UKメディア『Notion』でプレミア公開されたFEMMの新曲「Sugar Rush」のMVがついに公開! 『不思議の国のアリス』にも通ずる甘過ぎて恐ろしい過剰なラヴソングをフィルム・ノワール質の世界で表現!

FEMM

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代表曲「Fxxk Boyz Get Money」が、痛烈なメッセージを持つガールズ・アンセムとして欧米のティーンに支持されるや否や、デビューアルバム『Femm-Isation』が全米ビルボードチャート「World Albums」でTOP10入り、フィメール・ラップ・シーンの新時代を切り拓いてきた『FEMM』。同時に、最先端のダンスや、xR技術や3Dアバターをいち早く取り入れたアヴァンギャルドな映像美は、アメリカやヨーロッパを中心に高い評価を得てきた。

3月12日に新曲「Sugar Rush」がリリースされ、Music VideoがUKメディア『Notion』で先行プレミア公開( https://notion.online/sugar-rush-by-femm/ )の後、YouTubeで全世界公開された。

Sugar Rush (Music Video)

『Sugar Rush(甘い物を食べた時のような多幸感・糖分を多量に摂取した子供は興奮し騒ぐという迷信)』というタイトル通り、恋という甘い蜜に囚われ理性を失っていくという過剰に甘いトラックが逆に危ういラヴソングは、機械仕掛けのFEMMが歌うことで、よりメランコリックな世界観に仕上がっている。

恋の闇を描き切るように、全編モノクロームでフィルム・ノワール質な映像では、世界でも屈指のパフォーマンスを誇る「川崎渡田一輪車クラブ」の「MIRACLE」が、「シュガーマシン(監督曰く、人力によるエフェクト装置)」として登場。光り輝く星屑を散りばめたようなスケルトン・ヘルメットと衣装で踊り回る。それを率いるFEMMの振る舞いは、さながら、コミカルさを一切省いたシリアスなハートの女王のようだ。不思議の国のアリスにも通ずる『美しさと畏怖の間』が、見事に表現されている。

監督を務めたのは、「無名(ウーミン)」や「WORLD ORDER」のメンバーとしても活躍し、will.i.amやMissy Elliott、Marquese Scott(Nonstopという名義でも知られる)など世界的なアーティストともコラボレーションしてきたダンサー、そして、コレオグラファーでありながら、2019年には「GINZA SHORT FILM CONTEST」で『Splendor』が優秀作品賞を獲得するなど映像作家としても活躍する『野口量』と、Splendorではカメラマンと編集を担った盟友『山田修平(HANABI)』。

コレオグラファーを務めたのは、野口の他に、伊豆牧子と碓井菜央。一輪車ならではの滑らかで速度のある水平的な動きと、「MIRACLE」だからこそ成し得た高い精度での制止や回転を、ただのバックダンサー的な扱いではなく、FEMMと一体化させた一連の映像装置として見事にコントロールし、総合芸術として昇華させている。

FEMM自身は、昨年秋に、ダークでインダストリアルなE.P.「404 Not Found」をリリース。音楽面では、DaBabyやLil Uzi Vertを手掛ける『Star Boy』や、RIna Sawayamaや100 gecsを手掛ける『Danny L Harle』などが参加する一方、映像面でも、RadioheadやThe 1975などを手掛ける『Weirdcore(ウィアードコア)』や、シド・ミードや小島秀夫からも高い評価を得るサイバーパンク・フォトの先駆者『LIAM WONG』など世界的なアーティストが参加し、インターネット・カルチャーの最先端の一部を賑わせた。

その次の一手となる今作は、あらゆる面で、裏切りに満ちている。しかし、彼女たちが一貫して目指すのは「人と機械」「バーチャルと現実」「国境」「言語」あらゆるボーダーを溶かすための “まだこの世界にはなかった世界” だ。その理想へのアプローチの一端に、是非、触れてみて欲しい。


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