This is NIPPON プレミアムシアター『Perfume × TECHNOLOGY』presents "Reframe"」2018年3月20日・21日 オフィシャルライブレポート

最新テクノロジーがエンターテインメントの世界を進化させる現場をステージで見せるべく企画された、「This is NIPPON プレミアムシアター『Perfume × TECHNOLOGY』presents "Reframe"」が、3月20日と21日の2日間にわたって東京・NHKホールで開催された。

このイベントは昨年12月21日にNHK総合で放送された、Perfumeの一糸乱れぬダンスパフォーマンスと最新テクノロジーで創られるステージパフォーマンスの舞台裏を解き明かす番組「Perfume × TECHNOLOGY 2017」と関連して実施されたもの。Perfumeの3人がステージパフォーマンス、彼女たちの振付やライブ演出を手がけるMIKIKOが演出と振付、クリエーター集団・ライゾマティクスがインタラクションデザインを担当した。また21日はNHKのオフィシャルサイトやYouTube、Twitter、facebookでイベントの様子がライブ配信され、世界中の人々がPerfumeのスペシャルなステージを体験した。

ライブのオープニングでは、シンクパワーのAPIを用いて歌詞の検索システム、自動音声切り出し、映像切り出しシステムを開発し、過去のすべてのミュージックビデオをカットアップして年代順に流す映像を上映。メンバーがステージに登場してからは、「DISPLAY」や「Butterfly」など普段のライブではあまり披露されないレア曲がパフォーマンスされた。「DISPLAY」では視点の位置に応じて立体的に見えるダイナミックVRを使いつつ、さまざまな形に変形するステージセットにプロジェクションマッピングを投影。「Butterfly」では24台の光るドローンをステージ上で編隊を組んで飛ばし、振付に合わせて動かした。

「FUSION」では、メンバーをモーションキャプチャーした3Dデータの周りに仮想の光源を作って動かすことで、壁に映る3人の影が曲に合わせて巨大化したり変形するという演出が披露された。そして「願い」では今回のイベントのために特設サイトで投稿を募った、ファンが撮影した“大切な写真”の数々を演出に使用。投稿された写真データは画像解析を経てPerfumeのさまざまなMVのワンシーンに変換され、その直後に粒子になってステージ中央で歌うPerfume本人のもとに集められた。

ダンスミュージックを浴びながら観客がスタンディングで盛り上がる通常のPerfumeのライブとは違って、この日は着席で観覧する公演ということもあり、オーディエンスは情報量の多い演出を見逃さないように集中して、緊張感が漂うステージを見つめていた。MCをはさまず1時間にわたって、テクノロジーを駆使したパフォーマンスを絶え間なく繰り広げた彼女たちは、最後に先日リリースされたばかりの最新シングル「無限未来」を歌唱。この曲では天井から床に向けて発射されたレーザーを、まるでメンバーが手でコントロールしているかのようにトラッキングデータを用いて動かした。

ライブが終わると3人は来場者に挨拶。21日の公演では、あ~ちゃんが「古いデータを使って新しいことができるって、画期的だと思いました」、のっちは「テクノロジーは人間が作る、温度や愛があるものだと思ってます。今日のように皆さんと同じステージに立って1つの作品を作り上げるのは、テクノロジーがないとできないことだなと思います」、かしゆかは「3人で積み重ねてきたものや、スタッフさんと作り上げてきたもの、それを観てくれてたファンの人たちの思いが再構築されて、新しいと感じながら懐かしいと思える、心が温まるものができました」と、それぞれこの日の手応えを振り返った。最後にあ~ちゃんが「私たちPerfumeを通して、テクノロジーがもっと身近で温かいものだってみんなに知ってもらえたらうれしいです」と呼びかけ、彼女たちは手をつないで観客に一礼。やり遂げた表情でステージを後にした。

なお、このライブの模様はNHK BSプレミアムにて4月29日(日・祝)にオンエア。国際放送のNHKワールド JAPANでも5月20日(日)に放送が予定されており、世界に向けてこの試みを紹介する。

©上山陽介 ©上山陽介 ©上山陽介 ©上山陽介 ©上山陽介 ©上山陽介 ©上山陽介 ©上山陽介

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