ここに集い、ここに来て拳を突き上げ、身体を奮わせ、心の声で歌い叫ぶ。それ以外何が必要だ。Risky Melodyが7周年単独公演に描いた熱狂の景色!!

Risky Melody

4月13日(火)、Risky Melodyが渋谷CLUB QUATTROを舞台に「Risky Melody 7th Anniversary ONE-MAN Live~君と僕となら越えていける 2020&2021」を行なった。昨年の周年公演はコロナ禍により、中止に。だからこそ彼女たちは、2年分の想いをこの日のライブにぶつけてきた。

「君と僕となら、超えていける」(ALICE)。ここに集まった仲間たちと気持ちを強く一つに結び合おうと、Risky Melodyが「UNITE」を歌いだした。周年公演に。いや、ようやくこの日を迎えた理由を知っているメンバーやリスメラー(ファン)たちに、とても相応しい幕開けの楽曲だ。力強く雄々しい歌声と演奏に触発され、フロア中の人たちが一斉に立ち上がり、ALICEの声に合わせ空へ大きく手を掲げていた。誰もが、ここへ集うことに喜びを覚えながら、舞台の上から降り注ぐ熱情(音楽)を一つも零すことなく受け止めようとしていた。

「今日は7周年公演。誰もが知ってる場所でのワンマンということで、何時も以上に気持ちが高ぶっています。今日はここに来てくださったみんなと一緒に楽しみたいなと思います。今日、この時間この場所で、一緒に楽しんでいきましょう」(ALICE)

この会場に集まった人たちを、メンバー自身を無邪気な10代の夢みる少女へ戻すように、Risky MelodyはPRINCESS PRINCESSの「Diamonds」を歌いだした。フロア中から舞台に向かって突き上がる数多くの拳が、一瞬にして心を夢描く少年少女に戻していった。何も恐れなど感じなかった頃の自分が蘇る。いや、この楽曲が、Risky Melodyの演奏が、このとき、この瞬間、ここにいるみんなを輝く原石に変えていった。いくつになっても僕らは輝く原石になれる。その力をこの歌が、Risky Melodyの存在が、僕らに与えてくれた。

何時だって僕らはスタートラインに立てる。何度挫折を味わい、挫けたとしても、自分が気持ちをフラットに戻せば、いつだって始まりの位置に立てる。Risky Melodyが雄々しく、力強くぶつけてきた「スタートライン」を聞きながら、僕らは、またこの場所で新しい自分に変わろうとしていた。いや、Risky Melodyの演奏が、ALICEの雄々しい歌声が、僕らを新しい気持ちに変えてくれた。

僕らは、みんなで一つだ。共に心の手を結び合えば、大きな力や勇気、希望を手にしていける。無謀な夢にだってぐっと近づける。フロア中から沸きだした熱い手拍子。声を出せない代わりに誰もが右拳を高く突きあげ、「ALL AS ONE」の演奏に身や心を預け、大きく飛び跳ねていた。誰もが心の中でこう叫んでいたはずだ、「ALL AS ONE」と。そう叫びながら魂と魂をしっかり結びあっていたに違いない。気持ちが熱く奮い立つ、いや沸き立つ気持ちが興奮のあまり嬉しく震えていた。この感情、この場でメンバーたちの熱情が伝わるからこそ感じた思いだ。熱く沸き立つ気持ちを、もっともっとぶちまけたい!!

