梶浦由記ライブツアー、圧巻の幕開け!!

6月15日、千葉・舞浜アンフィシアターで作曲家・梶浦由記の1年ぶりとなるライブツアー『Yuki Kajiura LIVE TOUR vol.#15』が開幕した。

“バックバンドではなく、演奏者一人ひとりが主役”という梶浦の強いこだわりから名付けられた(“バックバンド”ならぬ)FRONT BAND MEMBERSは、是永巧一(ギター)、佐藤強一(ドラム)、高橋“Jr.”知治(ベース)、今野 均(ヴァイオリン)、西方正輝(チェロ)、赤木りえ(フルート)、中島オバヲ(パーカッション)、大平佳男(マニピュレーター)といったおなじみのメンバーに加え、アコーディオンの佐藤芳明、イーリアンパイプスの中原直生も久しぶりに参加。日替わりとなるボーカルにはRemi。普段やっている音楽はバラバラな超個性派集団だが、ひとたび音を合わせれば特別なケミストリーを生み出す腕利きの一流ミュージシャンたちだ。

6月15日と16日の2日間は“Soundtrack Special”と銘打たれた、インストゥルメンタル曲中心の構成となる。初日のこの日は、『魔法少女まどか☆マギカ』『エル・カザド』『ソードアート・オンライン』といった人気テレビアニメを中心に、2014年に放送されたNHK連続テレビ小説『花子とアン』や、映画『東京兄妹』『Rainbow』などの劇伴(BGM)、さらには梶浦由記名義でリリースしたソロアルバムからのナンバーなど、バラエティに富んだ全29曲が演奏された。クラシック、ポップス、ジャズ、民族音楽など幅広い音楽性を取り入れた楽曲群は、誰もが楽しめるキャッチーさも持ち合わせており、それぞれの作品を視聴したことがない聴衆も魅了してやまないところは梶浦のコンサートならでは。さらにこの日は、7月に放送がスタートするテレビアニメ『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』のオープニング曲も初披露され、集まったファンを喜ばせた。

多彩な楽曲の魅力に加え、一流ミュージシャンたちによる演奏もYuki Kajiura LIVEの見どころのひとつ。オープニングでいきなり客席通路に登場した佐藤芳明のアコーディオンや、それに続きステージ最前部で独特の音色を響かせた中原のイーリアンパイプスなど、普段はなじみの薄い楽器の生演奏を堪能させてくれたかと思えば、随所で佐藤強一のドラムと中島のパーカッションが複雑なグルーヴを生み出し、今野のヴァイオリンと赤木のフルートがソロバトルを繰り広げる。中でも各ミュージシャンの熱い演奏が光ったのが、アンコールで披露された『red rose』だ。ワンコードで同一のリフが続く中、佐藤強一と中島がファンキーなビートを奏でる同曲。まずは真っ赤なドレスに身を包んだRemiが客席通路で妖艶なスキャットとダンスで観客の注目を集めると、中島のスリリングなパーカッションソロへ。さらに、中原のイーリアンパイプスソロ、今野のヴァイオリンソロ、佐藤芳明のアコーディオンソロと続き、チェロの西方は二刀流となるトランペットソロを披露。最後は赤木が鬼気迫るアドリブ演奏で締めくくると、総立ちになった聴衆からこの日一番の拍手と歓声が送られた。

こうして華々しくスタートした『Yuki Kajiura LIVE TOUR vol.#15』。6月28日の千葉公演からは、女性シンガーたちが加わった通常スタイルの“The Junctions of Fiction 2019”へと突入する。今回は、KAORI、KEIKO、YURIKO KAIDA、Joelleの4人がレギュラー歌姫を務め、笠原由里、戸丸華江、ASUKA(結城アイラ)、伊東えり、Remiが公演ごとにゲストボーカルとして加わる。中でも低音を担当するKEIKOは、4年ぶりのYuki Kajiura LIVEへの参加となるだけに注目を集める。さらに、8月11日・16日の東京公演にはAimerが、8月17日の追加公演にはASCAが初参戦することも決定。FRONT BAND MEMBERSの演奏とともに、彼女たちがどんなボーカル、そしてコーラスワークを聞かせてくれるのか楽しみだ。

Yuki Kajiura LIVE TOUR vol.#15 〜Soundtrack Special at the Amphitheater〜 より Yuki Kajiura LIVE TOUR vol.#15 〜Soundtrack Special at the Amphitheater〜 より Yuki Kajiura LIVE TOUR vol.#15 〜Soundtrack Special at the Amphitheater〜 より Yuki Kajiura LIVE TOUR vol.#15 〜Soundtrack Special at the Amphitheater〜 より

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