松田龍平、野田洋次郎 将棋の聖地で映画『泣き虫しょったんの奇跡』のヒット祈願

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将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)が、豊田利晃監督により映画化。

松田龍平が『青い春』以来16年ぶりに豊田作品で単独主演を務める本作は、2018年秋より全国ロードショーされる。

幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう―。

主人公の瀬川晶司を演じるのは『舟を編む』で第 37 回日 本アカデミー賞・最優秀主演男優賞ほか数々の賞を受賞し、豊田監督作品には『青い春』『ナイン・ソウルズ』『I’M FLASH!』 と出演を重ねてきた松田龍平。

また、主人公のプロ棋士編入試験を陰ながら支える親友であり最大のライバル、鈴木悠野役にはプライベートでも松田と親交の深い人気ロックバンド RADWIMPSの野田洋次郎。自身も将棋のプロを目指した過去を持ち、 17 歳まで新進棋士奨励会に所属していた経験がある豊田利晃監督の手によって、一度は夢破れた“しょったん”が周囲に支えられながら、再び夢を実現させるためにアマからプロへひたむきに挑戦していく前人未踏の“奇跡”が描かれる!

そんな本作の秋公開に先立ち、新たな門出を祝う絶好の時宜に、松田龍平、野田洋次郎、豊田利晃監督、異色のプロ棋士・瀬川晶司五段の4名が集結!4月9日(月)、勝負の神様で知られる鳩森八幡神社の将棋堂にて、将棋映画として初めてのヒット祈願を実施した。

奉納されている有名な「王将」の大駒の前で祈願を行った後は、4名全員による記者会見へ。いよいよ公開に向けて動き出す本作について、主演の松田は「素晴らしい映画になったので、映画の神様が降りたなと思います。今日は将棋の神様にヒット祈願したので、微笑んでくれたら」とコメント。本作でメガホンをとった豊田監督は、「一人でも多くの人に見てほしい映画になりました」と自信をのぞかせた。

また、自身も日本将棋連盟のプロ棋士養成機関「奨励会」に所属していた経験を持つ豊田監督。会見では、「僕は幼い頃から奨励会にいて挫折した人間で、将棋を憎んでしまったこともあった。瀬川さんの自伝を読んだ時そんな憎しみが消えて、こういう生き方もあるんだと感動して、ぜひ映画化したいと思いました」と、自らも将棋の世界の厳しさを体感していたからこそ、本作の映画化を熱望していたことを明かした。そんな豊田監督は、本作がちょうど監督20年目にして10本目の節目の作品となり、「自分の人生で大きな意味を持つ、将棋の世界の映画を作れたことに感謝しています」として、あらためてその重要性を振り返った。

本作の脚本や原作の印象を聞かれた松田は、「瀬川さんがとても正直に気持ちを書いていらっしゃるなと思って、僕もすべて出し切ってやりたいなと思いました」と、作品への意気込みをコメント。松田演じる“しょったん”の親友でありライバルである鈴木悠野役の野田は、「将棋を全く知らなくても“人生の本”としてすごく面白かったし、こんな人生があるんだとびっくりして。『龍平、絶対やったほうがいいな』と思ったし、参加できるのであればぜひ参加したいと思わされました」と、そのドラマ性に強く惹かれていたことを明かした。

主演の松田と豊田監督は、『青い春』以来16年ぶりの本格的なタッグとなったことについて、松田は「楽しみでした。『青い春』から単独主役の機会がなかったので、気合が入りました。またやれて嬉しいです」と喜びをコメント。豊田監督も「いつも松田龍平主演でどんな映画が作れるか考えている。今回も面白かったです」と語り、両者の“相思相愛”ぶりがうかがえた。さらに松田は、本作の撮影を「結構きつかった」と振り返り、「瀬川さんの半生と繋がる部分を感じたし、今回の映画で色々さらけ出したというか、自分を隠すことなくやらせていただいたなと。それは大変でしたが、そういう映画を豊田監督とできてよかったし、素晴らしいタイミングだったんじゃないかなと思います」と胸の内を語った。

公私ともに仲良しでありながら映画初共演となった松田と野田は、互いの印象について振り返った。

松田は、「才能が溢れ出ている。ミュージシャンとは思えないというか、逆に役者じゃないからそういう空気感が出せるのかな」と野田を絶賛し、対する野田は、「僕が参加した時はすでに現場の空気が出来ていたし、龍平もそこに主演として居たし、圧倒されました」と松田の存在の大きさについてコメント。豊田監督も、松田同様に野田の演技を絶賛しており、「色んな役者さんがいっぱい出ているけど、タイプがひとりだけ違って、新鮮な感じで満足しています。すごく芝居したんじゃないかな」と改めて太鼓判を押していた。

本作では将棋の監修も行っている瀬川五段は、撮影現場にも何度も足を運んでおり、将棋の駒の並べ方やしまい方を含め、プロと同じような作法を役者陣にレクチャーしていたという。瀬川に指導を受け、空き時間もずっと将棋を指していたという野田は、「瀬川さんはプロの棋士として孤独な戦いをしていたが、ミュージシャンもずっとひとりで曲を作ったり、似ている部分がある」と意外な共通点についてコメント。瀬川五段も、「対局はひとりでやるしかないが、映画は皆で作り上げていく、チームプレーなところが新鮮で楽しかった」と笑顔で充実した撮影を振り返った。

同じく瀬川五段の指導を受けた松田は、「瀬川さんの教え方がうまくて、将棋の楽しさを教えてもらいました」と振り返り、瀬川五段からも「最初に比べたら遥かに強くなっている」とお墨付きをもらっていた。キャスト陣は撮影の合間にも常に将棋を指していたといい、一番強いのは松田いわく、奨励会メンバーのひとり・畑中良一役の駒木根隆介。一番熱中して上達したのは瀬川五段いわく、同じく奨励会メンバー・新藤和正役の永山絢斗だったという。

世間では、藤井六段や羽生永世名人などの話題がニュースとして頻繁に取りあげられ、これまで以上に将棋が盛り上がっている昨今。松田は、「将棋が大好きな方にはもちろん、より将棋の熱を上げる映画だと思うし、将棋を知らない人が見ても間違いない映画になったなと。瀬川さんの半生と、奨励会でがんばっている熱い棋士たちのドラマ、その思いを感じられる映画になったと思います」とあらためて本作の魅力をコメント。野田は、「この物語は、どこか浮世離れしているけどまぎれもない現実。どんな人が見ても間違いなく響くし、自分の人生を振り返ったり、この先に想いを馳せる映画なんじゃないかな」と、物語の魅力について熱弁した。

豊田監督は本作を、将棋に詳しくない人や子供から年配まで楽しめる作品にしたと前置きした上で、「個人的には、自分と同じように奨励会を挫折した人に見てほしい。夢破れた経験のある人たちに届けたい」と熱い思いをコメント。瀬川五段は、「あきらめなければ夢は叶うというのが大きなテーマだけど、実際には色んな人たちの支えがあって実現できた。この映画は、ひとりじゃなくて誰かに支えられていることに気付かせてくれるし、全ての人に見てほしいけど、特に個人的には小中学生や、先生方にも見ていただきたいです」とメッセージを贈った。

また、同日に本作のティザーポスターも解禁に!将棋盤を前にした瀬川晶司役の松田龍平が、「負けっぱなしじゃ、終われない」のコピーと共に、何かを決意したような表情を見せる印象的なビジュアルに仕上がっている。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』は、2018年秋公開。

©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 ©瀬川晶司/講談社

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映画「泣き虫しょったんの奇跡」公式サイト
http://shottan-movie.jp/