「ライブの醍醐味っていったらさ、動きたくなる衝動じゃないの!!みんなの気持ちをここに集めて、思いきり出しきろうぜ!!声を出せなくてとも拳を上げられるだろう!!思いきりいこうぜ!!」(ALICE)

ALICEが叫ぶ、「DEAD OR ALIVE」と。とてもスリリングで挑戦的な楽曲が、弾丸のように身体を熱く射抜く。感情を戦う意識へ熱く染め上げてゆく「OUT THE JOKER」に触発され、フロア中に無数の拳が突き上へ上へと上がっていた。身体中を熱情した血が駆け巡る。沸騰した挑戦的な意識を誰もが舞台上に向け、心の銃で打ち放っていた。

高ぶった気持ちをさらに熱く奮い立たせるように、Risky Melodyは「Defy the fate」を演奏。メンバーたちは、フロアの最前まで身を乗り出し演奏すれば、ALICEも雄々しい歌声にさらに鈍い磨きをかけリスメラーたちを挑発し続けていた。この日のライブは、闘いだ。互いが限界を超えるまで全力で感情をぶつけあえるか、一緒にどこまで気持ちを高められるか。まさに互いの熱狂を、限界を超えた先まで高めてゆく最高に胸を熱くするバトルだ。

3日前に交通事故で怪我を負ったドラマーのayaeが、少しだけ休憩。ここからは彼女の代わりにFTC Projectの仲間でもあるAIRIがドラマーとして参加。「みんなといられるこの瞬間だけでも、希望を持ってやっていきたいじゃない」(ALICE)。この編成で届けたのが、ミドルメロウの「希望の旗」。胸の内から沸き上がる思いを、大きな愛情に変えて彼女たちは届けてくれた。会場にいる人たちを、あふれんばかりの大きな愛でRisky Melodyは包み込む。フロアでも、手を高く上げる人たちや、手にした旗を振りながら思いを返してゆく人たちが大勢いた。大きく広げた手を翼の代わりにしながら、ここから未来へ向かって5人と一緒に羽ばたこうとしていた。

気持ちを優しく弾ませる「未来への地図」に合わせ、フロア中から数多くの手拍子が響きだす。重厚ながらも弾む演奏を背に、ALICEも心を解き放つよう高らかに歌っていた。笑みを浮かべ、温かい声を響かせながら、みずからも心地好く身体を揺らし歌っていた。仲間たちと共に作りあげた、この温かい空気がとても肌に心地好い。

ドラマーは、ふたたびayaeに。「このステージに立つために必死にここまでやってきました。すべての場所の中で一番熱い日にしていきますから。その感覚をみんなで味わって、とことんCRAZYに盛り上がっていきましょう!!」(ALICE)。その声を合図に飛びだしたのが、エッジ鋭くもワイルドなRisky Melody流のハードロックナンバー「CRAZY LOVE」だ。メンバーたちは、身体を激しく折り畳みながら演奏。ALICEも、観客たちへ喰らいつかんばかりの勢いで挑んでいた。演奏が激しい?そんなの当たり前だ。野獣のようにギラついた牙を剥き出しに挑みかかるメンバーらの姿に触発され、CRAZYにならないわけがない。無数のレーザー飛び交う演出も、気持ちを嬉しく高ぶらせてゆく。

荒ぶるギターの音を合図に飛びだしたのが、ハード&ディスコナンバーの「Jealous Heart」。重く唸るHaRUのベースの音が、身体を騒がせる。重厚なのにダンサブルな楽曲に刺激を受け、フロア中のひとたちが手を振り上げ、身体を大きくシェイクしながら、このひとときへ夢中になっていた。いつの間にかこの空間は、刺激的なダンスロックに身を預け熱狂に興じる大きなダンスフロアに変わっていた。

「このメンバーっていろいろあったんですよ」とALICEが、第二期Risky Melodyのメンバーらへの熱い想いを振り返るように語っていた。他にも、世間から向けられる強い風当たりを受けたことへの焦燥感など、ここに至るまでのさまざまな心の苦悩や葛藤をすべて吐きだすように語っていた。

