cinema staff、自主企画フェス「OOPARTS 2016」大盛況に終了!

cinema staffの自主企画フェス「OOPARTS 2016」が10月22日、岐阜で最大キャパを誇るライヴハウス、CLUB-Gで開催された。OOPARTSはcinema staffの三島想平(Ba)が中心となり開催され、今年で4年目を迎える。これまでにplenty、KEYTALK、the band apart、LOSTAGE、04 Limited Sazabysなど、若手からcinema staffと同世代のバンド、先輩にあたる大御所まで、毎回自分たちと縁のある様々なアーティストを招聘し、岐阜ではなかなか観られないラインナップを届けることに成功している。

今年のOOPARTSは例年にも増してエッジーなバンドが揃い踏み。1組目のShift Controlは岐阜を中心に活動している地元バンド。ギター・ロックに変拍子を織り交ぜ、静と動で激情を作り出す音像は地元の先輩であるcinema staffと通ずるものがあるが、単なるフォロワーに留まっていないところに次世代の価値観が感じられた。OOPARTSに出演できたことを喜ぶメンバーの姿を見て、このイベントが岐阜の若手バンドにとって全国への登竜門となりつつあることを実感する。2番手の夜の本気ダンスはこれが初の岐阜ライブ。安定感のある演奏と華やかなパフォーマンスで観客のハートを手堅くキャッチ。インパクトの強いリフと太いボトムのダンス・ビートでトランス状態に陥らせ、MCではcinema staffとの初対面のエピソードを明かすなど、終始フロアを大いに盛り上げた。

cinema staffの盟友としても知られる3番手のtricotは、骨太の轟音が作る変拍子と女性的な繊細さのコントラストで魅了。フロアも白熱のモッシュで大盛り上がりなところ、メンバーはステージにcinema staffの飯田瑞規(Vo/Gt)と辻 友貴(Gt)を招き入れ、いまが旬の「PPAP」を引用した「ペンウィーダスン辻ペン(※ウィーダスン=飯田のニックネーム)」でさらに会場を沸かせる。4番手は辻が個人で運営するレーベル「Like a Fool Records」から昨年日本盤をリリースしたイギリスの4人組、Delta Sleep。OOPARTS初の海外アーティスト出演である。一音一音の出す音の強さは海外勢の身体能力ならではか。マスロックでありながら難解さを感じさせない心地よさを生むところに、彼らが頭脳以上に本能的に無邪気に音楽を奏でているように感じた。

イベント後半戦、飯田と辻が学生時代にコピー・バンドをしていたくらい尊敬する存在だという5番手ART-SCHOOLは、グランジ/オルタナのテイストのソリッドな楽曲を多く揃える。激しい音像で繊細な感情を紡ぐことができるのも彼らの強みのひとつ。それはcinema staffにも受け継がれている部分だろう。トリ前の6番手、アルカラはcinema staffの「シャドウ」をSEに登場し、MCでもcinema
staffとのエピソードを次々明かすなどcinema staffに華を持たす。その場をかき回すような奔放さを持ちながらも包容力のあるステージで、観客もそこに飛び込んでいくようにシンガロングやモッシュで応戦した。

そして大トリとなるこの日の主役であるcinema staff。これだけの強豪が集うなか、プレッシャーも大きかっただろうが、どっしり構えた大きなステージングで快調な滑り出し。ひりついていて溢れだしそうなぎりぎりのラインのスリリングな躍動感で、フロアと心を通わせるように音を発していく。久野洋平(Dr)は出演したバンドの名演に対して「次から次へと強いやつがくる(笑)」と語りフロアを笑わせ、飯田も「これだけのかっこいいバンドが自分たちのイベントに出てくれるのは心強い」と感謝を告げた。

だが途中機材トラブルが発生し、飯田が思うように歌えなくなってしまう場面が。彼がフロアに向かって「歌ってくれる?」と言うと、観客がシンガロングで彼らの音を支えた。会場が一丸となって、この日を大団円へ導こうと奮起する様子は、これまでcinema staffが音楽活動で培ってきた信頼関係から生まれた愛そのものだった。もう岐阜という場所も、OOPARTSというイベントも、cinema staffだけではなく彼らを愛する人々にとっても特別な場所になっているのだ。もともと1本1本のライブや音楽制作に真摯に向き合うバンドであるが、これだけ彼らが様々な感情をさらけ出すことができるのは、OOPARTSだけだと思う。アンコールの「海について」で約8時間に渡るイベントは幕を閉じた。

三島の話によると、もうすでに来年のOOPARTSの青写真が出来上がってきているという。5年目のOOPARTSにも注目だ。cinema staffは11月30日にトリプルA面EP『Vektor E.P.』をリリース。同日には東京キネマ倶楽部でHalo at 四畳半、HOWL BE QUIET、Ivy to Fraudulent Gameを招いて自主企画イベント「シネマのキネマ」を行うことが決定している。

取材・文:沖 さやこ
写真:ヤオタケシ

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■Triple A Side EP「Vektor E.P.」トレーラー映像

■リリース情報

2016年11月30日(水)発売
タイトル:cinema staff NEW EP「Vektor E.P.」
価格/品番:¥1,200(本体)+税/PCCA.04467
M1「エゴ」
M2「返して」
M3「ビハインド」
全3曲収録
■予約/先着購入特典情報
全国のCDショップにて、cinema staff「Vektor E.P.」
をご予約頂いたお客様には、先着で下記の特典をプレゼントいたします。数量限定の特典となりますので今すぐご予約を!
■TOWER RECORDS:cinema staff 数量限定オリジナル・ラジオCD「Vektor RADIO -10th anniversary
EDITION-」
■その他一般店:cinema staff「Vektor E.P.」告知ポスター
※一部お取り扱いのない店舗/オンラインサイトもございます。店舗へご確認のうえご予約ください。
※特典は無くなり次第の終了となります。あらかじめご了承ください。

■ライブ情報

cinema staff自主企画
「シネマのキネマ」
日付:2016年11月30日(水)
場所:東京キネマ倶楽部
時間:開場18:00/開演18:45
チケット:前売3,000円(税込、整理番号付、ドリンク代別)/当日3,500円(税込、整理番号付、ドリンク代別)
出演:cinema staff、Halo at 四畳半、HOWL BE QUIET、Ivy to Fraudulent Game

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