアには数多くのシャボン玉が舞っていたように、その演出も王道系アイドルのライブらしい姿。

あんだーびーすてぃーコーナーの最後を飾ったのが、気持ちを嬉しく騒がせる、カラフルでダンサブルなハイテンポのポップチューン「シェキラブ」。性急なビートに身を任せるように、ときにお尻をふりふりしながらパフォーマンスを見せる5人のキュートな姿を、熱い視線を向けながらずっと追いかけていた。愛らしさを全面に出しながらも、その中へ激しい踊りを見せてゆくところも、ダンススキルの高い5人らしさだ。

一瞬で着替えを終えたメンバーたち。ここからはふたたびアンダービースティーのライブへ。後半を彩る最初の楽曲として届けたのが、活動初期からライブ空間に無数の拳の山を築き上げてきた「raven」。逆境から立ち上がり未来向かって突き進む彼女たちの強い意志を記したこの歌へ触れるたび、気持ちが熱く高ぶりだす。まさに、夢を、未来をつかもうと足掻き、闘い続ける人たちにとって、最高の感情高陽ソングだ。高い声を張り上げ煽る春乃友夢。5人の凛々しい歌声が一つになり響き渡るたびに、身体中から騒ぎたい熱が沸き上がる。彼女たちと一緒に高く腕を振り上げ、熱狂の中へこのまま溺れたい。

もっともっと熱く壊れたい気持ちを嬉しく煽るように、アンダービースティーが激ロックナンバー「Real Blade」をぶつけてきた。観ている人たちを挑発するように力強く、攻めるように凛々しく歌う彼女たちの歌声と、狂乱の美女となり煽る春乃友夢の叫び声に触発され、フロア中の人たちが、制限された環境の中とはいえ、力強く拳を振り上げ、沸き立つ気持ちを舞台上にぶつけだす。その姿を見ながら、感情のストッパーをもっともっと壊してしまいなよと言わんばかりに、凛々しい姿で挑発を続けてゆくメンバーたち。互いに気持ちを剥き出しながら一つに溶け合う、この感覚が堪らない!!

ノンストップ・ライブを信条とするアンダービースティーらしく、会場中に渦巻きだした熱気をさらに上げるように、5人は「ROCK ALIVE」を歌唱。メンバーたちが飛び跳ね煽るたび、フロア中の人たちも飛び跳ね、この空間の中で共に心を熱く高ぶらせていった。ワイルドでハードなロックナンバーを魅力に、激しく攻めるメンバーたち。5人とも笑顔だ。観客たちの気持ちを熱く騒がせることを心底楽しんでいるその姿が、最高にサディスティックじゃない。挑発し煽る大胆な姿に触発され、身体中の火照りを抑えきれない!!

激しさを抱きながらも、その美メロに触れていると胸に熱い想いが込み上がる。体感的な衝動を抱きながらも、それ以上に、気持ちに光を振り注ぎ、心を前へと突き動かすメッセージの強い歌詞と歌メロに魂が嬉しく震えだす。「happiness to you!」、嬉しいくらいに胸を熱く揺さぶる歌だ。身体は激しく揺れているのに、不思議と嬉し涙が生まれるのも、触れた人たちの心に熱くエールを送る歌に気持ちが嬉しく震えていたからだ。

さぁ、もっともっと燃えたぎれ。まだまだエナジーは残ってるだろうと煽るように,、アンダービースティーは最後に情熱あふれる「灼熱ECSTASY」を突きつけた。軽快にステップを踏みながら、5人は心を一つに、熱情した歌声を炎の矢に変え、フロア中の人たちのハートに突き刺していった。気持ちはずっと昂りっぱなしだ。5人の想いをダイレクトにぶつける情熱的な歌声に、パフォーマンスを通して煽る様に、何より、メンバー自身が心の底から歌詞や曲調と気持ちを同化させ歌う声に触発され、心が震えれば、高ぶる気持ちが止めどなく沸き続けてゆく。まさに、恍惚した気持ちのままイキきるまで暴れ騒げと言わんばかりに、5人は最後まで煽り続けていった。

アンコールは、最新ナンバーの「mu-these」からスタート。美しさと激しさを巧みに融合。気持ちをキュッと上げてゆく、メロディアスながらも熱を抱いた高陽系ナンバーだ。観ている人たちを共に未来へ連れてゆくメッセージ性の強い楽曲なのも、アンダービースティーらしさ。メンバーたちも沸き立つ気持ちをグッと抑え、高ぶる想いを伸び伸びとした歌声に重ね合わせていた。体感的な要素を抱きつつも、心で受け止め、一緒に魂を熱くさせてゆく楽曲のように、観ている人たちも、感じた熱い想いを手拍子に変えて舞台上の5人にぶつけていた。

流れだしたのが、最高の感情高陽ソング…いや、めっちゃエモすぎるナンバーの「Do more」だ。切なさを抱いた春乃友夢と植竹優亜の歌声に触れ、心がむせび泣く。熱を抱いて疾走する楽曲に触発され身体は揺れていたが、2人の歌姫の届ける心の籠もった哀切な歌声に、心濡らしながら寄り添わずにいれなかった。切ない想いを歌った言葉のひと言ひと言が、心のスクリーンに切ない物語を映し出してゆく。アンダービースティーの魅力は、けっして激しさではない。心を揺さぶる想いを詰め込んだ歌詞とメロディー。それを増幅させる5人の感情的な歌声という軸があるからこそ、どんな表情を持った楽曲だろうと、胸を熱(エモ)くさせてゆく。

ここから8年目にアンダービースティーは突入する。ここへ至るまでの7年間という日々は、けっして輝かしい日々ばかりだったわけではない。むしろ、暗い闇の中、遠い先に輝く光をつかもうと、薄闇の中をいつも必死に駆け続けてきた日々だった。そんな彼女たちの支えになり続けていたのが、仲間(ファン)という存在。彼女たちは歌う、「スポットライト 君を信じてる~君にありがとう」と。最後にアンダービースティーは、「スポットライト」を笑顔で歌っていた。彼女たちは今も、仲間たちに支えられ、日々感謝の気持ちを伝えながら、みずからが最高に輝く姿を求め続けている。でも同時に僕らは知っている。彼女たちのひたむきな姿こそが、僕ら一人一人を輝かせてゆく最高のスポットライトの光であり続けていることを。最後に「スポットライト」を歌う5人の姿を見ながら、その輝きに心騒がずにいれなかった。「君にありがとう」と言わずにいれなかった。

PHOTO:KURO
TEXT:長澤智典

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