ここで、ALICEが剣を手にした。「一緒に新しい明日を迎えたかった仲間にも届くかな」。Risky Melodyが届けたのが、初期Risky Melodyの頃から大切にしてきたシンフォニック/プログレッシブなドラマ曲の「A NEW DAY」だ。起伏の多い感情の揺れを、変幻してゆく楽曲に投影。とても雄々しく、見ている人たちの心にも雄大な物語を映し出す楽曲だ。誰もが大きな音のウネリの中へ身を預け、ときに右拳を高く突きあげ、メンバーらと意識を一つに重ね合わせていた。高く拳を突き上げたALICEが、ここに歓喜と興奮と高陽の物語を描きだすように叫び続けていた。

「昨年は、苦しかった1年だった人のほうが多いと思います。逢いたい人に逢えなかったり、ライブにだって行けなかったよね。でも、もしかしたらこの先もっと大変なことが起きるかも知れないし、みんなの大切な人がいなくなることがあるかも知れないし、何が起こるかわかんないよね。ずっと続くこの先の未来、どんなことがあっても笑っていたいよね」(ALICE)

アコギを手にしたAsumiが、パーカッションを鳴らすayaeが、心地好くリズムと旋律を刻みだす。彼女たちは、アコースティックなスタイルで「My Story」を演奏。軽快に弾む演奏に乗せ、とてもシリアスな、でも熱した想いをALICEは笑顔で優しく歌いかけていた。その演奏に合わせ、フロアでも多くの手拍子が生まれていた。

「何を叫ぼうにも、どうにもならないことって多いよね。戦争って、もしかしたらこういう感じだったのかなってたまに思うんですよね。人の気持ち、人のやる気、人の命もどんどん消えて、自分一人じゃ何もできなくってさ、祈ることや願うことしかできなくて。平和な世の中で生きてきた私たちには、とても苦しい日々でした。当たり前が当たり前じゃない。ライブってすごく贅沢な時間なんだ。2020年、これはきっと忘れてはいけないことなんだね」(ALICE)

ALICEは、Risky Melodyのメンバーたちは、強く祈りを込めながら、2020年という一つの象徴的な時代の風景を刻んだ「2020」を、歌い演奏していた。ブルーのレーザー飛び交う空間の中、昨年感じてきた日々を反芻しながら、それを糧に、夢を忘れずに突き進む意志を確かめるように歌っていた。生きる意味をみずからへ問いかけ、訪れた人たちにも問いかけるように、Risky Melodyは「2020」を、この場に、ここにいる人たちの心に、しっかりと刻んでいった。今にも心崩れそうな表情で歌っていたALICEの姿も、強く胸に刺さってきた。

闇ばかりが広がるこの世界へ光を導こうと、Risky Melodyは力強く「light the lights」を届けてきた。みずからが消えない光源となり、会場中の人たちの心に、未来へ導く歌の光を降り注いでいった。沸き立つ気持ちのままに伸ばした手でフロア中の人たちの手を握りしめ、未来へ、光の見える場所へ連れ出すようにALICEは歌っていた。その光が向けられる限り、僕らも光を見失うことなく前へ進んでいける。手を伸ばせば、何時だってRisky Melodyのメンバーたちが輝く場所へ僕らを引っ張ってくれる。彼女たちもまた、僕らの手を引っ張ることで、その先に見えるその地へ勇気を胸に歩んでいける。

眩しい光の見える場所へ、もっともっと気持ちを雄々しく奮わせながら突き進もうか。「BLOOM」が、メンバーらの伸ばした歌と演奏の手の温もりが、僕らの心に強い自信と勇気を伝えてくれた。とても雄々しくて躍動した演奏だ。高らかに歌いあげるALICEの声に、手を伸ばさずにいれない。あと一歩先にある、その光源をしっかりとつかみたい!!

