馬場俊英の最新LIVE DVDが5月25日に発売。根本要(スターダスト☆レビュー) 、KAN、玉城千春(Kiroro)など多彩なゲスト陣が舞台を彩り、笑いも含め華やいだステージを披露。一夜限りのセッションが、ここに甦る。

昨年、馬場俊英がチャレンジしたのが、様々なアーティストたちとコラボレートをして楽曲を生み出すということ。それを形にしたのが、昨年9月に発売したアルバム『ステップ・バイ・ステップ』だった。参加したのは、伊勢正三、根本要(スターダスト☆レビュー)、KAN、SING LIKE TALKING、加藤いづみ、玉城千春(Kiroro)、池田綾子、光永亮太、森大輔という、馬場俊英の音楽的なルーツを形作った人から日々の交遊関係までが見える面々。アルバム『ステップ・バイ・ステップ』は、何時もの馬場俊英の音楽性とは少し色の異なる、それぞれのアーティストと共演したからこそ生まれる楽曲たちを詰め込んだように、馬場俊英ファンにとってもひと味違う彼の音楽性や歌い手としての魅力を味わえる作品になったようだ。

昨年の馬場俊英は、同作品を手に全国ツアーを実施。各地で、アルバムへ参加したゲストアーティストを始め連日ゲストを迎えたコラボレートライブを行ってきた。そのファイナル公演となったのが、2018年12月20日にNHK大阪ホールで行ったコンサート。この日は、アルバムを彩った根本要(スターダスト☆レビュー) 、KAN、加藤いづみ、玉城千春(Kiroro)、池田綾子、光永亮太、森大輔がゲストとして参加。アルバム『ステップ・バイ・ステップ』の世界観を観客たちの前へリアルに描き出した。

その当日の模様が、5月25日(土)にLIVE DVD『BABA TOSHIHIDE STEP BY STEP CONCERT 2018』として、当日のライブの模様はもちろん。終演後のバックステージの模様や出演者のインタヴューを収録したSPECIAL LIVE DVDとして発売になる。

本作の見どころが、ゲストアーティストと馬場俊英とのコラボレートシーンの数々。何時もの馬場俊英らしいステージはもちろん、ゲスト陣とコラボレートすることで彩り豊かに広がった音楽性も、ぜひじっくりと味わって欲しい。加えて、ゲストたちとの交遊を通し馬場俊英の多様な人間性を覗き見れる面も、この日のコンサートだからこその見どころになっていた。中でも、ゲストとのトーク場面では、知られざる馬場俊英の一面が、ゲストの方々の語りを通していろいろと浮き彫りになってゆく。

この日のために沖縄から駆けつけた玉城千春(Kiroro)とのトークでは、『ありがとうをあなたに』の歌詞にまつわる話から、つい馬場俊英が照れてしまう姿も。根本要(スターダスト☆レビュー)とは、『同じものを見ていた』が生まれる「えっ??」と驚く背景も告白。軽く触れるなら、以前に共作したことを根本要自身がすっかり忘れていたことや、この楽曲を形にしようとしたことが、コラボレート・アルバム『ステップ・バイ・ステップ』へ繋がった話などを、この日の舞台上で語っていた。

ゲストたちとのコラボステージでも、『Maybe Tomorrow』でまさかの歌い直すハプニングも飛びだせば。SING LIKE TALKINGと作った『さよならシティライツ』を、この日だけのスペシャルデュエットとして森大輔と披露する場面も登場。KANとコラボレートした『K点を超えるなら靴擦れを直せ』でのデュエット演奏は、もちろん。KANの人気ナンバー『ロックンロールに絆されて』でもKANとの共演のみならず、ギターに根本要を迎えてロックンロールナンバーをセッションする豪華なコラボレート・ステージも描き出していた。

オリジナルナンバー『金曜日の天使たち』では、根本要と一緒に歌唱する形を取りながら、この日出演したゲスト陣がSTEP BY STEP ALL STARS名義で勢ぞろいし、豪華なセッションを繰り広げていった。さらに、馬場俊英の人気ナンバー『ボーイズ・オン・ザ・ラン』では根本要とKANを迎え、とても力強いライブパフォーマンスを披露。何時も以上に華やかさを増した演奏に触れ、観客たちも両手を高く掲げてなど、身体も気持ちも前のめりでライブを楽しんでいた。

アンコールラストに『最後まで』をSTEP BY STEP ALL STARS名義のもと、参加アーティスト全員でセッション歌唱する温かい場面も登場。そのライブシーンも見どころだ。

まさに、「あの一夜」だからこそ生まれたスペシャルなライブの模様を、LIVE DVDを通してたっぷり味わっていただきたい。

馬場俊英は、5月25日より「馬場俊英 LIVE TOUR 2019~落書きとマスターピース」と題した新たな全国ツアーをスタートする。先にアコースティックスタイルで4本実施。その後、バンド編成で3本、計7本をホールコンサートとして行う。本人も「今歌いたい20曲をデビュー以来のオールタイムから選んだ、ベストセレクション・ツアー」と語っているように、このツアーでは1996年のデビューから数え、23年間の歩みの中で生み出した数々の作品の中から、20曲を選び、届けてゆくライブになる。

歌声を通し、気持ちの揺れを裸のままに届けるアコースティックなステージ。バンド編成では、馬場俊英の心模様を、迫力と臨場感を増した演奏を介すことで、魂を揺さぶる音楽へと昇華。彼の人生観はもちろん。触れた人たちも、その歌声に手を伸ばさずに入れなくなるに違いない。

2007年紅白歌合戦でも歌唱をし、元横綱・稀勢の里関やロサンゼルス・ドジャーズ前田健太投手を初め、多くのアスリートから強烈に支持され続けている『スタートライン〜新しい風』。発表とともにYouTubeなどでも多く視聴され、馬場と同世代の者たちを中心に強く激しい共感で愛された、内村光良(ウッチャンナンチャン)、さまぁ〜ず、TIM、ふかわりょうらによる「NOPLAN」もカバーした9分に及ぶ大作『人生という名の列車』。桑田佳祐が「桑田佳祐のやさしい夜遊び」で自身が選ぶ2012年度の邦楽ランキングのナンバー1に選んだ『平凡』。コブクロも自身のアルバムでカバーし、CD化の際には作家重松清氏からも推薦コメントが寄せられた馬場自身の代表曲でもある『ボーイズ・オン・ザ・ラン』。鉄拳作のパラパラ漫画によるMVが大きな話題となった、須藤晃プロデュースによる楽曲『弱い虫』。「内村光良(ウッチャンナンチャン)初監督映画作品「ピーナッツ」の主題歌となった『君の中の少年』など、馬場俊英が1996年のデビューからこれまでに発表してきた数々の楽曲からどんな歌が披露されるのかも興味は尽きない。

何時だって馬場俊英の歌は一人一人の人生へ寄り添い、いくつになっても夢や希望を抱けることの素晴らしさを教えてくれる。

昨年のコラボレーションで受けた刺激が、自身の楽曲たちへどんな新たな化学変化を与えてゆくのかも興味深い。

これまでにもライブを通して熟成し続けてきた人生のマスターピース(代表曲)たちを、熟練した歌の筆を持つ馬場俊英が、どんな新鮮な気持ちに戻り、"今の馬場俊英らしい姿"として7つのカンバス(会場)へ描きあげるのかも楽しみだ。

TEXT 長澤智典

タイトルとURLをコピーしました