女優・松井玲奈の朗読でお届けする島本理生『ファーストラヴ』が配信開始!

世界最大級のオーディオブック、ならびに音声コンテンツ制作・配信サービスであるAudible, Inc.(以下、オーディブル)は、第 159 回(2018 年上半期)直木賞受賞作、島本理生『ファーストラヴ』の配信を開始した。

今回朗読をするのは、島本作品の熱烈な愛読者であることを公言している、女優の松井玲奈さん。登場人物たちの哀しみの中にゆっくりと差し込むような希望の光を松井さんがどう表現していくのか、じっくりとお楽しみください。

■作品情報 『ファーストラヴ』

“なぜ、娘は父親を殺さなければならなかったのか”第 159 回(2018 年上半期)直木賞受賞作。映画化されたベストセラー『ナラタージュ』をはじめ、島本作品といえば若い女性の想いを丁寧に描く恋愛小説のイメージが強いが、本作は、何気ない日常の中で、傷つき消耗していく女性たち、そして彼女たちの心の再生をテーマにした長編ミステリー小説である。父親刺殺の容疑で逮捕された美人女子大生と、彼女を取材する臨床心理士、そして彼女たちをとりまく登場人物たちを通じて、現代社会にはびこる家族という闇、性的虐待、自己否定などを鮮烈に描き尽くした作品になっている。

■『ファーストラヴ』のあらすじ

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術

学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?

臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。

■オーディブル版 『ファーストラヴ』
サイト URL:https://www.audible.co.jp/pd/B07YFMCXHD
https://www.amazon.co.jp/dp/B07YFM9RP7

■松井玲奈さんからのコメント

Q. 作品を最初に読んだ時の感想と、朗読を経てからの感想を教えてください。

読者として、自分がこんなにも救われた気持ちになった作品は初めてでした。島本さんの文章の一字一句を声に出して読んだことによって、島本さんの文章には無駄がないと思いました。全てがきれいに流れていながら、スピードの緩急、伏線やその回収があり、その流れがとても勉強にもなるし、朗読していて楽しかったです。また、事件に関わった男性のセリフも朗読したことによって、より深く物語の中に入ることができ、環菜だけではなく、登場する男性の色々な感情を、理解できた感じがしました。

Q.リスナーへのメッセージをお願いいたします。

今回、『ファーストラヴ』を朗読させていただいて、改めてこの作品に違った形で触れることが出来ました。耳から作品を楽しむことも、新しい読書体験だと思いますので、是非色んな方に体験していただけたらと思います。『ファーストラヴ』という作品に、私自身もとても救われた気持ちになりました。一人の少女が自分の気持ちに真っすぐに向き合って、自分なりの答えを見つけ出すお話だと感じております。その少女に差した光を、是非皆さんもオーディブルを聞いて感じていただけたら嬉しいなと思います。

■ナレータープロフィール:松井玲奈(まつい れな)さん

1991 年 愛知県豊橋市出身。
2008 年 SKE48 の 1 期生としてデビュー。
2015 年 同グループを卒業後は役者業を中心に活動中。
代表作として、NHK 連続テレビ小説『まんぷく』、フジテレビドラマ『海月姫』など。
2018 年 集英社『小説すばる』に「拭っても 拭っても」を発表し、小説家デビュー。
2019 年 4 月には初の短編小説集「カモフラージュ」を発刊。
2020 年 NHK 連続テレビ小説『エール』へのレギュラー出演も決定している。

■作家プロフィール:島本理生(しまもと りお)さん

1983 年東京都生まれ。2001 年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞。
03 年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、15 年『Red』で島清恋愛文学賞、本作で
第 159 回(2018 年上期)直木三十五賞を受賞。著書に『ナラタージュ』『真綿荘の住人たち』
『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『夏の裁断』『イノセント』『わたしたちは銀のフォークと薬を
手にして』『夜はおしまい』など多数。

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