まさに、その存在は「閃光よりも眩しいヒカリ」。真っ白いレーザーの光が、逞しい演奏が、力強いALICEの歌声が、僕らが進むべき道を照らす道標となって舞台の上で輝いていた。ギターのAsumiと絡みながら歌うALICEの姿も印象的だ。彼女が高く掲げた手のもとに集まれば、僕らはきっと今を超え、その先に広がる眩しい世界へ飛びこんでいける。そんな風に心を染めてくれたのが嬉しかった。

「苦しい中で、少しでも楽しめる時間を作ってくれて本当にありがとう。みんなの熱がすごい届いています。みんなの気持ち、めちゃくちゃ届いています。みんなとの熱量を味わいたくて頑張ってきました。まだまだ自由に楽しめないけど、今は言葉が出ないくらい本当に嬉しいです。これを味わえただけで幸せです。本当にありがとう!!明日っていう1日はさ、向き合ってる人どうしの延長戦上にある気がしています。一緒に笑ったり喧嘩したり、一緒に盛り上がったりさ、その延長戦上にあるよね。でも、一人だけでは本当の意味の明日って来ないんじゃないかなって思うんです。みんなもさ、頑張ってきたもの、乗り越えてきたもの、いろいろあったでしょ。そのうえで、今日ここにいる。こうやってライブを楽しむために今日来てくれたのは、それを乗り越えてきたからでしょ。人に言えない哀しみや我慢も、きっとたくさん抱えてるよね。わたしも、その一人。みんなと一緒です。頑張ってるみんなに伝えたい言葉があります。「今までずっと頑張ったね」って心から言いたい。まだまだ思うように活動はできないけど、今日はここにいるみんなで一緒に楽しむことが出来ました。この景色を胸に、わたしたちRisky Melodyは、また今日からこのRisky Melodyを再起動します。私たちだけじゃ世の中は変えられない。でもきっと、ここにいるみんなの今までの、これからの頑張りが、この厳しい世の中をリブートしてくれるはず。わたしたちはみんなの背中を少しだけ押せればいい。その気持ちを込めて歌います」(ALICE)

ラウドでエレクトロなダンスロックナンバー「REBOOT」が、舞台上から大きな衝撃となって身体へ突き刺さった。奮い立つ気持ちを胸に、彼女たちと一緒に大きく手を振りながら立ち上がろうじゃないか。ここから新しい景色を一緒に作りあげてゆくためにも、このぶっとくて衝撃的な楽曲に乗せ、気持ちを熱く熱く奮わせていけ!!!誰もが大きく手を振りながら、その想いを5人と分かち合っていた。

「君と僕となら超えていける。これからも君と僕と、みんなと一緒に最高の景色を作りあげよう!!」。ALICEの言葉を合図に、最後にRisky Melodyは「Risky Melody」を力強く、雄々しく歌い奏でていった。沸き立つ感情を抑えられず、思いきり天高く突き上がる無数の拳。メンバーの動きに合わせ、フロア中の人たちも大きく身体を折り畳む。誰もが、迸る熱情を拳に変え、5人に捧げていた。ここに集い、ここに来て拳を突き上げ、身体を奮わせ、心の声で歌い叫ぶ。それ以外何が必要だ。自分の感情をすべて解き放ち、彼女たちと一緒に熱狂の虜になり、魂を熱く奮わせる。このときが欲しくて、彼女たちも僕らもここに集っていた。その証を、今宵もしっかりと証明したライブが、この空間には生まれていた。

「1年間夢見てた日、5人でここへ立つことが出来て嬉しかったです。これからもっといい景色を見せていくよ」(AYA)。アンコールでRisky Melodyがふたたび届けたのが、新曲の「REBOOT」。Risky Melody流のラウドなデジロック曲が、見ている人たちの感情を雄々しい牙を剥きだした野獣に変えてゆく。メンバーも、観客たちを、大きく手を振りながら、身体中から沸き立つ想いを全力でぶつけあっていた。一瞬のような、最高のひととき、本当にありがとう!!!!!

Risky Melodyは、ここから8年目の活動に足を踏み入れる。これから彼女たちが描きだす物語を、引き続き共に描き続けてもらえたら…。

TEXT:長澤智典

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